2007年5月26日公開

ひめゆり

1302007年5月26日公開
ひめゆり
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作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

沖縄戦に動員された222名の「ひめゆり学徒隊」は負傷兵の看護や水くみなどに追われたが、米軍に追い詰められ、沖縄本島南部で解散命令を受ける。その後の数日で、米軍が包囲する戦場に投げ出された彼女たちは100名以上が亡くなった。看護活動をした病院壕や友人を失った海岸で、戦場を生きのびた元学徒たちが当時を振り返る。

シネマトゥデイ(外部リンク)

作品レビュー(50件)

悲しい24.6%切ない20.5%泣ける16.4%恐怖12.3%絶望的9.0%

  • c********

    5.0

    第一級のドキュメンタリー作品

    沖縄の「ひめゆり学徒隊」の生存者の方たちによる当時の証言を主体としたドキュメンタリー作品です。 戦場の最前線に放り込まれた当時10代後半の女性がその場で見たこと感じたことを語ってくれています。政治的な話はありません。体験を語っているだけです。 作品がとても丁寧に作られているという印象で映画作品のひとつとしてオススメします。 この作品は生存者の方の意向でテレビやネットでの上映やDVDなどの媒体での販売は行わずシアター上映でしか観ることができないそうです。お見逃しなく。

  • mkn********

    5.0

    結局、個々人の意思と誰と行動したか。

    第二次世界大戦については、まだ生存者もいることから感情的なしこりがあって、冷静な議論がしにくい面がある。 特に沖縄県民は47都道府県の中で唯一軍官民一体となって戦い、この時、完全に日本人であった、少なくとも他の都道府県民よりも日本人的だった。 「沖縄県民斯ク戦ヘリ」とはそういうことなのだ。それは軍国教育の結果なのだろうか?否。自分に所縁のある土地、共同体、人々を守ろう、守りたいという感情は、社会的動物である以上、多くの人が持つものである(「個人第一」で家や社会への意識が薄まりつつある現代では考えられないだろうが。)。 教育の成果であるならば、壕を脱出する時に先生から「早まったことはするんじゃないぞ」と言われたことも墨守するはずだ。 沖縄戦については、とかく軍が悪玉にされてきた。しかし、映画では壕から住民を追い出す兵隊もいれば、女学生が自決幇助を懇願した時に「僕には君達を殺せない」と言った兵隊、壕を囲まれた時に女学生に対して「君達は非戦闘員だから投降しても大丈夫」と言った兵隊もいた。また、最後に流れる「別れの曲」は日本軍将校が作詞したものだ。そう、結局、人なのだ。 同じ場所にいても、「殺してください」と言った人と「撃たないで」と言った人が、手榴弾を爆発させて自決した人と、手榴弾のピンを抜かなかった人がいる。 それを十把一絡げに「軍の命令(教育)の結果~」と言うのは、在特会の「在日朝鮮韓国人は~」、反基地活動家の「在日米軍がいるから~」というのと同根である。 「アメリカ軍は捕虜をとらない。男は殺され、女は辱めを受ける」と言われていたが、映画に出てきた人達について言えば、そんなことは無かった。しかし、沖縄に限らず、連合軍兵士による捕虜・住民虐殺があったことは事実であるし、戦後、沖縄初め連合軍が駐留した先々でレイプ事件が起きたことを考えれば、当たらずと言えども遠からず。しかし、これにしても虐殺や強姦をしたのは人であり、何かしら名前を持った個人である。 それを「軍が~」などとまとめて言ってしまうのは、「軍は悪で、住民はあくまでも被害者」という主張を守るためなのか知らないが、問題の根源を見えなくし、責任の所在をかえってあいまいにし、ひいては史実を曲げる行為にもなりかねない。 この映画は、そのような幼稚な歴史の見方をしない。女学生の体験を史実を織り込みながら、余計なイデオロギーを排して淡々と映している佳作である。

  • stu********

    5.0

    秀逸な映画、画評を貶めかねない沖縄活動家

    柴田監督は「沖縄から米軍基地が無くなったら中国に侵略されると言う人がいるんですが、本当にそうでしょうか?」という発言はするが、常識的でマイルドな思考の人のように感じた。 映画の作りも丁寧で、従来の、とにかく「日本軍」を悪玉とする一面的で偏った沖縄戦評価とは一線を画している。個々の証言者にはそれぞれ色があるのだろうが、そういったものをあまり出すことなく、「経験したこと、その時思ったことを教えてください」という純粋な気持ちで映画が作られている。 問題は観る側。上映後の監督との質疑応答で、質問や感想を述べたのは大体「沖縄活動家」と思しき面々。それも質問というより、自らの政治的主張が主だ。 ◇中年男性 この1年の政治状況を見ていると息子を日本で育てたくない。日本の政治家はこの映画を観るべき。政治家はこの映画を観ているのか? ◇中年女性 今、道徳の授業を新設して国家のために犠牲となることを教えようとしている。そんな中で政治家が見ても「犠牲になってくれてありがとう」と思うだけなのでは。 彼等は映画をちゃんと観ていたのだろうか?この映画から上記のような「質問」や感想が出てくることがまず驚きだ。まるで付け足しのような質問・感想。単に自分達の主張に都合の良さそうなこの映画を利用しようとしているだけなのではないだろうか? 彼等は政府を批判するが、彼らもまた沖縄を時には盾とし、時には矛として利用している。彼等の政治活動の道具として利用される沖縄ぞ哀れなり。 柴田監督も彼等には、かなり慎重に言葉を選んで返していた。 『ひめゆり』のDVDは悪用を防ぐ為に出さないと聞いたが、その判断は正解だ。

  • mpg********

    4.0

    証言集のドキュメンタリーNo.1作品

    [50代男です] 沖縄戦での、ひめゆり隊の生存者たちのインタビューだけで構成されたドキュメンタリー。 まず、証言するすでに高齢の彼女たちがみな、非常に頭がよく、理路整然とした素晴らしく聴きごたえがある話を聞かせてくれることに驚いた。 それはただの体験談なのだが、これまで他で聞いたどんな兵士たちの戦争体験の話よりも、引き込まれ、ただ言葉を聞いているだけなのに、映像は証言者の姿を映すか現在の沖縄の風景を映しているだけなのに、彼女たちの見た光景が目の前に広がり、脳裏に焼き付くような生々しさがある。 戦争体験の証言だけのドキュメンタリーなんて、暗くて見る気がしない、なんて思っている人も、これは観て欲しい。 これを観た時間は、たんなる悲惨な話を聞かされた時間ではなく、証言者たちとともに、リアルに当時の現場を体験したかのような視聴感が残る作品になっているのだ。 本当にこの証言者たちは凄い。

  • tms********

    5.0

    ネタバレ是非、観てほしい。

    このレビューにはネタバレが含まれています。

スタッフ・キャスト

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基本情報


タイトル
ひめゆり

上映時間

製作国
日本

製作年度

公開日