あらすじ・解説
16歳の少女サキ(東亜優)は、女優になるために親元を離れて上京してきたものの、東京はあまりにも大きく騒がしくて息ができないほど空も狭く、自分の居場所が見つからなかった。それでもサキは、初めての仕事、初めてのひとり暮らし、そして初めての恋を経験していくが、あこがれと現実の間で揺れながら孤独感を募らせていく。
シネマトゥデイ(外部リンク)
作品レビュー(12件)
- taj********
4.0点
ネタバレエラくない男→「エラい女」
このレビューにはネタバレが含まれています。 - mas********
3.0点
田舎から東京に上京して、普通の高校生16歳の少女サキが女優を目指し電車に乗って いると同級生ヤマジに会い、携帯電話で友達が来て、何事もない普通の会話駅に降りれ ば見知らぬ男に話しかけられ、沢崎と待ち合わせして、ワンルームに住んで、ありのままの何事も起きずたんたんと描いています、全体的にもミニシアター作りで、大きなリアクションもなく、16歳とゆう年齢がまだ大人ではなく、未成年者でまだ先の将来も見えず サキは周囲に尽いていくだけでまだ分からず、本当の恋も分からない年齢で、好きな男性 が表れず、ドラマの撮影も台本読んで必死に覚えたり、仕事場の年上の役者の男性と喫茶店でコーヒー飲んでサキが本当に好きな男性とは何だろう?と踏み切ることが分からない 年頃でライターをプレゼントそようとするけれど、連れがいたり、 またヤマジと会って、ヤマジの知り合いに尋ねるとアパートに不動産屋にしつこく訪ねたりまだまだ未成年者だなぁ~感じさせます ヤマジとサキが会話がなくレインボブリッジで歩いていく、ファミレスで朝までジィ~と していてサキはまだ先の将来目標も見えない少女がラストに撮影ロケする表情が意志 出すところがこの作品が語らせている
- sav********
4.0点
ネタバレこの映画だけでも、十分にいけます
このレビューにはネタバレが含まれています。 - ********
4.0点
「赤い文化住宅の初子」のスピンオフというふれこみですが、そうかなぁ。東亜優とタナダユキ監督だけじゃん。それに、映画の「構え」が正反対です。 あちらは、空想的な少女のお話で、空想とも現実とも距離をとってしまう賢い少女が、東亜優の無表情によく似合っていた。漫画が原作の、はじめから虚構の映画。フィクションの力が主役の子にうまくあっていた。 こちらは、その主役の少女が上京してくるお話で、現実の上京物語になっている。リアルですよーという構えがある分、嘘っぽい。だって「本当の」東亜優の上京の話じゃないから。等身大の16歳という「現実らしさ」を出すために、無表情でもなくなっている。 このあたり、映画と現実というややこしい話になるので、それはそれとしてみると・・・ これから人生が始まるという16歳を、高校に行かないという選択をした少年と少女が、過酷な現実に向き合うということになっている。表面的には美しい映像だけど、中身は結構シビア。レインボーブリッジにいってみた二人が黙々と苦しそうにただ歩いているのは、子供にはきれいにみえる人生が、本当は苦しいだけということです。 ・・・なんか陰惨。 最後に前向きに終わってくれてよかった。 *柄本家の兄は「17歳の光景」。弟は「16」。数字に呪われているのか・・・。
- dav********
3.0点
この作品の南サキ(東亜優)は東亜優の素と「赤い文化住宅の初子」の初子の中間のような存在、そういう意味では両者の間を埋める作品と言えるのかな。劇中劇があるのですが、そこでの演技とそれ以外ではきっちり演じ分けているところをみると、やはり東はホンモノかも。 でも、それ以上に拍手を送りたいのは相手役の柄本時生(柄本明の次男、つまり柄本佑の弟)。舞台挨拶でもスクリーンからそのまま出てきたようなだらしなーい感じの子だったけど、その分、終盤の独白(ここがこの映画の肝とみた)がすごくよく生きていた。 「赤い文化住宅の初子」のスピンオフという触れ込みですが、あまり気にしないで観た方がいいかも。たまたま舞台挨拶を2列目で観ていましたが、主演の東亜優はおとなしいながらも意外に快活な子で、なるほど普通の子なんだな、と。 ベテランも若手もフルに活躍してうまくまとまった作品だと思います。ただ、「だからなに?」というモヤっとした感じが見終わってから残ってしまうのと、「初子」とどうしても比べてしまうので★★★。好き嫌いはかなりはっきり分かれる作品だとは思います。あっ、そう考えるとやっぱり「初子」と2本合わせて観てください。
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