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スターダスト (2007)

STARDUST

監督
マシュー・ヴォーン
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3.76 / 評価:668件

ヘンリー・カヴィル目当てで鑑賞してみた3

  • koj******** さん
  • 2015年12月28日 23時40分
  • 閲覧数 1773
  • 役立ち度 3
    • 総合評価
    • ★★★★★

『モンテ・クリスト伯』『トリスタンとイゾルデ』と、正統派古典劇が続いてきた所に変わり種挿入! 今年『キングスマン』が大ヒットしたマシュー・ヴォーン監督のファンタジー大作『スターダスト』。
前作の『レイヤー・ケーキ』は急ごしらえの監督だったので、実質この作品がヴォーン監督の正式デビュー作とも言える。

それでも、ロバート・デ・ニーロ、ピーター・オトゥール、ミシェル・ファイファー…と、錚々たる大物俳優陣が出演しているのはどうしてなのか? 監督の人徳?? ナレーションの渋~い御声は、サー・イアン・マッケランという豪華さ。凄いですね~。

ただ、その分…と言うと失礼だが、主役の男女二人が大層地味。

最初に出てきたベン・バーンズ(カスピアン王子だ~)が主役なのかな? と思いきや、一瞬だけでフェードアウト。真の主役は、彼の息子くんなのでした。
このトリスタン(!)、町一番の美女に片思い…というか、典型的な「恋に恋してる」状態なのだが、その盲目っぷりが余りにも愚か過ぎて呆気。こんな男に惚れる女はいないぜ! と思った通り、当の美女・ヴィクトリアもまーったく相手にしていない(利用するだけ利用している←賢いと思う)。

で、そんなアホの子・トリスタンが出会うのが、”お星様”イヴェイン。彼女をクレア・デインズが演じている訳だが、私は残念ながら、彼女の事を一度も”美人”と思った事が無くてですね…。
というか、『ロミオ+ジュリエット』しか観た事がないからダメなのかもしれない。あの作品、ほんとロミオが綺麗すぎて「あれ、ジュリエットいた?」と思うくらい影が薄かったから。

まぁそんな訳で、「初登場ダサい・中盤イケてる風にイメチェンしても微妙」なトリスタンと、「いつまでたっても美人に見えてこない(のに劇中で光り輝くほどの美女と言われる)」イヴェインの、あーでもないこーでもない恋愛模様は正直どうでも良いから苦痛だった(苦笑)
これが、誰もが認める美男美女が、お互い憎まれ口を叩きつつ心を通わせる…という模様ならもう少し楽しめたと思うのだが。

配役で言うと、ミシェル・ファイファーによくぞ魔女役を振った! という感動はある。あの人以上の適役はいなかったかも…というほどハマっていて、彼女自身も絶対楽しんで演じていたと思う。最後の戦いはなんか手加減してくれた(笑)が、多分、彼女が一番劇中で強かったよなぁ。魔法も物理もイケイケで素敵!

デ・ニーロは流石に上手いし、特殊性癖の持ち主というのもキュートで良かったと思うが、キャラの作り込みが中途半端な印象。何でかな~と思ったら、キャプテンは原作小説には出てこない映画オリジナルだそうで。そのせい?
キャプテンの秘密も全部知っていて、それでも彼を思って知らんぷりを貫いていた部下たちの方がキャラが立ってたな。

最も好きだったのが、オトゥール演じる王の息子たちである、7人の王子様方。
初登場時で既に4人しかおらず、すぐにプライマス・セプティマスの長兄・七男の2人だけしか生き残れない…という、王子様なのに過酷な運命(笑)
「俺が次期王だ!」と兄弟の足の引っ張り合いに精を出すも、いざ死んで幽霊になると、「あー! お前、危ない危ない!」とか危険を知らせたり(声は聞こえないのだが)、あんたら仲良いのか悪いのかハッキリしろ! とニヤニヤしてしまった。

プライマス役は、後にヴォーン監督の『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』で超カッコイイ悪魔のアザゼルを演じるジェイソン・フレミング。
セプティマス役は、つい昨日の『トリスタンとイゾルデ』にも出ていたマーク・ストロング。いずれもヴォーン組の常連。
そう言えば、冒頭の天文観測所のシーンで望遠鏡を覗いている科学者さんは、『キングスマン』でパーシヴァル卿を演じていた、ヴォーン監督の幼馴染(一般の方ですがとてもハンサム)だそうで。
ストーリー展開や細部の粗さは目につくも、そういう気心の知れた仲間たちと、監督が楽しんで作った作品なのだというのは伝わってくる。


で、ヘンリー・カヴィルが演じたハンフリーですが…。
正味5分も無いかな、出番(笑)

トリスタンの想い人・ヴィクトリアの婚約者で、「貧乏人には優しくしてね」とか言われていたので、多分上流のボンボン。
噂の”金髪・口髭”は、確かに「誰やねん!」という感じだったが、やっぱりハンサムだし似合ってる。「お前って何か取柄あるわけ?」と煽ってくる嫌み~なセリフも、凄~く良い声で満足。最後の式典シーンでは、何故か微妙にピョコピョコ身体を動かしていて「可愛いッ…!」と思ってしまった。
そりゃあ、キャプテン・シェイクスピアも色目使いますわ! でも、何故それに対して嬉しそうに微笑み返すのだ、ハンフリー!(笑)

こういう、意味不明なくせに意図的な演出をするのが、ヴォーン監督の喰えない所なんだけどね。

詳細評価

物語
配役
演出
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音楽

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