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ミルコのひかり
2007年9月8日公開

ミルコのひかり

ROSSO COME IL CIELO

1002007年9月8日公開

Gang2020

5.0

ネタバレやられたっ

少し前の時代のイタリア。事故で盲目になってしまった少年が、当時の法律で全寮制の盲学校に入る。そこで少年は「音」という新しい自己表現の方法を見つけていく。実話に基づいたこのストーリーは、少年達の演技には全く不自然さがないばかりか、生き生きとした姿に少年達の未来が大きく変わる可能性があることを感じさせる。主人公の少年の才能を見いだし、レコーダーをプレゼントする牧師や、貧しいながらも少年を映画によく連れていってくれた父親から、「大人には子供の世界を広げる責任がある」ということを強く感じた。少年の豊かな感受性がスクリーンから溢れ、最後の学芸会のシーンでは感動が静かに広がってくる。 ただ、あえて言うなら盲学校の隣にある工場と労働者達(目の不自由な人もいる)とストライキの説明が不足しているように感じてしまった。盲学校が100年も続いていることで、学校を出た人が工場で職につき、労働環境も良く無かったということなのだろうか?イタリアでは周知の事でも、日本人にはとてもわかりづらい。そこだけが残念。でも観て良かった。観なかったら人生、間違いなく損していたと思うのは言い過ぎ?

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