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カトリーヌ (1924)

UNE VIE SANS JOIE/BACKBITERS/CATHERINE

監督
ジャン・ルノワール
アルベール・デュードネ
  • みたいムービー 3
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3.67 / 評価:3件

複数の世界の構築

  • 文字読み さん
  • 2008年12月21日 16時11分
  • 閲覧数 179
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

1924年。ジャン・ルノワール監督(共同監督)。小間使いの少女が上流階級の妻たちに嫉妬されて放り出されるが、男たちに助けられるという話。結局は主人だった男と幸せになる「男の欲望」映画ですけど、構成がすばらしい。無駄のない美しい映画です。サイレントだからこそ楽しめる映画のスピード感!

偽善的な女たちの世界、選挙と欲望の男たちの世界、庶民の世界、といった大きくわけて三つの世界を渡り歩くカトリーヌ。それぞれの「世界」にいても、常にカットでほかの「世界」でなにが行われているかが写ります。「一方あちらでは・・・」と断りはなけれど、カットだけで複数の「世界」がつながる。すばらしい。特にニースのカーニバルでは、屋外の大衆的な狂騒と、室内のカトリーヌたちのダンスが、お互いに回転しながら交互にカット。あげく相手の男は死んでしまう!

もちろん、ラストの暴走する路面電車の中のカトリーヌと、それを救おうとする車の男のチェイスは圧巻です。構図とカットでスピードを出す。映画の冒頭の場面提示ショットが、いかに最後まで響いているか。美しい景観とそこを舞台にした物語。あー、いい映画を見た。

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物語
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