2007年9月8日公開

ミルコのひかり

ROSSO COME IL CIELO

1002007年9月8日公開
ミルコのひかり
4.4

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作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(46件)


  • ca2********

    5.0

    11年前に観たのに

    かなり前の公開時に観たのに、まだ心に残っています。 映像の美しさ、子役達の愛らしさ、脚本、もちろん音楽。全て良いです。 感動する良い映画は?と聞かれるとこの映画の名前を答えています。 まだ若かった当時、この映画の後にニューシネマパラダイスを観たのをおぼえています。

  • spf********

    5.0

    久々に感動

    文句なしです。 滅多に★5はつけないのですが、他の作品で4を付けたならば、 この作品に5を付けない訳にはいかないと思いました。 ユーザーレビューの高さの通り、 映画祭等でもっと評価されてもよかったのでは? と思ってしまいます…。

  • oce********

    4.0

    たとえ目が見えなくても

    実在の人物ということで多少の脚色がなされていようとも、真実味という点で嘘が見えない物語。 10歳のミルコは事故によって視力のほとんどを失ってしまう。 それによって心を閉ざしてしまい、盲学校でも打ち解けられない日々。 しかし見つけたテープレコーダーによって、ミルコは目に頼らない世界を知ることになる。 目が見えないからといって人生が終わるわけではなく、別の人生を送ることを決意していく過程が自然に描かれている。 少年ならではのアイデアによって映画館の件だとかも哀愁がある。 最後の劇での粋な計らいも好感が持てる。

  • とみいじょん

    5.0

    世界はこんなに美しい

    ”障害者”なんて枠で括らないで、人の可能性を観てほしい映画です。   心の中に湧き上がる躍動感・想像力で自分の枠を超えていく子どもたち。   その子どもたちに触発されて湧き上がった信念で自分の枠を破る教師。   そうして、観る私も今まで見(聴)落としていた世界に心が解き放たれていく。 画面はダーク系なのに、ああ、なんて色彩があふれているのだろう。かえって豊かに感じる。   「青ってどんな色?」「自転車で走る時に頬をなでる風の色だよ」そう、そうなんだ。   シャワーの音を雨音に見立てる等で作る四季を表す音響詩。心が躍る。   日々の生活の中にこんなに美しいものが埋もれていたんだ。 そして、少年たちの中から溢れ出る躍動感。目が見えなくったって、鬼ごっこはしたいし、木登りもしたいし、自転車だって飛ばせるし、チャンバラ?もしたいし。お姉さんの体にだって、恋話にだって興味シンシンだし(笑)、映画だって楽しい!!!心の中に英雄だって、お姫さまだっているし、ドラゴンだって飼っている。当たり前のことなんだ。 実話を映画化した感動物語なんだけど、この映画を手あかに染まった教訓物語にしていないのは、子役たち。   オーディションで選ばれた視力が機能している子と視力が機能していない子が混ざって演技している。「~どんな色?」というシーンはミルコ役のルカ君(視力が機能している)とフェリーチェ役のシモ―ネ君(視力が機能していない)のアドリブなんだそうだ。他にもあの場面、この場面、子どもたちが本当に楽しそうに笑い、冒険する。生きている。   そんな彼らの姿を、アドリブを切り捨てずに、自由に動かさせ、紡ぎだした監督の力。 校長先生が悪役になっているけど、障害者にああいう生き方を押しつけているのは世間。「怪我したら危ない」からやっちゃだめ。今までの道を歩めば安全・安心。新しい道を開拓するのは危険だし、苦労が伴うよとの老婆心。障害者にだけでなく、ほとんどの子どもたちはこんな風にがんじがらめ。でも、ミルコ達を助けてくれた工場の人々のように、共に暮らし、楽しんでいる人たちだっている。安易な統合教育はかえってその子の力を潰すこともある。統合教育は言うは易く行うは難し、何が正解かわからないけれど、その子自身の持ち味を活かせるようにできたらいいなと切に願う。 心の翼を拡げたくなった時、世界の美しさを思い出したくなる時に観たくなる宝石のような映画です。観てください。

  • mk0********

    4.0

    ネタバレ「言葉と音楽と映画と」

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • and********

    5.0

    ネタバレ表現の自由、生きる喜び

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • mn2********

    4.0

    うーん、これもいい映画

    去年公開された、イタリア映画です。 チェックが甘く、見逃していました。 なんとなく題名「ミルコのひかり」って、題名記憶にあり、 借りて見たものです。 実話です。幼い主人公、 彼は、今、イタリア映画界の音響編集のお偉方になっているみたいです。 ミルコ、10才。家の銃で、遊び、事故。 失明します。 視覚がなくなった中、 彼は、「音」に「ひかり」を見出します。 ただこの映画、物語、 単純ではありません。 「障害者は、この世界だけに」って、当たり前ですが、古い感覚、押し付けます。 でも新しい感覚は、戦います。 そこから、人間、障害者だって、出ようとします。 人間は、「自由」であることが、 人を伸ばすこと、「障害者」を主人公にしつつ、 「人間」を訴えた映画になったように思います。 視覚障害者の映画、それだけでも、少ない映画なのに、 この映画嬉しかった。 こんな映画、いっぱい作られたら、 社会、変わっていくと思います。 実は、おじさん、今公立中学校の教師ですが、 デビューは、盲学校の臨任です。 健常者にはわからない、盲学校(身体に障害を抱えてる人)への差別、 なんとなく実感しました。 (実は、なんとなくでなく、すごいものがありました。) この映画、そんなことも描きながら、 どんな人も、伸びます。 社会も変わる。希望です。 みんなで、一緒に、 共生できたら、いいのにな。 見てください。この映画。 あたたかい気分。 人の可能性、信じれるようになりますよ。 PS.今日、知人に会いました、以前映画館で「レビュー入れてる」って紹介しました。  その知人、久しぶりに今日出会い、「お気に入りに入れました」って。嬉しかったで  す。ありがとうございました。いっぱい、映画見て、レビュー、がんばります。これか らもよろしくお願いします。

  • tak********

    5.0

    一人でも多くの人に見て欲しい

    このような素晴らしい映画に出会えたことに感謝します。 もっともっと多くの人に見て欲しい。 私もラストで「おかえり、ミルコ」と言いたくなりました。

  • Sue

    5.0

    ミルコ、君に映画の観方を教わったよ

    映画って、何で見ます? やっぱり「目」ですよね。 私たちが“当たり前”と思っている 視覚的映画鑑賞。 もちろん、台詞、音楽、様々な音…耳も澄まします。 でも、圧倒的に多いのは目から情報。 しかし、この作品の主人公ミルコは、 不慮の事故で、10歳の時に光を失います。 近所の映画館で、大好きな映画をお父さんと一緒に ゲラゲラ笑いながら観ていたミルコ。 そんな彼の人生が一転。 光を失うと共に、親元を離れて盲学校での生活が 始まります。日々、笑顔の消えるミルコ。 もう、大好きな映画も観られないのかな… しかし、ミルコには、ひとつの才能がありました。 「音を感じる、音を操る」こと。 寄宿舎にあったテープレコーダーやテープを勝手に拝借し、 ミルコは自然の音を録音しながら、ストーリーを作るのです。 すると、同じように光を失った同級生たちが、 「僕もやりたい」 と、ミルコに懇願、賛同するようになります。 寄宿舎管理人の娘フランチェスカ(彼らと同い年くらい)も加わり、 みんなで壮大な創作物語をテープに吹き込んでいくのです。 ドラマの効果音も、登場人物の声色も、台詞も、設定も、全部彼らで創作。 1970年代初頭のまでのイタリアでは、「目が見えない人」は、 大袈裟な言い方をすれば、世間から排除されていました。 「盲人に何ができる?選択できる自由なんてない」 そう言われながら、少年たちの成長期の自由も奪っていたのです。 でも、そんな発言をする校長先生も、実は光を失った1人。 30年前は、光のある世界で、旅をしたり、読書したり、家族と過ごしたり。 教師はじめ、大人って、その辺が難しいですよね。 「自分は苦労したから、子供には同じ思いはさせない」派と、 「自分は苦労した。この子たちにも苦労してもらわないとね」派。 2つを上手く融合させられたらいいのだろうけど、 傷心や苦労って、大人になったからって、必ず癒される保障はなし。 校長先生、かなり嫌な描かれ方をしていましたが、 私は、彼には彼なりの、心の屈折を感じました。 心がね、30年前で止まっているのかもしれない。 子供たちに優しくできる余裕が、彼にはなかったのでしょう。 そんな窮屈な寄宿舎の中で、ミルコはじめ、「自分の意志」を持ち始めた 少年たちに触発された牧師先生もいました。 また、ミルコたちも、自分たちの理解者が現れると共に、 「自分の持つ可能性」に向き合い、開花する喜びを知り始めました。 また、少年の中には、「映画なんて観たことないよ」という子も。 「見えないけど楽しめるの?」。 ミルコは言います「楽しいよ!」。 寄宿舎を抜け出し、10人ほどで映画館で映画を観るシーン、大好き! みんな画面は見えていないはずなのに、周囲の大人たちと一緒に 心から笑うんです。映画を観ながら笑う顔、温かくてジーンとしました。 映画館で、耳から感じるイマジネーション。 少年たちにとって、忘れられない体験となったことでしょう。 終盤は、ミルコたちの創作ドラマの集大成が、ある形で現れます。 大人たちには、あることをしてもらって、このドラマを感じてもらうのです。 私は仕事でイタリア語を使う機会が多いので、ちょっとチャレンジを…。 終盤、目をつぶって、ずーっとミルコたちのドラマを聞いてみました。 耳を澄ませて、彼らの台詞、彼らが作った効果音…聞いてみました。 あぁ、すごい! 目をつぶっているのに、こんなにイキイキと彼らの心・物語が迫ってくる! また、彼らの作った効果音からは、本当に自然の息吹を感じました。 私、映画を観てるのに! 目をつぶってる! なんとも不思議な感覚… イタリア語が分からなくても構いません。 この作品を頭から観ていれば、この創作ドラマの内容は分かりますので、 是非、終盤のシーンは、目をつぶってみてください。 ミルコと仲間たちの新たな人生の第一歩を感じることができ、思わず涙。 「ありがとね、ミルコ。映画の観方、またひとつ教わったよ」 そして、驚くのは… このミルコ、実在の人物です。 ミルコ・メンカッチさん。 今や、イタリア映画界の音響編集で大活躍されてるんですって!! 見えないからこそ、見えるもの、感じるものがある。 私は、見えているのに、見ていないもの、感じていないもの、 もしかして、たくさんあるんじゃないか? 当たり前だけど、大切なこと、いろいろ教えてくれた小さな名作でした。 薦めて下さったmary janeさん、御礼申し上げます。

  • cs5********

    4.0

    色って綺麗?

    色を見たことのない友達に説明する色。 「青は自転車で身体をきる風だよ」 そうか、青は風なんだ。 自然の色を音に喩える。 初めての映画館で、場面を想像してはしゃぎ笑う子供たち。 想像力のファンタジーが最大限に表される劇。 音って、こんなに表情豊かだったと再確認しました。 劇のとき、観客と同じように目隠しで観ようとしたら、 字幕が見えないのに気づき、目を開けました。笑 劇を終え、足を鳴らして歓びを表す子供たちに涙が、、、

  • cha********

    4.0

    素直に心に染みいります

    イタリア映画界で活躍するミルコメンカッチの幼少時代の体験談を 元にした映画。。 テーマはとっても分かりやすく、ストレートな作りに好感が持てました。 『逆境に立たされても、想像力と知恵を絞って諦めなければ道は開ける……』 語り尽くされた感のあるテーマだけど、全然説教臭くないし、 登場している子供たちが生き生きとしているので、目が見えないハンデに つきまとうような暗さもない。 劇中「誰かを怒らせても、思ったことは口にしないと」というセリフ があるんだけど、凄くグッときました。。 とかく人の目を気にして、言いたいことも言いづらい時代。。 強く生きると言うことはどういうことか……。そんなメッセージも いっぱい詰まった作品でした。。

  • not********

    4.0

    「音」で見る良質な“児童文学”

    トスカーナ出身のサウンド・デザイナー、ミルコ・メンカッチをモデルに 視力を失った少年が盲学校の中で、「音」で物語を紡ぎだす喜びに出会い、 仲間と協力して音の童話を作り出すまでを描いています。 「ニュー・シネマ・パラダイス」や「ライフ・イズ・ビューティフル」に続く…と謳われていますが、 見ていて思い出したのは、ケストナーの「飛ぶ教室」のような良質な児童文学でしょうか。 純粋であることと、それを周りの人々が暖かく見守る大切さを思いださせてくれる佳作です。 音の響きと、映像の美しさがぴったりマッチしていて、 柔らかな感動が心に染み渡ります。 好奇心旺盛な少年と、それを温かく見守る牧師によって、 始めは少年を疎ましく思っていた同級生たちも、 自分たちで創造する面白さに目覚めていきますが、 自らの体験から、障害をもつ子供には夢を抱かせるべきではないと考える校長の存在も、 乗り越えるべき壁として重要な存在だと思います。 ミルコ役のルカ君も眼差しが印象的で素敵ですが、 友達のフェリーチェ役のシモーネ君(彼は実際に目が不自由な少年です) が、いい味出してました。 テープレコーダーを盗み出すのに協力してほしいとミルコに頼まれて 「お前には手を煩わされるよ」(だっけか?)と肩を組むシーンは、 会場にもクスクス笑い声が聞こえました。なかなかの名役者です。 ※若干ネタバレな余談。 自転車で転んだフランチェスカが、 足を擦りむいたときにはスカートを穿いていたのに、 次のカットではズボンを穿いていた… ここまで分かりやすいミステイクは初めて自分で気づいたので、 逆に感動しました。なんで履き替えていたのかなー。 傷が見えないようにか?

  • ねみねみ

    5.0

    Rosso come il cielo ~空のように赤く~

    突然の事故で視力を失ってしまった少年ミルコが通常の教育を受けられず 全寮制の盲学校へ行かされてしまう。 希望の光を失いかけた時、偶然手にしたテープレコーダーでミルコは 音の世界の素晴らしさを知り、寄宿学校の生徒達と共に夢と希望を探し出す。 目が見えないというハンデがあっても好奇心を忘れずに逆境にもめげず 力強く逞しく自分の可能性を切り開いていった少年の実話に基づいたお話しです。 私達は雨がどこから降ってくるのか、鳥がどんな姿をしてるかを知っているし 花が何色でミツバチがどんなふうに羽をばたつかせるかなんて改めて考えてみたこともない。 人間は目が見えることによって、大切な感性を忘れてしまったのかな、とハッとさせられました。 普段私達は表面的な上辺だけの世界しか見ていないのかもれない。 この子達は目が見えなくても風の音や雨の音を体いっぱいに感じ取ろうとしてる。 見たことのない空の色や花の色を頭の中で一生懸命にイマジネーションしてる。 この子供達の純粋で研ぎ澄まされた感性に驚きと感動でいっぱいです。 ハンデがあっても全然腐ってない、むしろ好奇心旺盛で生き生きしていて 希望に満ち溢れていて、こちらに勇気を与えてくれます。 力になってくれる先生や盲目の青年のさりげないサポートも優しくて温かい。 普通の友達と同じように接してくれる少女フランチェスカもミルコにとっては大きな存在だったはず。 同級生のフェリーチェが「赤ってどんな色?」とミルコにたずねた時 「赤は血の色で、夕暮れの空の色」と答えた時はドキっとしました。 "空の色は青"といつのまにか決め付けていた自分が恥ずかしくなりました。 なんだか子供達に忘れていた大切な何かを教えてもらったような気がします。 今度の夕暮れ時は、ゆっくりと空を観察してみることにしよう。 最後のエンドロールは是非、目を瞑ってみて下さい。 美しい音色がじんわりと心に染みて、五感にヒシヒシと伝わってきますよ。 この映画を観終わった後は自分の感性も磨かれている・・・そんな気がします。

  • kin********

    4.0

    ネタバレ空のように赤く

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • reo********

    5.0

    目が見えないと

    目が見えなければ、色がどんな色かも分からないんだなと考えさせられた。 「青ってどんないろ?」色を見たことのない子に、色の説明をするシーンがとても感動しました。

  • Gang2020

    5.0

    ネタバレやられたっ

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • ahi********

    5.0

    まさにひかり

    感動する映画を観たい!という期待でDVDを借りて観ました。 思った通りに非常に良い映画です。 自然と引き込まれる映画、これぞ私の好きな映画です。 もしも、自分のひかりが奪われたらと想像させられました。 なんでもないおばさんの台詞で、 思った事はたとえ誰かを怒らせたとしても言わないと駄目だ 後悔することになる 誰かが言わなければいけない とてもシンプルな台詞ですが、まさにその通りですよね。 でも大変難しくて勇気のいる事です。 綺麗な世界観、という言葉が当てはまる映画だと思います。 子供の想像力は素晴らしいです。 主演のミルコ役のルカ君はとても良い演技をしていました。 本当に盲目の子供達も出演させた事は正解だとおもいます! 音って綺麗なんですね。

  • Kurosawapapa

    5.0

    視力がなくても無限の “想像力” がある

    主人公の少年ミルコは不慮の事故で視力を失ってしまい、暗闇での生活を余儀なくされます。 この映画は、現在イタリア映画界の第一線でサウンド・デザイナーとして活躍するミルコ・メンカッチ氏の少年時代の体験をもとにした作品です。 盲目の少年がいかにして“音”と出会い、理解者に支えられながら希望を取り戻していったかが、感動的に描かれています。 当たり前として備わっているものが、ある瞬間から無くなってしまう、 そんな世界は想像を絶します。 しかし本作は、 視力を失い厳しい情況に立たされたミルコを、 悲観的ではなく、最後までポジティブに希望を絶やすことなく描いています。 生まれた時から目の見えない友人がミルコに質問します。 「色ってどんなもの?」 「きれいだよ!」 「青ってどんな色?」 「自転車を飛ばした時に顔にあたる風の色さ」 生まれながらに目の見えない人は “色” さえ知らない、 そんなところは、とてもいたたまれませんが、 本作で描いているのは、むしろ彼らの前向きな “想像力” です。 ミルコは「視力」を失っても、より優れた「聴力」と、無限に広がる「想像力」をもって、 新しい世界を切り開いていきます。 この作品の中には、盲学校の生徒達が映画館に行くのを楽しみにするシーンがあります。 生徒達のほとんどは、実際に目の不自由な子供達をキャスティングしたそうですが、 彼らの希望に満ちた明るい演技には、とても心打たれるものがあります。 映画館に行った彼らは、とても楽しそうにはしゃぎます。 生き生きとした彼らの顔、顔、顔。 音だけの世界に生きていても、無限の “想像力” をもってすれば、 世界は果てしなく広がっていく、 そんなシーンに思わず感動してしまいます。 また本作は、 目の見えない子供達を取り囲む大人の世界を絡めながら、 障害者の “自由” と “可能性” というテーマにアプローチしています。 障害者を保護するための “制約” と、障害者の “自由” については、 多くを論じられるところでしょう。 その間に線引きはできずとも、 この映画では、夢や希望だけは決して奪ってはいけない、 そんなことが語られています。 最後に、 “想像力” に目覚めた子供達は、観衆に目隠しをしてもらい音響劇を披露します。 感動のクライマックスへ、一歩ずつ登り詰めていくような流れです。 この作品を鑑賞していると、 当たり前のことが、当たり前でない特別なものになってくる感覚があります。 聞こえるということ、 触れるということ、  そして親子の絆や、 人の優しさ、 思いやり、 目が見えていた時でさえ見えなかったものが、ミルコには見えてきたのでしょう。 この映画は、 いつしか当たり前になっていたことが、いかに大切なことかを、 実感させてくれる作品。 そして、彼らの果てしない “想像力” に、 多々心奪われてしまいました。

  • tra********

    5.0

    心まで不自由になったわけではない

    イタリア映画祭での涙と拍手を忘れることができません。 登場する目の不自由な子どもたちはイタリア全土から選ばれた。 各地方の方言や文化の相違も感じさせない連帯した演技。 それを演出したボルトーネ監督の忍耐力。 作品の底辺に流れるイタリア人の「人間らしさ」。 感性のするどさ。 体は不自由でも心まで不自由になったわけではない、 2005年、目の不自由な方々のボランティアでイタリアに行ったとき 聞いた言葉を思い出しました。 多くの人に見てほしいです。

  • pin********

    4.0

    納得

    銃の暴発で視力を失ったミルコ少年が、全寮制の盲学校で 音作りに目覚めるとゆう実話がもとのおはなしです。 テープレコーダーに、色々な音を録音しては編集するのに熱中し 同級生達をまきこんで、音だけで劇を作ろうとします。 昔の話なので、そんなマルコの自由な行動に不快感を持つ大人もいます。 ラストのテロップでかかれていましたが、このミルコさん。 イタリアで有名な映画音響編集者だそうで。 子供の頃からの情熱を持ち続けるって大変な事だと思いますが この映画での彼をみていたら納得でした。

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