神さまは「きっかけ」を与えてくれる
- りゃんひさ さん
- 2013年1月13日 10時22分
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2013年、DVD鑑賞1本目は、スティーヴ・カレル主演の『エバン・オールマイティ』。
ジム・キャリー主演の『ブルース・オールマイティ』の兄弟編のようです(これは未見)。
劇場公開の寸前までいって、各種映画雑誌などでも紹介されていたのですが、やはり、主演がスティーヴ・カレルで、神さまに「おまえはノアになって、箱舟をつくるのだ」というハナシは、日本では受けないと判断され、DVDスルーとなったもようです。
さて、映画・・・
テレビキャスターのスティーヴ・カレルは、「世界を変える」を合言葉に、米国下院議員に当選。
議員連などが住む新興の高級住宅地に引っ越したところ、モーガン・フリーマン扮する神さまが現われ、「おまえはノアになって、箱舟をつくるのだ」と告げられる。
「まさか・・・」と思っているうちに、どんどんと彼は旧約聖書に出てくるノアに近づいていく・・・・
箱舟をつくるのは洪水から新興住宅地のひとびとを救うのが目的なのだが、聖書のハナシどおり、洪水なんて起こる気配はない。
神さまが現われたのは、ひとびとを救うことも目的のひとつだけれど、スティーヴ・カレルが「家族との絆を強めたい」と願ったからでもある。
モーガン・フリーマンの神さまが終盤、彼にいう言葉に、ぐっときました。すなわち、
「神さまに、家族との絆を強めたい、と願ったら、神さまは「強い絆」を与えてくれるのか。
いや、そうではなく、家族との絆を強める「きっかけ」を与えるのだ」
なかなかいいでしょ。
こういう善いエピソードがはいっていることが良質なアメリカンコメディの証です。
評価は★3つ半としておきます。
<追記>
終盤、トーゼンにして、洪水のシーンがあります。ご理解の上、ご鑑賞ください。
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