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クローズZERO (2007)

監督
三池崇史
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4.00 / 評価:2000件

頑張って良いところを探しましたが・・

  • mab***** さん
  • 2020年7月25日 23時08分
  • 閲覧数 700
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

三池監督なので、何か感動するという期待はもとよりありませんが、「ひどい」という言葉を使うのもバカバカしほど中身がない映画です。一体何を見所にすれば良いのか全くわからないまま、ただただ現実ではありえない陳腐な喧嘩シーン2時間続いただけで終わりました。三池監督はなにが描きたかったのでしょうか?
2以上をつける人がいるのがびっくりします。

確かに、「よくこれだけ才能ある若手の素晴らしいキャストを集めた」ということは、特筆すべきで、そこは他の誰も真似ができないことだと思います。そこは本当に素晴らしい。また、長髪のイケメンたちがスローモーションで殴り殴られる映像は美しいものでした。さらに、山田のノースタントの頑張りやそれをきちんと見やすい角度で映像にするカメラワークなどは素人にもわかる面白いものでした。

しかし、精一杯考えた良い点はその程度。殴られ傷ついてそれでも、不良たちは判で押したようようにくねくねぐだぐだ大げさに振る舞った上で立ち上がり、その後なぜか決まったように大声で叫びます。あぁまた昭和の親父の(昭和の方に失礼ですが喩えとして)恩着せがましいい過剰演出の陳腐なのか、と辟易としたところに、その後さらに4度も5度もそれが繰り返されます。ここまでくだらないシーンをくりかえし聴衆に見せて問題ないと考える神経にむしろ感動を覚えました。

さらに言えば、諸々の「なぜ」という疑問は、見事に一切回収されません。それを監督自身が気持ち悪くないのか不思議なのですが、最初からそこは度外視しているのかもしれません。

また、黒木メイサの役の存在理由が全くわからないとはあれこれ指摘されているようですが、単に「女とは男にとって都合の良いちょい役」という観点でしか女性を見ていないのだろうか、という幼稚な感覚は監督のせいなのか脚本家のせいなのかはわかりません。ただ、そこを100歩譲ったとしても、肝心の主人公およびキーパーソンについての深堀りがこれっぽっちもなされないのはもはや見事としか表現のしようがありません。その結果、大それた喧嘩をするにしても、何かしら大声で叫ぶにしても、格好つけたようなセリフを口にするにしても、それらの背景も人間の礎となるものも全くないため、全てがぺらっぺらの内容にしか見えません。つまり、不良たちがいくら真面目な顔して絶叫しても、彼らの顔が血のりでぐちゃぐちゃになっていても、誰の何に感情移入指定良いのかは手がかりすら得られないのです。

この映画を一言で言えば、「役者さんたちの才能に期待して、我慢しながら一所懸命良いところを探したのに、それを探し出す手がかりすら見つかず終わったた」という印象の映画です。

また、音楽として映画を彩るはずのバンドについても、曲もさることながら、が酷すぎます。多少の音痴なら仕方ないのですが、音程が一つも当たらない箇所があるなどアマチュアとしてもレベルが低く、誰か代替案を出すとか改善を進言するとかできなかったのかなと思います。監督は神ではないので音楽のセンスがない人がいても仕方ないと思うのですが、音楽は重要なピースなので進言できる人は必ず存在しているはずです、ひょっとしたら逆らえない雰囲気でもあるのでしょうか?

せっかく若い男性役者が集ったにも関わらず、このようなこととなった成果物について、学芸会でもないのに公開OKした人がいるのか思うと心底がっかりします。日本の映画界から聴衆が離れるのもやむかたなし・・・と少なくとも私は思います。もちろん個人の意見です。

個々の役者さんたちは、その良さが引き立っていただかは全く別ですが、頑張っていらしたと思います(おそらくそれぞれ試行錯誤しながら許される範囲で演じていらしたと思います)。

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物語
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