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愛の叫び ~運命の100日~

愛の叫び ~運命の100日~

UN DIMANCHE A KIGALI

119

k********

4.0

生きること

どんな状況であっても、生きていることに意味があります。 私はそれがすべてであるとは思っていません。 もちろん生きることはとても大切で、どんなことがあっても生きていれば光がさします。 でも、死が解き放ってくれることもあると思うのです。 簡単に死を選んでしまう人がいる今のこの世の中全ての人にみてほしい映画です。 人によって辛い悲しいの基準も、耐えることのできる限度も違います。 生きるために生まれてきた私たちであるのだから、死を迎えるのではなく、死を選ぶのであれば、それ相応の状況であってほしいと願わずにいられません。 誰であっても死を選んでほしくはないのです。 でも、選ばざるを得ない人がいるということもわかってはいるのです。 昨日、笑って声をかわした人に、今日、殺される。 昨日、愛した人を、今日、殺す。 3か月で100万人が無為に殺されました。 たくさんのたくさんのたくさんの苦しみと悲しみと憎しみと希望は、誰にも届かず、誰も助けることはしませんでした。 人は、基本的に、人を信じているのだと思います。 「そんなこと、するわけがない」 でも、人はするのです。 ナチスの大虐殺でも、ほとんどの人は「まさか」と思っていました。 他にも、規模は違えど、地球の歴史にはたくさんの虐殺があります。 誰がする、のではなく、誰でもする、のです。

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