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スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ (2007)

監督
三池崇史
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2.95 / 評価:860件

解説

『インプリント ~ぼっけえ、きょうてえ~』など、海外でも絶大な支持を得ている鬼才監督、三池崇史が放つ異色和製ウエスタン活劇。『荒野の用心棒』を思わせるマカロニウエスタンに、源平の戦いという時代劇の要素を大胆に融合させたユニークな世界が展開する。キャストには伊藤英明、佐藤浩市、伊勢谷友介ら日本を代表する豪華な顔ぶれが集結。全編英語セリフ、演歌界の大御所、北島三郎が歌う主題歌など、常識を覆す型破りな演出に圧倒される。青い眼の武器商人役でクエンティン・タランティーノが出演しているのも見逃せない。

シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ

とある山奥の寒村、源義経率いる源氏ギャングと平清盛率いる平家ギャングが、村に言い伝えられるお宝をめぐって血なまぐさい抗争を繰り広げていた。そこへ、心に傷を負った流れ者のスゴ腕ガンマン(伊藤英明)が現れる。彼がどちらの用心棒につくのかそれぞれの思わくがぶつかり合う中、源平の戦いは、さらに激化してゆく。

シネマトゥデイ (外部リンク)

映画レポート

(C) 2007 Sukiyaki Western Django film partners
(C) 2007 Sukiyaki Western Django film partners

「スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ」驚くほどマジメに、“マカロニ魂”をリスペクト

 始まるや否や、“孫悟空”ご一行相手に、タランティーノが驚異の早撃ちプレイ! さらに、オールスター・キャスト入り乱れてのバイオレンスの饗宴が展開。サブちゃんのこぶし唸るエンドロールまで、すき焼きどころか寄せ鍋だ!!

 これまで、風呂敷を広げすぎたあまり、収拾つかないこともあった三池作品。だが、今回は驚くほどマジメに、“マカロニ魂”をリスペクト。十字架に、棺桶、墓場、ガトリング銃といった、「続・荒野の用心棒(原題:ジャンゴ)」アイテムを登場させるほか、「荒野の用心棒」「夕陽のガンマン」などのオマージュの応酬。それだけに、「ビリィ★ザ★キッドの新しい夜明け」や「EAST MEETS WEST」が子ども騙しにみえる、マカロニ独特のカタルシスを感じさせてくれる。じつはリアルタイムなマカロニ世代じゃない監督だが、本作に対する真っ直ぐな姿勢は、リアルなラス・メイヤー世代じゃないタランティーノの「デス・プルーフ」に対する姿勢と同じ。その結果、現代の日本映画界でもまだまだグラインドハウス映画ができることを実証した。しかし、同時に見られる“桃井かおりリスペクト”だが、彼女の流暢な発音ゆえ、全編英語というギミックのひとつが空回りしたことは否めないだろう。(くれい響)

映画.com(外部リンク)

2007年9月6日 更新

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