2008年2月9日公開

潜水服は蝶の夢を見る

LE SCAPHANDRE ET LE PAPILLON/THE DIVING BELL AND THE BUTTERFLY

1122008年2月9日公開
潜水服は蝶の夢を見る
3.8

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作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(446件)


  • 例・やふたろう、

    4.0

    ネタバレ言われた側の気持ち

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • mis********

    4.0

    気管切開なのに歌が歌えた

    看護学生のときに一度みて、脳外科ナースになって3年目の今また見た。 脳疾患で長期入院する多くの患者さんや家族を見てきて、以前よりも、主人公の浮気男的な部分を嫌悪しすぎることなく、発症してからの生き様をニュートラルに捉えることができるようになった。 ただ、奥さん(元?)への感謝や敬愛の言葉はなんらかの方法で作中表現して欲しかった。 飛行機で席を譲った人への後悔や申し訳なさはあんなにじっくり語っているのに。 脳性麻痺の見えている感じている世界を、すばらしい演出で表現できている。 最後の方、気管切開なのに声が出たりするようになっていたけど、気管チューブのカフの空気抜けで呼気が口の方に漏れるようになっていたのかなと感じた。そのせいで、唾液や痰が肺に直接たれこんで、肺炎再発、出版後10日でお亡くなりになったのかな? 脳外科ナースとしては、患者さんが感じていること考えていること言いたいことを、言葉以外の情報から汲み取って、なるべく正確に理解しようとする姿勢を続けることが大事だなとあらためて感じました。 それに、フランスの医療者の声かけすばらしい。さすがユマニチュードの国。

  • eri********

    5.0

    すばらしい

    小池真理子さんの小説『沈黙のひと』 (文春文庫)でこの作品を知った。 原作本も読んだが、この映画を観て、さらに感動を新たにした。 主人公の視点で映像が流れ、心の声がリアル。 非常にすばらしい。

  • yuta

    4.0

    叙述的

    たまにこういう作品に出会うと小さい頃から、本当かもっと読んどけばよかったなと思います。 正直に言ってこの作品の美しさを監督が望んだ程度に感じることはできなかったと思います。それは、単純に英語力がないのもそうですが、言葉から連想できるイメージの引き出しが好きなすぎる。しかし、自分の感受性のどこかで、涙が出るほど美しいと感じたのは事実です。それだけ、この作品には映画としての美しさが詰まっています。 実際の小説を題材とした映画の脚本というのは多くあります。言葉という限られた種類の記号で箱詰めされた美しい映像を読者が自分の経験や感性を使い、映像へと書き直して行くのが文学作品だとしたら、映画はどのような役割があるのでしょうか。 一概に他のストーリーテリングの媒体と比較することはできませんが、映画には必ず制作側の視点を通しているという違いがあります。有限の型枠にはめ込まれた言語なだけに、その中身には無限の解釈を含んでいるのが言葉でしょう。一方、映像が視界に広がることで、より明確な情報が視覚から入ってくることで、より導かれた感情を受け取れるものです。小説の手軽さ、想像の無限さはなくてはならないものですが、映画は制作側の視点が一枚挟まっていることから、さらに深く、またsらに視聴者の個人の部分に浸透して行くものではないでしょうか。 この作品にして観ても、主人公のジーンの視点で物語がスタートし、一瞬にして視聴者は主人公にダビングしたような形でストーリーが進んでいきます。中盤からガラッとリズムが変わり、主観の位置が少し主人公ジーンから離れ、他のキャラクターの感情が、ジーンの感情に及ぼす影響をある程度、客観的に同情できます。そして、この作品のメインである叙述的な表現でジーンが現在を過去と比較するシーンで、視聴者はジーンの視点へと必然的に陥り、”The Diving Bell and the Butterfly”を迎えます。その叙述的な表現がそれまでに語られた人々との関係をなぞり、後悔、愛情などの人間性が彩られて行くのですが、そこには視聴者にお任せ。より個人的な想いへと潜っていいクルートに乗っているので、あとは自然に涙が溢れるのを待つだけ。 もっとこの作品からたくさんのものを感じ、より深くに潜ってみたい。

  • 佐々木

    4.0

    ネタバレカメラワークが素晴らしい

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • とみいじょん

    5.0

    想像と記憶が交差するところの夢解き

    逆再生される氷河の映像に浸っていると、途中からTom Waits氏の『Green Grass』が流れ出す。  この映像にこれを持ってくるとは!涙があふれかえってきた。エンディングになってもうかうかしていられない。 他にも、発症の場面に流れる『ラ・メール』。ここにこれを持ってくるとは!この雄大な伸びやかな歌を聴きながら、胸に早鐘が鳴り響き、締め付けられる。 このセンス!!! 主人公ジャン・ドー氏の著作を映画化したものという。 どこからどこまでが原作にあって、どこからどこまでが映画のオリジナルなのだろう?(原作未読)  例えば、終盤、療養していた病院からパリに戻るシーン。ガラスに映るジャン・ドー氏の表情。ガラス越しに見えるかっての…。じーんとくる。 粗筋を読めば、闘病物。でも、感動させようとする脚本・演出ではない。 何といっても、主人公:ジャン・ドー氏が、オッサン。  身動きの取れない中で、彼が夢想すること、彼の視線…。内なる声の数々…。  しかも、献身的な元妻にさせる伝言…。  善人じゃない。”かわいそうなorけなげな患者”ではない。ある一人の男の裏表のない現実…。「セラヴィ」フランスの映画だなあと思った。 死ぬまで続く人生。思い通りになること、ならぬこと。自分のミスで逃すチャンス。思いもよらぬ贈り物。聖人君子ではなく、最後まで”自分”であった人生。やり直したいけれど、やり直せない人生。それが人生。 そんな映画は、1度目の鑑賞では筋や関係性を追うことに焦点が割かれるが、 2度目以降の鑑賞では、イメージが掻き立てられるシーンに、この表現をこう表現するかというところにはまってしまう。    はじめは、ジャン・ド―氏の目線を追体験させられる。  そして、イマジネーションと記憶(思い出)の力に気づいてからは、日常と、想像(夢?)と記憶が入り混じる。私の理解力のなさからか、どこからどこまでが、実際の場面で、どこからどこまでが想像と記憶なのか、わからなくなる。  ルルドの場面は、ある個所までは過去の記憶で、どこからが夢なのだろう?  教会の場面は本当にあったこと?セラピストが、かってに患者を連れ出せる?  ジャン・ドー氏にとって”神”は救いにはならないみたいだけれど、父とのやり取りには涙がにじんでしまった。髭を剃っている場面のやりとりは記憶?  波上の台に、車椅子で放置されているのは、何を表しているのだろう?  他にも、他にも…。 ジャン・ドー氏は、軽口はたたくが、肝心なところは”説明”してくれない。その不親切さが、鑑賞者を置いてきぼりにし、時に退屈な映画のように感じさせる。「眠たくなる」という人の気持ちもわかる。 でも、この映画は、感じとる映画であり、思索する映画。受け身で観ていても、通り一遍の情報しか得られないが、こちらから映画に心を投じると、ものすごく雄弁な映画となる。  上記のような、この場面にこの歌をというのも含めて、このシーンで、ジャン・ドー氏は、監督は、何を表現しているのだろう?とか。  一つ一つの場面について、語り明かしたい衝動に駆られる。  多分、人が集まれば、その人数分の解釈があるのだろう。  何という豊かな映画なのだろうか。 そして、Tom Waits氏の歌を聴きながら、 環境のせいにして動けないと愚痴るより、とにかくできることを一つやろうと思った。そんなちっちゃな勇気をありがとう。 

  • hal********

    4.0

    ネタバレアンビリーバボー!

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • nyj********

    4.0

    生きる力は美人の色気?彼かなりの女好き?

    この映画なんかわからずに、ほとんど麻痺してしまった男の視界から始まり彼の世界に入り込まされてしまう。目の前に美人が2人、エロ患者のお話かと思ってしまう展開の映画になっている。彼は彼女たちの献身の努力で一冊の本を出版する。この素晴らしい偉業を描いた実話の映画化なのに何故か生命力は美人の色気で維持できることを描いたヘンテコな映画に見えるのは私だけであろうかと疑問に思ってしまった。

  • きらそらちゃん

    1.0

    3回寝た

    眠くならない人いるの?というくらい眠くなる映画。 でも こんな映画があってもいい。 面白くは ない 人には絶対すすめない

  • nir********

    3.0

    実話なの!

    実話ということに衝撃を受けます。 私なら耐えられない。 美人な医療関係者に、エロスを感じても何も出来ないもどかしさ。 空想だけで生きられるように、今のうちたくさん現実世界を愉しまなくては。

  • yab********

    5.0

    マチュー・アマルリックの演技はまさに偉業

     上から目線の人間が下から目線の人間に変わるとともに、上から目線の世界が下から目線の世界に変貌する。そこに意味がある。  世界的なファッション雑誌”Elle”の編集長ジャン=ドミニク・ボビーが味わった天国と地獄。オープニングシーンでの下から目線の絶妙なカメラワ-ク。脳梗塞で倒れたボビーが、言葉を失い、視野も片目だけになり、聴覚だけが頼りになったことを暗示したカメラワ-クは、絶望の中においても微かな希望と光を手探りで探り当てようとする人間力を表現している。そしてそれは、人間としてのプライドや傲慢さを削ぎ落とした後の誇り高き謙虚さを見事に表現している。  そして、その絶望の淵を彷徨うボビーに対して、微かな希望をナビゲートしていく美人の言語療法士と理学療法士の行為がとても美しく描かれている。  彼女たちの献身さが下から目線を増長させ、絶望と希望の間の落しどころを模索して、限りなくソフトランディングさせる効果を生み出している。  ボビーは三重苦どころか、完全に閉所恐怖症の状態に置かれている。名声をほしいままにした過去とはあまりにもギャップが激しい。やり手、女泣かせ、あり余る金。上昇志向をほしいままにした男の転落。  が、頼りの聴覚による目の瞬きで言葉を繋ぎ、希望に満ち溢れた書き物として遺したエネルギーは転落あってのもの種なのだ。  もしかしたら、人間の創造力は、人生の崖っぷちに立たされないと十二分に発揮できないものなのかもしれない。火事場のバカ力という表現は適切ではないかもしれないが、そのような類のものである。  お涙頂戴は一切ない。土壇場でありがちなおざなりの喜怒哀楽を完全に排除した映像がかえって胸を打つ。  逆に人生はかくも滑稽で刺激的で楽しいもの、要は心の持ちよう、という感覚をおしげもなくさらしてくれる。  そういった意味において、ボビー役のマチュー・アマルリックの愚直ともいえる渾身の演技はあまりにも崇高であり、偉業と認めざるをえない。

  • ont********

    2.0

    よく分からない私がアホなのか

    この作品のいいところであるとされている主人公の視点から描かれた映像。 それが私には良いと思えなかった。 実話を元にしたストーリーだから内容に文句言っても仕方ないことなのだろうけど、「そうですか」という感想しか出ない。

  • kps********

    2.0

    もう少し闇を掘り下げて欲しい

    見る前からつまらないと思っていた。 ボチボチ映画見てると自分が面白く ないだろうなと思う映画は大体面白くないのだが、なんとなく悲しい。 障害者に対して、特に同情することも区別したりも差別したりもしないし、なるべくならフラットな姿勢でありたいとは思っていますが、同情する必要もないくらい主人公元気(笑) 左目が開いた瞬間からポジティブ(笑) ユーモアを理解できない人間はクソだねーと言い切れるほどにユーモラス(笑) 題名は『潜水服は蝶の夢を見る』ですが、左目開いた瞬間から蝶のように自由(笑) 精神的にね。 この体が動かんくなった人の疑似体験映画ということで、評価が高くなってるみたいだけど、そこらへんも個人的にはありきたりというか普通に見えたので、点数が高くなる要素ゼロだったかな。 自伝が出てるみたいだからこのような人で、このような精神状態だったんだろうけど、このような人に対して同情したり泣いたり感動したりする要素はまったく無かったです。 蝶のように夢見るのはいいんだけど、五体満足の頃も体が動かなくなってからもこの人は蝶ですな。(強い人だ) 個人的には潜水服の部分を強調して欲しかった。 人質なってたおっちゃんも精神が壊れなくて済んだのは、ワインの銘柄を挙げてたからだと言ってたけど、そこらへんの表現は潜水服映すだけという体たらく。 もちょっと潜水服状態(精神面)の闇に演出で迫れると、対照的に蝶も美しくみえたでしょうからそこらへんがとても残念でした。 当の本人は絶望と圧迫感で精神崩壊ギリギリの線で戦ってたのかも分かりませんが、この映画からはそうゆうとこは感じられなかったので、イマイチ響くものはありませんでしたね。 ということで、見るべき1000本とかいう本に堂々と掲載されていたので嫌々見ましたが、まあ凡作だなあという感想。 最近、ベルイマンの『仮面・ペルソナ』とか、アーサー・ペンの『奇跡の人』とか見ちゃったから余計普通に見えたのもあるかな。 とりあえず自分の映画の感想は、映画の内容の方向にあまり向いていないので、この作品や人物を貶めるものではないことに触れておきたいと思います。 以上そんな感想でした。

  • aoa********

    4.0

    内側と外側と…

    脳内世界で生きるしかなくなった主人公と、現実世界で彼を助けようと取り囲む医者や家族たち。「内側」と「外側」の間をゆれるカメラワークは、何か今を生きる自分たちにつながる部分がありますね。

  • ner********

    5.0

    人間らしく生きるとは…

    冒頭が主人公ジャン=ドーの主観から入るのが凄い良かったです。 あのもどかしさを疑似体験させられてから物語に入っていく為、 観ている人達はジャン=ドーの苦痛や絶望感を感じさせらるのです。 それに映像が美しかった。 それはただ単純に美しい風景を映すからでなく、ジャン=ドーの目線を経験したことから感じる世界の美しさだったようにも思えました。 はっきり言ってジャン=ドーは誰もが思う「良い人」というイメージでは無いです。 子供が三人いるのに浮気していたらしく、皮肉屋でもあります。 しかしそれがジャン=ドーという人間であり、真実なのです。 彼は決して自分に同情を買ってもらい、これを感動の物語にしようとしていなかったでしょう。 これは彼の、自分という人間が生きた証だったのだと思います。 有名雑誌の編集長として順風満帆にやってきたようなジャン=ドーですが、 体が動かなくなった時、様々な後悔を感じるのです。 きっと誰もがそうでしょう。人生の中で、色んな後悔を抱えながら生きている。 そんなジャン=ドーを、彼の家族、病院のスタッフ、筆記者、そして浮気相手だったと思われる恋人…様々な人々が愛しています。 そしてジャン=ドーもまた、その人々を愛するのです。子供も父親も筆記者も、もちろん元妻と恋人も。 これ程までに絶望的な状況でも、この映画に悲壮感だけでなく温かみも感じられるのは、彼が沢山の愛に包まれていたからなのでしょう。 主演のマチュー・アマルリックの演技がとても良かったです。 麻痺する前も後も見事に演じていて、自然に映画に入り込めました。 そして女優陣が皆とても美しかったです。皆さん強い意志を持った女性を静かに、しかし力強く演じられてました。 ジャン=ドーという男の生き様が深く心に刻まれる映画でした。 そしてこの映画は「人間らしく生きるということはどういうことか」、 そんな問いかけでもあったように思います。

  • ara********

    5.0

    ネタバレ人とは

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • yn7********

    5.0

    自分と向き合う

    日常では、周囲との関係に影響され、また影響を与えて、それにより振り回され周りを振り回し過ごしているのを逆に実感します。 潜水服に閉じこめられ、自分の意識と向き合いその促すところへ舞う。静かな良い映画です。

  • tos********

    4.0

    意識とコミュニケーションのギャップ

     原題「潜水鐘と蝶」も邦題も何か理解しにくいです。自分でも名前を知っているくらいの雑誌「ELLE」。主人公の42歳編集長が左目のみが動かせる突然の全身麻痺。意識は正常でもコミュニケーションができず、瞬きで意思疎通していきます。意識とコミュニケーションのギャップがもどかしい。「西部戦線異状なし」では手足顔面を失った主人公が、首の動きでモールス信号を使って意思疎通するという話を思い出しました。  同世代。突然の死、不治の病なんて覚悟しといたほうがいいのか。

  • ana********

    5.0

    色々な人生の内の一つを考える映画。

    ゴージャスさやエンターテイメント求める方ご退場願います。 たぶん退屈で寝てしまうでしょう。 人の生き様を見せつけられる。 そんな映画です。 どう感じるか?人それぞれだと思います。 演技はかなりの物。 良い映画ですが子供には理解できないと思う。

  • yok********

    4.0

    ネタバレ疑似体験できる映像。

    このレビューにはネタバレが含まれています。
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