カトリーヌ

UNE VIE SANS JOIE/BACKBITERS/CATHERINE

84
カトリーヌ
3.7

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作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(2件)


  • 柚子

    5.0

    この時代に、この撮影の凄さよ

    物語的には、たいしたことはなく、美しい小間使いの健気さを描いているだけだが、ラスト近くの、路面電車と車のチェイスが、とにかく見事で、圧倒された! 当時の男性ははまっただろうな~ 女は、儚げで、強い男は、その女を守り、果敢に立ち向かってゆく メロドラマって、実は、男性が好きそうな物語なんだよね…と、思ったりする だって、実際の女は、別に、か弱くないからね~(^-^;

  • ********

    5.0

    複数の世界の構築

    1924年。ジャン・ルノワール監督(共同監督)。小間使いの少女が上流階級の妻たちに嫉妬されて放り出されるが、男たちに助けられるという話。結局は主人だった男と幸せになる「男の欲望」映画ですけど、構成がすばらしい。無駄のない美しい映画です。サイレントだからこそ楽しめる映画のスピード感! 偽善的な女たちの世界、選挙と欲望の男たちの世界、庶民の世界、といった大きくわけて三つの世界を渡り歩くカトリーヌ。それぞれの「世界」にいても、常にカットでほかの「世界」でなにが行われているかが写ります。「一方あちらでは・・・」と断りはなけれど、カットだけで複数の「世界」がつながる。すばらしい。特にニースのカーニバルでは、屋外の大衆的な狂騒と、室内のカトリーヌたちのダンスが、お互いに回転しながら交互にカット。あげく相手の男は死んでしまう! もちろん、ラストの暴走する路面電車の中のカトリーヌと、それを救おうとする車の男のチェイスは圧巻です。構図とカットでスピードを出す。映画の冒頭の場面提示ショットが、いかに最後まで響いているか。美しい景観とそこを舞台にした物語。あー、いい映画を見た。

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