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クワイエットルームにようこそ
2007年10月20日公開

クワイエットルームにようこそ

1182007年10月20日公開

hoo********

4.0

自分の居場所作品。

佐倉明日香は、ある朝目覚めるとクワイエット ルームという部屋に拘束されていた・・物語。 原作は未読。 内容はある女性がある精神病棟に入るお話。 ちょっと、屈折した自分探しの旅かな。 あんま期待してなかったが意外にツボでした。 ワシのまわりも既婚者が多くなったが、夫婦間の話題だけは 親しくとも話される事は少ない。当然こっちからも聞かない。 そういう話題は触れないのが暗黙の了解のルールなのだと思う。 ただ、飲みになんか行くとポロっと愚痴まじりに聞く事がある。 恋愛とはまた違う、生活感溢れる生々しい夫婦話は 平々凡々な人生を送っているワシにはタメになる事ばかりだが 話を聞くと意外に知らん現実が多く、改めて無知だなと思う。 実際、司法トラブルも書士友人曰く家庭系だらけらしいから この作品の主人公の前の旦那との過去話は誇張に見えるが 現実でも実はこういう類の事柄は普通なのかもしれないと感じる。 この作品の明日香はどちらかと言えば妻としての身分ではなく 人や女としての生き方をしたがる系。今の時代主流ですね。 生活を支えれなくなった時の加速、そして官九郎演じる鉄雄 との関係はどうなるのか?となかなか興味深く観れました。 確かに夫婦といっても・・そりゃ恋愛真っ最中辺りであるならば お互いLOVEパワーが満タン状態なので、何でも受け入れ状態だが ひとたび落ち着けば所詮は人間同士。常々、持続状態というのは難しい。 前はこんな人じゃなかった・・話を聞いてくれない・・つまらない・・ ただ、養ってる側からすりゃ、仕事も決して楽なものではないしねぇ。 帰ってきて男女共興味のない話をボディブローのように毎日受け入れ られる人間は現実は多くはないだろう。どちらにしても末期での修正は無理。 中間辺りでいかに軌道修正できるかが鍵なのかもしれないですね。 まあ、そういう事に気づかない人間は何やっても無駄だろうけど・・・。 本作の裏が夫婦話ではあるならば、表は精神病棟話がメインで描かれてる。 コチラ側の描写はお茶を濁す形のややコメディ系。女性だけの病棟、 ただワシは女の園に対してあまりイメージがよくないんですよね。 何故かというと打算で、したたか女が一部混ざったりするからで・・ 本当はソイツの事を嫌いなのに、平気で待ち合わせ場所とかで ひさしぶり~っε=(ノ⌒∇)ノヽ(∇⌒ヽ)て笑顔で手を合わせる滑稽さ 3人組の理由が片割れが休んだ時に孤独回避の戦略的互恵関係だったりと 情や義好きなワシからするとそういう面を見るとゾッとしちゃうからです。 (男は男でまた違うパターンでのクソ野郎共はいるわけですが) それに精神病棟なんて閉鎖された負のコミュニティ。 まとまな人間であるならば当然この空間に違和感や嫌悪感がなくはない。 それはコチラ側の人間が臭いものに蓋をしている証拠だろう。 世界から世間から現実から逃避した者達の居場所。 だけども 今作ではこの世界を面白く垣間見れました。そして彼女達が純粋に思えた。 一緒になって何かを達成した喜びをわかち、看護士が泣くシーンでは感動すらあった。 もちのろん!所詮は演出であるのも重々承知だけどさ。 ただ、ワシはいろいろの物事はバランスが大切と思っている所がある。 裏ではありえなさそうな夫婦の現実・・表ではありえそうな病棟での演出・・これもまたバランス。 だから、ワシはこの彼女達の人間性演出が好きであり・・現実型のベタが好きなのでありんす。 ちなみに余談だが 現実とアッチ世界をうろうろしてる精神状態の人間のアッチ側話は絶対に肯定してはいけない。 下手するとその人間は完全に戻ってこれなくなるし。 でも、もちろん全否定ではく事実確認してでの全否定である。時に現実も混ざってるので・・ね。 あやふやな返事や下手な優しさは100%の偽善。すぐ、めんどくさいと感じる人間は関わるべきではない。 精神系なんて実質、人の数だけあるでしょう。 思い込みが激しかったり、真面目な人間こそコロっと言ってしまう世界。 人間ってのは・・ね・・いや、ホントいろいろですよね。あれっ・・逃避する感想になっちゃった・・・。

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