最高の芸術作品!
- fiv***** さん
- 2019年12月14日 20時03分
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何これ、オバQが歌ってる。
と思ったら突然ステージで倒れると言う衝撃カットで幕が開く。
次のシーンは、それから時間がさかのぼり貧しい少女が写し出される。
そうオバQもこの貧しい少女もこの作品の主人公エディト・ピアフその人である。
名前も知らなかったが、フランスでは知らない人がいない程の国民的シャンソン歌手。
シャンソンを聞かない人でも彼女の代表曲である「愛の讃歌」を一度は聴いた事があるはず。
そんなスーパースターがなぜに若くしてオバQのような容姿になってステージに崩れ落ちるのか。
彼女は、48歳の若さでこの世を去ることに。
短くも壮絶で過酷な人生を余すところなくこの作品では丁寧に描かれている。
この彼女の短い人生の大半を演じたマリオン・コティヤールの神憑りの演技が凄い。
もちろんこの作品で主演女優賞のオスカーを受賞している。
またこの作品は、全体的に暗いシーンが多いにも関わらずとても美しい映像に引き込まれる。
まるで演技、映像、音楽が一本に詰め込まれた最高の芸術作品。
この作品を観たあとに耳にする「愛の讃歌」はきっと今まで以上に深く心に染みることであろう。
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