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トランシルヴァニア (2006)

TRANSYLVANIA

監督
トニー・ガトリフ
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  • みたログ 99

3.81 / 評価:21件

トランシルヴァニアという楽園の愛

  • グッピー さん
  • 2007年11月11日 0時17分
  • 役立ち度 7
    • 総合評価
    • ★★★★★

トランシルヴァニア。エキゾチックで惹かれる地名、そしてタイトルです。

映像イメージ素晴らしかったです。テオ・アンゲロプロス的なのかも。雪の荒野のシーン、チャンガロがシャンデリアを野原の木につるし灯すシーン、ロマたちの歌い踊るシーン、いやいやどのシーンも巣晴らしかった。

もちろん音楽も魅力的でした。力強く情熱的で、ちょっと哀愁で。俳優陣もいい。個人的には、アミラ・カサールに魅かれました。物語の中でも、アミラ扮するマリーがジンがリナを連れて帰ろうとして、見失ってしまうところが印象強く、好きです。

映像も音楽も役者もロケーションも、映画としての素晴らしさに満ちてるのに、何故かもうひとつだったのは、お話かなあ。というかお話の構造。かな、、、。

このレビュータイトルで、楽園の愛、なんて書いてしましましたが、なんかね。特殊な場所でさ迷い癒されるのって、タヒチの恋(そんな映画無いけど)みたいなのと構図的には似てて、ファンタジーな気がして。ただ荒涼とした地ではあるけど、隔離された、別世界であるところは同じだと思えてしまうのです。シリアスなのに御伽噺っぽいというか?

この映画は今の時代につながっているのでしょうか。ノー、だと思います。今の愛と共鳴するでしょうか。ノー、じゃないでしょうか。個人的にはフォークロアでナイーブ過ぎるものは好きでないせいかもしれませんが、どうも迫ってこなかったです。なんか、愛の逃避行みたいで、、、、。ちょっと古い感じがするのでした。こういう構図の映画って、一昔かふた昔前の日本映画とかに結構あった気がします。

20006カンヌのクロージング作品だそうですが、この年は、パルムドールは「麦の穂をゆらす風」で(これは、「戦場のピアニスト」の時のポランスキー的K・ローチ功労賞みたいな気もしますが)、「バベル」、「街のあかり」、「ボルベール」とやはりなかなかの作品がそろっています。やっぱりこの作品では、受賞までは行かなかったか、、。

そんなこんなで、☆3つにさせていただきました。惜しい一作です。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • ロマンチック
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