作品レビュー(58件)
- tos********
3.0点
社長を退任し会長となったスーさんが、失踪してしまう。浜ちゃんは、わずかな手がかりをもとに岡山へ向かう。スーさんは気ままに行きついた寺で、厄介になっていた。寺のある海辺の町ではリゾート開発が計画されているが、反対運動が起きていた。寺の母娘も反対の立場だが、建設は鈴木建設だった。 スーさんの老いが目立つ作品。次長になってもずっと出てくれる、佐々木課長も年取ってきました。釣りとリゾート開発の絡みは釣りバカ日誌3でも扱われ、同様のパターンでした。
- kot********
4.0点
ハマちゃん、スーさんコンビが瀬戸内の自然を守るために奔走するドタバタ喜劇。スーさんの過去も垣間見られ、興味深いものがありました。 スーさんの社長退任、会長就任劇から始まりますが、そこでのエピソードが、ラストにも繰り返される作り方はなかなか面白かったです。安心して笑える作りは健在です。
- kun********
3.0点
出だしが重役会議でのプロジェクト計画進捗の様子から始まる。 ここから話が如何転がるのか?シリーズをよく見てる人には察しがつく。 大まかには判るけど詳細は如何か?って事の良し悪し。 フンワカコメディなので、極悪非道な人は出ない。 小悪党的な人は彼方此方に出て、水戸黄門の様な大企業の主に恐れ居る。 大まかな流れのパターン。 美輪明宏物まね芸人鼻で豆飛ばし芸の梅ちゃんがその典型で今回印象的。 弱者に強く強者に弱い一般的心理で、それに正直な行動をとる人は軽蔑されるが そう思われるが故に葛藤が有り、格好を付けたがるのも又心理。 前者の様な軽薄な人間は稀で後者のような人が殆どじゃないか? 主役浜崎伝助さんは その点おおよそ人間心理から逸脱してる 言い方はなんだが化け物。 誰にでも優しい人は自分の人生経験の中では見たことが無いから。 良く人は神の様な人とは言うが、神は居ないのだから神のような人は居ない。 かくありたいと願う人を映画の中で表現してるだけで、実際は居ないでしょう? 彼を唯一嫌ってると思われる課長も、殺したいと思ってはいない。 そういえば人生の中で何人此奴死ねば良いと思った事か。 それが普通じゃないですか?皆さん。
- サンゴ
2.0点
ストーリーはまとまっていて見やすいし、ヒロインの檀れいさんは綺麗だし、シリーズの中でもそう悪くはない出来なんだけど、コメディ要素が少ないのが物足りない。 とにかく三國連太郎さんがめっきり年をとってしまい、こんなに長い間シリーズを続けるのは無理があったんだろうなあという感じ。 近作では珍しくスーさんの登場シーンが多く、それだけに、あまりの弱りっぷりにちょっと悲しくなってしまいました。 やっぱり最初のほうの、元気いっぱいハマちゃんと痴話喧嘩していたスーさんのほうがいいや。 ハマちゃんのレゲエ姿はよく似あってました。 ★は2にしましたが、悪い出来ではないです。 単に、弱ってるスーさんをもう一度見る気になれないだけです。 テレビ東京でやったドラマ版の釣りバカ日誌がとても面白かったので、ぜひあちらをシリーズ化してほしいです。
- kih********
3.0点
国民的エンタメ『釣りバカ』シリーズの20周年、20作目という(ところが、途中で番外編などが入って、これには通し番号が18となっている、とか)。このロングラン成功の理由は何だろう。 素人の分析: 場面設定がいい。社長室と釣り場の、二様の現実組み合わせの妙。 はまり役のキャスティング。社長とダメ社員の二者二様の味わい。 ロードムービー。ご当地褒め上げの好感。 適度に人事入れ替え、家族構成まで入れ替え。魚と同じ、新鮮好み。 作品構成の巧みさ。ホンワカ・マッタリと喧嘩・トラブルのバランス。 脇役の名演技。重役陣、営業3課長、ミチコ夫人、送迎運転手、etc. そんなことより何より、気楽なのがいい。無責任なのがいい。 ♪とりあえずは 元気でいこうぜ♪ って、このいい加減さがいい。 シリーズも大詰め。 このシリーズはいずれも一度は観たものばかり。面白いから2(or3)回目を通している。それもあと一本を残すのみとなった。
- aru********
3.0点
会社社長と平社員が趣味の釣りでは師弟逆転する関係の釣りバカシリーズ。 社長を退任し会長となったスーさんは老いを感じ、ふらりと旅に出る。 行方知れずとなったスーさんを探すため、ハマちゃんが釣竿を片手に僅かな手がかりから岡山県に向かい・・ いつものシリーズではありますが、スーさんが元気のない設定なので、ハマちゃんが一人で頑張っている印象です。 コミカルさや釣りを楽しそうにする様子に嬉しくなる半面、設定だけでなく三國連太郎が弱っちゃったんじゃないかと心配になってしまいました。 これが演技だったら凄いですね。 今回の岡山では浜辺のリゾート開発計画に反対する人達が登場します。 ヒロインが若くてかわいいだけの女の子じゃなく、壇れいってのが嬉しいですね。 本作の良し悪しとは別で気になった点を一つ。 環境に絡む事例をドラマや映画で描くと、開発する側が悪、開発に反対する側が善と設定されることです。 本作ではスーさんとハマちゃんの会社がゼネコンであることもあり、それ一辺倒ではありませんが、開発反対派を主体に描かれていることに違いはありません。 『自然を守りたい(守るべき)』という前提に異論はありませんが、この手の題材を扱った作品のどれもが、あまりに明確な線引きをすることに違和感を感じます。 こんなことを今思ったのは、『大飯原発再稼働をおおい町議会が賛成多数で容認』というニュースを見たせいもあります。 原発の危なっかしさを考えれば、地元住民が再稼働に賛成するなんて思ってもみませんでした。 交付金の都合なのかもしれませんが、聞いてみなければ、誰がどう考えているかは分かりません。 そしてそれは簡単に善だ、悪だと線引きできるものではないと感じます。 きっとリゾート開発だって雇用を生み、客がお金を落とし、地域の税収も増えるでしょう。 何が言いたいかと言うと、色んな人の意見をあまり偏らず描けないかな、ということです。 1つの作品に全部盛り込むというよりは、別の作品では別の視点でも描いてほしいという感じです。 リゾート開発が題材なら、悪人ではない開発側の視点の作品もあってもいいでしょう。 それ以外でも、世間的に悪いイメージをつけられた立場や職業の人にスポットを当ててもいいと思います。 深夜のドキュメンタリーとかではやっているのかもしれませんけど。 念のため言っておくと、僕は環境を壊して開発してほしいと考えている訳ではありません。 偏見なしに色んな意見を聞きたいと思っただけです。 脱線の方が多すぎてレビューになっておらず、すみません。。
- iko********
4.0点
これで、あとはファイナルを残すのみ。 それにしても、スーさん年取りました。しかも社長から会長になりました。 その分、ハマちゃんが拾っていきます。オモロイです。 今回のヒロイン、檀れいさんの魅力をもっとみせてほしかった。 (追伸) tenguさん、確かに自分で映画館を経営したい。 昔の田舎の映画館って良かった。 例えば、その日の上映作品が、朝から「宇宙戦艦ヤマト」と「さらば宇宙戦艦ヤマト」、昼が「スーパーマン」と「エイリアン」、夜が「人生劇場」と「卍」(樋口加奈子と高瀬春奈のヤツ)で、一日500円で観たことがあります。 こんな採算とれない映画館なんて、もうできないでしょうね。
- mer********
4.0点
久しぶりに見た釣りばかでしたが 笑えました。 西田さんも三国さんも とてもお年を召されたかんじで はじめはハラハラしましたが そのうちに 浜ちゃんとスーさんに見えてきました。 ストーリーは水戸黄門のようでしたが 浜ちゃんのはじけぶりがおもしろい! 息の合った出演陣で溶け込み感が素敵です。 シリーズの中でも いい出来なのではないかしら? ひさびさにあっけらかんとした笑いに包まれました。 ありがとう~!
- shu********
4.0点
日本古風のすばらしい映画です。 できるだけ長く続いてほしい映画です。
- hya********
4.0点
寅さんみたいですね。特にどんでん返しが有る様な話じゃ ないけど落ち着いて楽しめるし笑える佳作です。 釣り好きじゃない人にもお勧め。
- しんちゃん
4.0点
安心して笑って観れる映画です。映画館内のあちこちで笑い声が聞こえてきましたよ~!初めて両親を連れて行きましたがオススメできます。すごく喜んでくれました!瀬戸内海の海がキラキラきれいで旅気分を味わえます~壇れいさん美しかったです~♪
- 一皮剥けない暴走野郎
4.0点
ハマちゃんの笑いを誘う“ボケ”とスーさんの生真面目で少々偏屈っぽい まじめな“ツッコミ”が絶妙な漫才コンビのようであり、安心して観られる。 そして、二人を取り巻く脇役達も、ほのぼのとした人達ばかり。 今回のマドンナ、壇れいさんも地方味が出ていて良かった。 昨今のCGバリバリシーンや「この映画のテーマは?監督は何が言いたい」 など一切この映画にはありません。 ストーリーもハッキリ言って練りに練ったものでもなく、日常生活にちょいと スパイスを足したような生活感ある仕上がりです。一言で云うなれば、“娯楽”そのもの。 最近の映画に見慣れた人には、全然伝わらない映画かもしれない。 しかし、映画の基本はここにあるのです。だからこそ、20作も続くのです。 そして1000円というリーズナブルな価格も気楽に行けます。 このシルーズは、まさに清涼剤的映画です。
- pat********
4.0点
安心して見られます。 話の展開は読めてしまいますが、関係なく笑えますね。 やっぱりはまちゃんはおもしろい!!
- kaj********
4.0点
三国さんのボケ老人の演技、あれは演技か、それとも地なのか? 演技だったらすごいと思う。 合体・・・はそろそろ笑えなくなってきているので止めた方が良いのでは??? それにしても結婚して何年もしてあんなにいちゃついている夫婦がいるんだろうか??? 全体的には、飽きずに見れて面白い。 壇れいさんもなかなか良かった。
- ライラック
4.0点
期待してなかったが意外に楽しめた。 笑いあり、涙あり、ドキドキしたりはらはらしたり…。 親に頼まれて付き添ったのだが、親世代が多くて、みんな声をあげて笑ったり、コメントしたりして、まわりの観客も面白かった。
- miz********
4.0点
まぁ、内容はヒドイけどおもしろいとこも、あるんでいいと思います。 でも字幕が余計でしたねwww
- taj********
4.0点
「理想の上司ランキング」でスーさんは入らなそう。だけどハマちゃん、「理想の部下ランキング」があるとしたら(聞いたことないぞ)上位に食いこむかもしれません。職場の雰囲気和ませてくれるし、社長いや今作からは会長の私設秘書(笑)もこなし、土建屋稼業なのに不正と無縁のトコで仕事取ってくる場合すらあるのですから。そんな「愛すべきダメ部下」ハマちゃんが今回向かうは瀬戸内・岡山県。にしても本気で「理想の部下ランキング」集計してくれるところ、ないですかね。 副題でわかるように、今作はハマちゃんスーさんの掛けあいが始終楽しめる構成。序盤のギャグが終盤の某結婚式でうまく繰り返されたり、エンドロールの下では完全アドリブでふたりが(笑)な喧嘩してます。その意味では釣りバカの王道を行く超安定株といった位置づけでしょう。デカいこと言ってますが僕、釣りバカ劇場で観たのはじめてです。テレビとか国際線機内とかで気ぃ抜いて見てたし(「観た」ではない)。本作も「映画館で気合い入れて観る映画ではない」いつもどおりの出来です。誉めことばですよ。 このシリーズ自体超安定株なのに、微妙な変化のブレンド具合が絶妙です。今作でいえば、鈴木建設内で20年間隠されていた鈴木一之助会長と浜崎伝助営業三課ヒラの関係が一瞬バレちゃいます。会長就任式で“感極まる”鈴木会長向けて浜崎ヒラが叫ぶには、 「スーさん!…えー…鈴木会長!云々」(←会場ざわめき) 思うに、シリーズもののワンパターンさと作品毎の変化を同時にやるのって、まったく別の作品を年一で撮り続けるのより難しいことじゃないか。「こんなの釣りバカじゃない」て言われたらおしまいなのに、前作と同じじゃ話になりません。型のなかにも破あり。…なんか、古典落語や能の演じ手の評価と似てきたな。そうだ、釣りバカは日本の伝統芸能なんだ! で、この「保守と革新の共存」みたいなことが、ちょうどハマちゃんとスーさんの演技にわかれて反映されてるんですね。西田敏行さんはつねに楽天的でそこ抜けに明るく、いつのまにかハマちゃんが台風の目になってます(かつ自分では気づかない)。あの浜ちゃんがすべての、超一面的キャラ。ハマちゃんが悩みだしたり今作のスーさんみたく失踪したら、釣りバカはどんより&自滅確実ですよね。いっぽう三國連太郎さんのキャラ、次作or次の場面で別人格が窺えんかの…と期待させてくれます。叩き上げの土建屋経営者なのかただの釣りバカなのか、はたまたハマちゃんとの関係に変化は?などなど。カブってるようでカブってない、ふたりが名コンビと云われる所以でしょう。 えー、いつも2000字ぎりぎりレビューの僕ですがネタ切れです。瀬戸内海の情景、とくに牛窓の結婚式の景色は旅情をものすごく誘います(この点、前作「能登」より優れてました)。あと、「ハマちゃんスーさん“瀬戸の花嫁”」じゃなくてよかったわ(笑)。なにはともあれ釣りバカの安定感と作品限定トッピングの妙、どうですかお客さん。
- フエゴ
4.0点
みたいなシーン満載ですが、まあ、釣りバカですからいいんではないんでしょうか?このキャストでやれるのは今回が最後かもしれませんから、見といたほうがいいんじゃないですかな?壇れいがカワイイです!
- rah********
4.0点
開発反対の市民運動、ピケに対する暴力など取り上げている問題は深刻。にもかかわらずハッピーエンド。こうあってほしい世界が描かれている。寺の跡継ぎ問題、退職の精神的ショックの問題など多くの話題がちりばめられていることも、ストーリー展開を興味深くさせている。しかもそのいずれもが無事にあるいは前向きに解決される。もちろん全体は十分にコミカル。楽しい映画である。
- ich********
4.0点
私は、コメデイの大切さを感じてます。昔のエンタツ、クレージキャッツ、ドリフ、いま、吉本がメインですが。リラックスできるし、笑いは健康にも最高。外国では、ビーン、ポリスアカデミー、ホットショット、犬のコメデイ、ベートベンなど。たくさん見てます。とにかく笑いの映画は続けてほしいものです。カルト、暴力など若い人が、テレビゲームではまっている人が多いようですが。笑っていれば、きれたりする人間も減るのでは。仏教でも和顔施というのがあります。 さて、今回つかえそうな 言葉。マイクの前で困っている人へ。もういい。見てのお楽しみ。