2007年10月13日公開

ふみ子の海

1052007年10月13日公開
ふみ子の海
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作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

昭和初期、新潟の片田舎で医者にも見捨てられた盲目のふみ子(鈴木理子)は、母のチヨ(藤谷美紀)と2人で暮らしていた。母が病気のために盲学校へ行くのを断念したふみ子は、あんまの師匠の元に弟子入りする。ある日、ある盲学校のりん先生(高松あい)に再会し、点字を習うようになる。

シネマトゥデイ(外部リンク)

作品レビュー(43件)

泣ける30.4%切ない21.6%悲しい15.7%勇敢11.8%かわいい7.8%

  • guu********

    5.0

    「おしん」以来の感動を覚えました。

    私も新潟県上越市の生まれです。昭和の初めごろというと、まだ私が生まれる20年も前のことですが、よく祖母に聞いたごぜさんの話が甦ってきました。ごぜになるかあんまになるかそのどちらかしかないふみ子の人生。でも、ふみ子は目には見えない一番大切なものを持っていたのです。障害に負けず、幾多の試練を乗り越えて成長していったふみ子(粟津キヨさん)の生き方は、いままさに生きることの意味を私たちに教えてくれました。水墨画のような美しい雪国上越の冬を背景に、しかも豪華キャストで素晴らしかったです。特に、あんまの修行の場面、水の入ったコップを持つ高橋恵子演ずる師匠のタカと必死で覚えようとする鈴木理子ちゃんことふみ子の緊張感が伝わってきて、今でも、目が熱くなります。ガクト謙信で、やっと上越の名が全国に知られるようになったかなと内心誇りに思うようになっていましたが、これでまた上越が一躍有名になり、人生半ばの私も、ぼやぼやしていられない気がしています。今まで、心のどこかで感じてはいたと思う「本当に大切なものは目に見えない」と教えてくれた「ふみ子の海」にあらためてありがとうと言いたいです。ちなみに市川先生の原作はこれから読みます。「ふみ子の海」を一人でも多くの人に見てもらえるように、身近な人から話していきたい、いや、話さずに入られない心境です。

  • tar********

    3.0

    実際に見てきました

    結論から言うと「小中学校の体育館で、教育の一貫として上映されそうな映画」ということです。 私もレビューを参考に映画を見に行きます。評価が妥当なこともありますが、関係者の連投に騙されることもあります。かなり以前、多くの★★★★★投稿作品で、<特殊な病気の主人公のお話しで、感動!涙!>などとあり見に行くと、アイドル歌手のプロモーションビデオ・・・だったこともありました(分かる人いるかな?笑) その時は、「実際」に見た人から、「PVだった」「本当に病気で苦しんでいる人への冒涜」など当然の書き込みが多くありました。すると、何故か一斉!に、それらが<役にたたなかった>と評され、一気にひと塊で下げられたことがありました。あまりにもあからさまで、間違いなく関係者で占められたレビューである事が分かりました。 それ以来、レビューはじっくりと読み、これは本当だろうか?と気をつけて読むようにはしていますね。投稿数が少ないと判別は難しいですが、多い場合は、けっこう関係者かどうか分かるもんですよ。で、今作品は・・・?(笑) さて話しは逸れましたが、本作のレビューです。散漫な安い演出で、見出して15分くらいで我慢できなくなり帰ろうと思いました。そこからは、我慢、我慢、の連続で、按摩のくだりからようやく見れ出しました。それも按摩に興味があったから、だけの理由です。 作品を通して感じる演出の浅ささは、まず画に顕われています。景色が何かNHKみたいで、風景ばかり撮って悪評だった、かの「蝉しぐれ」を彷彿。奇麗に撮り過ぎて、雪国の厳しさ、生々しさが伝わって来ない。 役者も、あれだけ貧乏なのに母親役の藤谷美紀の奇麗なこと!(笑)もう少し痩せて、皮膚汚して、髪に白髪入れ、ほつれさせれば違っただろうに、顔も手もキレイキレイで、もう女優さんっ!て感じです。咳をするシーンでは健康者のソレですし、セリフは身体の弱った人間の発声ではないですよ。 それに、高橋恵子を含め、皆、もう少し<盲目>の演技をして欲しいもんです。だって、皆、視線が動きまくりで目が見えちゃってんだもん(笑)「暗いところで待ち合わせ」の田中麗奈の演技を見習って欲しいですよ、ホント。 主人公が身につける機会に恵まれた昔の按摩の技術って、本物は凄いそうです。マッサージとは一線を画した技術で、現代では本当の技術は失伝して、習いたくても習えない大変なものなんですよ。それを師匠が厳しくも手取り足取りしつつ、初心者に自分の身体を提供して教えてくれるなんて、羨ましい。初心者の下手なマッサージは受ければわかりますが、地獄ですよ! そんな凄い技術を身につけながら、周りの人の厚意で勉強までさせてもらえて、よほど恵まれています。それに、盲目のハンデを補って余り有る頭の良さと、師匠も驚くほど短期間で技術を身につける才能。あれが何の才能も無く、人間関係にも恵まれなければ、それこそ地獄ですよ。 要するに内容は「ラッキーガールのハッピー物語」ですね。才能のある少女が、盲学校の先生、そのお父さん、芸者さん、お麩屋さんのオジさん、按摩の師匠と先輩、等々、いい人に助けられ、最高にいい人生です。 私は、全編を通してキレイキレイに撮ることは、実際におられたモデルの方にも失礼だと思います。本当はもっともっとツライ想いをされたのではないでしょうか。その中で歯を食いしばり涙をこらえ、一瞬一瞬の幸せや良き出会いを喜ばれ、生き抜かれたのではないでしょうか。 あまりにもキレイゴトとして撮ったため、かえって人々の優しさも浮き上がりません。イヤな登場人物は軍人だけ、て・・・。人の死を扱ったシーンのみ「ウルッ」ときましたが、全編を通しては浅さが目立って、泣けませんでしたね。周りのお年を召した方々は最初から泣きっぱ、でしたが。 実際にモデルの方がおられて、これほどの人生でありながら、こんな内容にしてしまうなんて・・・唯一良かった印象は、女の子が心の目で見る海の光りが、とても美しかったことです。そして、これが実際に見た私の素直な感想です。

  • noh********

    4.0

    希望がなければ生きていけない

    「ふみ子の海」。 ふみ子には実在のモデルがいます。 粟津キヨさん。 4才で失明しながらも困難を乗り越え、東京女子大学を卒業し新潟へ帰ってからは高田盲学校で教鞭をとり、視覚障がいを持つ女性の自立への先駆者となった方です。 粟津キヨさんの体験を基に、市川信夫さんが書かれた作品「ふみ子の海」が原作となっています。 市川信夫さんは過去に高田盲学校の教員であった事もあり、また、高田瞽女の研究家でもあります。 この作品では主に少女期が描かれています。 この時代、母乳にかわるミルク等がなかったため、栄養失調により失明してしまう子供が多くいたそうです。 (貧困による栄養不足により母親から母乳をほとんどもらえないため、粟津キヨさんも角膜に腫瘍ができ失明しました)。 昭和初期、苦労のなかで必死に生きる姿に涙があふれました。 経済的にも体にもハンデを背負いながら懸命に生きるふみ子。 主人公のふみ子役を演じた鈴木理子ちゃんが素晴らしい演技をみせています。 (あんま屋のタカ役を演じた高橋恵子さん曰く「ふみ子が、まさにそこにいる」と感じたそうです)。 作品を見ていると「ちょっと出来すぎ」というシーンもあります。 でもね・・・こういう映画には私はとても弱いんです。 (声を出して泣いている方も数人いらっしゃいました) 私は映画館へ行くとき、日本海を見ながら車を運転していきます。 冬の日本海は鉛色の空に染まっていて、海も荒く、とても冷たい風景です。 でも、ふみ子の「心の目」に映る冬の日本海はそうではなかった。 「心の目」で見る冬の日本海。 海の光がとても美しいと感じました。 印象に残ったシーン。 ふみ子といっしょにあんまの修行をしていたサダちゃんの死。 そして、サダちゃんが何度か言った「私たち、何のために生まれてきたのだろう・・・・」。 胸に突き刺さる言葉でした。 サダちゃんだけじゃない・・・・私もそう思うから。

  • ken********

    5.0

    とりあえず、観て欲しい映画。

    本作品は、実話に元ずく映画になってます。 盲人は昔から、乳児期に栄養が取られず、母親からの 母乳で網膜が発達しなぃ事が主な原因になってます。 戦前の日本、新潟の山奥の村は、貧しい村で、ふみ子も それが原因で、障害を背負う事に・・・。 ラストシーンは顔を覆う程の悲しさになってます。 是非、シネスイッチに足を運んでみてはいかがでしょうか?

  • めぐ

    5.0

    昔を知り、今を感謝しなきゃ~♪

    大正から昭和を力強く生き抜いた盲目の教育者、 粟津キヨの少女時代の実話を基にした感動作。 思いかけず、紹介して頂いたこの作品。 本当に素晴らしい作品でお気に入りの作品になりました。 隣の方も気にせずにというより 勝手にどんどん涙が出てきてしまう・・・ 。 ポケットティッシュ1袋使いきり・・・。 涙もろすぎるだろ~っていうくらい涙&鼻水の嵐~! 本当に心から感動するとても良い映画でしたぁ~ 。 今の若い方にこそ観て欲しいと思いました。 豊かな時代に生まれ育った事を、 五体満足に生まれてきた事を、 もっと感謝しなければいけないなぁ~って 気付かせてくれました。 主人公の「生きる!」という思いの強さも感じました。 そして字幕や音声解説があることに ふと気付く。 視覚障害の方や聴覚障害の方にも 観て欲しい作品だからなのね~。 こういうステキな作品に子供の頃に 出会いたかったなぁ~♪ 是非とも小学校などで上映会が行われる事を期待したいで~す♪

スタッフ・キャスト

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基本情報


タイトル
ふみ子の海

上映時間

製作国
日本

製作年度

公開日

ジャンル