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少林少女 (2008)

監督
本広克行
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1.85 / 評価:1059件

解説

中国で少林拳の修行を終えて帰国した少女が、祖父の道場再建に向けて奮闘する姿を描くアクション・ムービー。「踊る大捜査線」シリーズの亀山千広プロデューサーと、『少林サッカー』のチャウ・シンチーが共同プロデュースという形式で手を組み、邦画史上初の本格武術映画に挑んだ。監督は同じく「踊る大捜査線」シリーズの本広克行。主演は『県庁の星』の柴咲コウ。1年間トレーニングを積んだ柴咲が繰り出す本格アクションは必見。

シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ

祖父の道場を継ぐため中国の少林拳武術学校に修行に行った凛(柴咲コウ)が3000日の厳しい修行に耐え帰国すると、道場は潰れ兄弟子たちは少林拳を辞めてしまっていた。単独で少林拳を広めようと決意した凛は、ひょんなことから大学のラクロス部の助っ人になる。チームは勝ち進み、道場再建に向け着々と準備は進んでいくが……。

シネマトゥデイ (外部リンク)

映画レポート

(C)2008「少林少女」製作委員会
(C)2008「少林少女」製作委員会

「少林少女」柴咲コウのカンフー・アクションは見物だが……

 筆者が訪れた撮影現場で、柴咲コウはアクション女優として、タダモノではないオーラを放っていた! そして、岡村隆史と「少林サッカー」の凸凹コンビによるトリオ漫才のような掛け合いに、香港映画独特のグルーブを感じた!! とはいえ、完成したフィルムには、このスゴさの10分の1も焼き付けられていない。それが本作、最大の問題である。

 さらに、チャウ・シンチーをエグゼクティブ・プロデューサーに迎え、なま卵ネタなど、キャラクターもギャグも引き継ぎながらも、観客が期待する“ラクロス版「少林サッカー」”というコンセプトは二の次という暴挙に出ている。その代わりに焦点が当てられるのは、柴咲演じる主人公・凛の持つシリアスな精神世界。カンフー映画を製作するうえで、決して間違いではないが、あまりにそこに比重がかかると、作品全体のバランスに支障をきたす恐れもある。香港映画のテイストを目指すうえでは、「カンフーくん」や「うた魂♪」にも似た脚本云々の問題でないが、本作はどっちつかずの状態にハマってしまった。

 だが、“豪華キャスト共演のアクション映画”としての醍醐味は、味わうことはできる。もちろん、柴咲が1年越しで取り組んだカンフー・アクションも、その熱意とともにスクリーンを通じて伝わり、最先端VFXとの相性もなかなかだ。だからこそ、スタッフは今回得た教訓を“考えるな、感じろ!”の精神で次に繋げてほしい。そのためにも、まずは岡村自身が望んでいるスピンオフ「少林小っさいオッサン」は、製作すべきなのである。(くれい響)

映画.com(外部リンク)

2008年4月24日 更新

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