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第5話と第9話が好きです。

  • shinnshinn さん
  • 2019年3月16日 4時08分
  • 閲覧数 105
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

2007年劇場公開の、珍しい邦画のオムニバス映画です。すべての短編が昭和歌謡のヒット曲をモチーフにしていて、昭和の人間には面白い企画だと思う。評価は低いようですが、コテコテにベタな作品や、監督の感性がひときわ特異でシュールなものなど、もう少し好意的に見てあげてもいいのでは。ただし、お若い方には、聞いたこともないような曲で、思い入れが発生する余地がないかも・・・。


第5話(女のみち)の公衆浴場のサウナルームで、モンモンの入ったヤクザ(宮史郎)にからまれる青年のお話がクスっと笑える。「私がぁ~捧げた、その人に~。あなただけえよと、すがああって泣いた~」この次の歌詞がどうしてもヤクザには出てこない。これを宮史郎本人がやるので、何だか可笑しい(昭和の人間、限定の笑いなのだが)。青年は歌詞を思い出すまでサウナルームから出してもらえない。バカバカしくて笑えました。


第9話(逢いたくて逢いたくて。歌・園まり)の引っ越したばかりのアパートで、前の住人(ベンガル)の机の引き出しから何通もの恋文が出て来るお話が、構成力(お話の引き込み方)、演出、カメラ、曲の使い方、キャスティングなど、極めて優れていると感じました(やっぱり、矢口史靖(しのぶ)監督でした)。


第10話(みんな夢の中)のみんな、すっかり中年になってしまった小学校の同級生の、ノスタルジックな回想シーンもなかなかに味があります。


オムニバス映画はどうしても、各短編を比べるので、自分なりに優劣をつけてしまう。なので、すべてのお話が満点という訳にはいかないのですが、一話や二話は印象に残るお話もあるので、全滅という訳でもないところがいいのかも・・・。本当は、噺家の名人会のようなオムニバス映画になれは理想なのだろうけれど・・・。本作が第8話(乙女のワルツ)と第10話(みんな夢の中)に出演されている鈴木ヒロミツさんの遺作になりました。

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物語
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