あらすじ・解説
お見合いパーティーなどを主催するイベント会社社長のヨコケン(玉山鉄二)は、会場で一流商社に務めるミタゾウ(窪塚俊介)と出会う。2人は美術商の黒川(津川雅彦)から大金を奪い取ろうと計画するが、黒川の娘・クロチェ(香椎由宇)に見つかってしまう。その後、クロチェと再会した2人は、黒川から10億円を奪う企てに乗らないかと誘われ……。
シネマトゥデイ(外部リンク)
作品レビュー(8件)
- tak********
3.0点
かる~いクライムサスペンス映画です。 まーwowwowですから期待せずに… 頭も使わずボーとしながら見ても大丈夫です。 見所は香椎由宇のシンメトリーなお顔かな。 何箇所か笑えるシーンがありました。 アレッ? 犯罪映画の筈だったのに… お暇な時にどうぞ。
- koo********
3.0点
さんの小説が好きで見ましたが残念な出来映えです 何故奥田さんの小説を映像化するとこうもつまらなくなってしまうのでしょう?原作はとても面白いのに 監督のせい? もう少し気合い入れて作れや
- a1p********
3.0点
先に。評価は3です。(上からでごめんなさい。) 本編では、玉山鉄二くんの演技が冴え渡ります。暇つぶし程度に見れば結構おもしろいと思います。 奥田英朗さんの原作「真夜中のマーチ」の爽快な感覚を失わずに映像化できている印象でした。 奥田英朗さんが書く「この種類」の本は、読めば気持ちを明るくさせてくれることが魅力だと思います。 元々チープな人間関係から生み出された話なので、作品全体がチープでも問題ないかなーと個人的には思いました。 残念なのは、香椎由宇ちゃんがちょっと印象が違うところですね。うーん、玉山鉄二くんと窪塚俊介くんに圧倒されています。 印象が違っても、3人がぶつかり合えば、もう少し見応えがあったように思うんです。 そこが勿体ない。そのために彼女のシーンがちょっと長く感じてしまいます。 徐々に各自の得意分野を生かしていき、その中で長所、短所ともに持った人間たちの友情が生まれるところも、玉山鉄二くんと窪塚俊介くんしか見えてこない。 ここが巧くいけば、作品がもっと盛り上がったと思うので惜しいです。 ストーリーの緩急は原作に敵いませんが、玉山鉄二くんは、予想以上でびっくりしました。 あと、山内圭哉さんが笑えますね。
- ino********
4.0点
マイナーな割りに見ていて意外と面白い作品でした。 原作は、直木賞作家の奥田英朗の小説で、脚本はデスノートの大石哲也とのこと。 映像・音楽も結構かっこ良く、映画の雰囲気を良くしていました。 ひょんなきっかけで出会った3人(イベント会社の社長と一流商社の御曹司!?と美術商の娘) の3人が10億円を狙いトリックを仕掛ける展開。 全般を通じてベタな感じなんだけどなんかイイ。 ラストも何でかちょっとジーンときてしまいました。
- taj********
3.0点
10億円入りジュラルミンケースが隠された、新大久保「七福飯店」。クロチェ(香椎由宇さん)が次々と注文します。ピータンにチャーハン、酢豚、麻婆豆腐…。そして厨房に立ちあがる炎。諸般の事情でかれこれ40時間絶食していた僕は、ここで何かが切れたのであります。 「ぬぉーっ!腹減ったぁあ~!」(もちろん心と腹の叫び) 何が言いたいかというと、「映画を観るコンディションは、自分の健康状態に大きく規定される」と。本作の第一感想がこれって、どうなんでしょう(笑)。 昨日は2000人と一緒に重厚な作品を観ましたが、今日は一変、40席の箱で2人しか入ってないサスペンス・コメディー&アクションです。TIFF後のプチ燃え尽き症候群なので、緊張感がまったく抜けていました。ファーストレビュー投稿の栄誉だけをモチベーションに書きます。おいおい。 全体的な印象は、役者A級+作りC級、足して2で割るとB級映画ど真ん中です。怪しい大金が怪しい連中を回っていく点では「ヒート アイランド」そっくりです。イケメン(外見)狙いならば「ヒート アイランド」、それなりの人物描写を求めるならば本作を選べばよいと思います。 主人公は3人、ヨコケンこと横山健司(玉山鉄二さん)にミタゾウこと三田総一郎(窪塚俊介さん)、クロチェこと黒川千恵。彼女の父・黒川春雄(津川雅彦さん)が集めた怪しい10億円を、ヨコケンの兄貴分で渋谷ヤクザ組長・古谷哲永(山内圭哉さん)や謎の中国人(諏訪太朗さん)3人組との間で奪いあうストーリーです。まんま「ヒート アイランド」やんけ! 前半ではヨコケンのわがままな性格にいらついたり、映像の安っぽさに肩を床までがっくり落としたりしましたが、中国ヤクザが金を奪っていったあたりから、 「ありゃ、あれ、おー!ズルズルいけるわこれー!」 なんかうどんのレポートみたいだ(笑)。本当に空腹だったのです。ま、終わってみれば楽しい映画でした。現金を取り返すアイデアも、彼らは実はダミーケース(中身は雑誌)を中心に回していたりして、非常に面白いトリックだと思いました。 原作は奥田英朗さんの同名小説。個性的な人物設定と物語展開が魅力の作風そのままに、映画の登場人物は人物がよく練られていたと思います。たとえば、クロチェは作品上「魔性の女」的ポジションにいました。「ヒート~」のナオだと、同様の役どころでもアイテムガールにしか見えなかったのですが、本作ではクロチェと父親の家庭環境が詳しく描かれていたので、彼女がそう振る舞う理由がよくわかりました。ミタゾウは「悩める若手商社マン」、このように、楽しいだけではなく家族や職業の話題も含まれている作品です。ところで、ミタゾウは最後の場面でキリバスへ旅立ちます。『サウスバウンド』にしろ本作にしろ、奥田さんは南の島にこだわりがあるのでしょうか。 そんな人物像を造る役者陣も、有名どころを揃えただけに安心して観られました。津川雅彦さんは「サラリーマン金太郎」に近い声の雰囲気かな。好演は玉山鉄二さんです。去年の「手紙」や今年の「フリージア」いずれとも重ならない役柄を自然に魅せていますし、そもそも作品毎に別人みたいな容貌になっていて驚きます。今回はオツムの多少足りないキレ役ですが、演技に緩急がついていたので、終わってみれば、僕の中で愛すべきキャラになっていました。 で、かなり大きな問題点。撮りかたがテレビドラマの域を一歩も出ていません。 制作がWOWOWということもあるのか、映画とは言い難いチープさが漂っていました。抽象的な言いかたをすれば、画面の組み立てに思想を感じないというか…。これだけの俳優をかき集めただけに、相当急いで撮影された雰囲気です(撮って出しとまではいかずとも)。考えてみれば本作、津川さんや香椎さんが出演していて渋谷シネ・ラ・セットという小規模館(約40席)単独公開なのですから、なにかワケがあるのは明白ですね。充分な予算と日数をかけていれば、「サウスバウンド」を超えるドタバタ映画になれたとも感じるだけに、残念な気分です。 ご飯食べてからレビュー書いているので、冷静に欠点が指摘できました。松濤公園にハロウィンのガキが集まっていても、センター街にカップルがあふれていても、僕の心は穏やかです(笑)。 そういうわけで、テレビドラマ的要素があると知ったうえで序盤さえ乗り切れれば、スピーディーな展開と彼らの知恵比べをかなり楽しめると思います。「ヒート アイランド」ご検討中のかたをはじめ、この映画を今週の選択肢に入れていいかもしれません。どちらも渋谷で上映されてますし、周りに食べ物屋も豊富ですから。 余談ながら、シネ・ラ・セットから松濤への道にあるカレー屋さん「リトルショップ」は、味・量・価格ともに大満足です。昼間しか営業してませんが…って、まだ腹減ってるのかよ!
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