作品レビュー(952件)
- nor********
5.0点
10年以上前に観たときは分からないことだらけだった。モラトリアムを克服した今観ると、昔の自分には解らなかった事が解るようになっていた。これが成長であり、大人になるということなのだろう。 それでも尚解らないことだらけだったのでみんなの考察を読んでスッキリした。これは原作を知らなければ完全に理解することが難しい。でもそれを映画の中で謎解きの材料を全て出さないからモヤモヤが残る。それでも監督が伝えたいメッセージは十分読み取れるが、マニアック過ぎる作り方だと思う。 最後の英語の台詞の”father”を殺すに込められた意味は思った以上に深かった。神や運命や壁やつまらない繰り返しの日常に対する挑戦というのはこの映画だけで理解できる。でもDNAレベルの事も暗喩していたなんて教えてくれないと気づけませんよ。
- xvi********
3.0点
優れた原作を、しっかり精力を費やして優れた映像に仕上げているのに、 この酷いキャラデザのせいで感情移入できない。 とても重い話で、キャラクター達もその重さにダイレクトに苦しんでるのに、 それを能面みたいに描く必要がどこにあるんだろう。 大人なら行間を読めるでしょという監督の上から目線が伝わってきて気持ち悪い。能面の奥の心情を頑張って読むメリットをまったく感じない。 設定自体がファンタジーであり、それを2時間の枠の中で聴衆に受け入れさせる必要があるんだから、無駄なところで聴衆にストレスをかけるなって話です。 しかもところどころ、能面で描き切れない部分はクシャクシャの顔にするのでいっそう興ざめ。 興行成績酷かったそうですね。当然。原作に謝れ。 (貶しましたけど人の顔のない部分はとても良かったし脚本も良かったので星は3)
- d4u********
5.0点
このレビューにはネタバレが含まれています。 - エル・オレンス
3.0点
このレビューにはネタバレが含まれています。 - まなつこ
2.0点
『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』も『機動警察パトレイバー2 the Movie』も、そして本作も、面白さより違和感が先に立ってしまう。
- sug********
5.0点
最初の戦闘機の爆音なんて私はあんまり好きではない。 でも静かで悲しい最後を照らし出す「作者の激励」が素晴らしいお話。 久しぶりに観て、やっぱり良かった。 エンドのソングも素敵。
- 宮崎是彰
3.0点
この映画の醍醐味はまずは空戦シーンです。見ごたえ十分なシーンの連続。BGMもいい味だしてます。 その対称として日常シーンは全体的に静かで生活音がかなり大きく聞こえます。 この映画の設定は戦う為の子供がいるというか完全に戦闘をする為に文字通り存在するキルドレというものがいる設定なのですが、この設定が分かりにくい。 劇中ではショーから戦争になっていくように描かれるが、どこまでショーだったのかよくわからなかったです。もしかしたら戦争もショーの一部なのかも知れないがそれがよく分からない。 もう少し設定を分かりやすくしてほしかったです。
- ym
3.0点
スカイウォーカーサウンドの手掛けた、レシプロ戦闘機のエンジン効果音が大迫力で素晴らしい。この音響効果が素晴らしすぎて、映像も物語もあまり記憶に残らない。効果音だけの映画。ガルパンとかが音響を意識した作りをしてるがその元祖的作品。効果音映画だ。5.1chで聞いていると臨場感が素晴らしい。 ストーリーは松本零士の銀河鉄道999のエピソードや筒井康隆の小説に酷似しており、新鮮味はない。複雑な話ではなく割と単純な映画。単純なテーマをもったいぶってわかりにくくしているだけだ。 全翼爆撃機の巨大な垂直尾翼とか、ティーチャ機の重心位置とか空力的に間違っており、気になってしょうがない。そういうディティールが間違ってるので入り込めない。飛行機の素人の作った映画だと悟られるからだ。空戦シーンの手ブレ演出が過剰だと思う。
- vah********
4.0点
ネタバレたまには深く考えるのも
このレビューにはネタバレが含まれています。 - Nyahoo!
3.0点
DVDも購入済で今更レビューですが。 押井守だから見た&買ったけど、声優でない俳優陣のセリフが酷すぎて頭に入ってきません。 綾波レイから感情なく話す役柄も増えましたけど、感情がないのと棒読みはまるで違う。 この映画は後者でただただ棒読みが続く。 最後まで観るの苦行ですよホントに。 お口直しに攻殻機動隊見始める始末。 全然違う。。 今日のどれを聞いても同じ声の声優も声優だけどもね〜
- nyc********
1.0点
見る価値はない。「僕は子供だよ」と言ってる人が、酒、たばこ、セックスばかりする。極めて不自然。残るは反西洋な思想だけ。 格差で海外に行けない人はそういう思想をアニメに求めるのだろうが、かつて世界で評価されたヤマト、マクロス、など80年代日本アニメはすべて吹き替えによって反西洋な思想がカットされていたと知らないのか。思想の変更なしで西洋に輸出しても当然、低い評価を食らう。このアニメはドイツ人のベンダースさえ評価しなかったのだ。日本の反西洋思想のなかには当時の同盟国ドイツにも当てはまることが多いからだろう。ベンダースさん、さぞかし不愉快だっただろうなぁ。
- ker********
5.0点
自分の人生で一番苦しい時に観た映画。こんな苦しい毎日が永遠に続くんじゃないか………そんな思いで生きていた時、これを観て、ボロボロ泣いてました。 ただ、普通の人生は、そんなに永久的に苦しみは続きません。いまでも、あの音楽が流れると、この映画を観たことを思い出しまが。今は、とても元気に過ごせています。この映画のおかげで、あの頃、自分の仕事や状況を考えることができました。 話変わって、 アニメのボルト(ナルトの息子の話)をアニメを始まった時から何気なく見始め、ナルトも知りたいと、ナルトも観ていましたが、その時に、「スカイクロラ」もナルトもボルトもキャラデザインが西尾鉄也さん。ボルトやナルトに突然興味を持ったのも、「スカイクロラ」の影響だったのかも、と。一回しか観ていないのに、頭の、心の中に強く残った映画、それが「スカイクロラ」でした。
- せりか
4.0点
ネタバレ押井流の日常系?
このレビューにはネタバレが含まれています。 - son********
3.0点
残念でなりません。 はっきり言えば、クソ映画です。 もっといい映画はたくさんある。 とても残念でなりません。
- ang********
1.0点
ネタバレ睡眠導入剤入りの映画でした
このレビューにはネタバレが含まれています。 - sna********
3.0点
全体の世界観に入り込めなかった。 戦闘機映画にはおなじみのイギリスの基地。犬。帰ってこない飛行機。定番だ。 しかし舞台はヨーロッパ、イギリスのようであり、一部ではポーランドも出てくるのだが、現地語をしゃべる人と日本語をしゃべる人がいて、日本語は名前からすると日本人で、提携先の読売新聞とかThe Daily Yomiuriを読んで居たり…。なんというか些末なんだろうがしかし舞台装置にリアルさがないと物語がリアルに感じられない。 空中戦シーンはなかなか迫力があるし、出てくるメカも面白い。なんで車だけがポルシェ?って感じもあるが。 しかし評価できるのは空中戦シーンや飛行シーンくらいで、そのほかはやはりよくわからない。漠然と描いていくやりかたでいいのかどうなのか。結局、「ティーチャー」もよくわからないまま。 実際の戦争ではないということに意味があるのか?それともそれは代理の戦争そのものなのか、そのあたりのおそらく重大な問いと、人体実験か遺伝子実験か何か知らないが、死なない人間ができてしまったということと命の在り方、死とはなにかという問いがあるのだろうが、社会的な問題というよりも個人の問題に還元されてしまっていて、もう少し社会的な視点が欲しかったか。 原作にはもう少し広い設定があるのかな。
- kob********
4.0点
原作から上手くエッセンスを抜き出して軽快にした感じ。 映像も音楽も良いですね。 劇中のいろいろ知ってる大人の心中を想像しながら観ています。
- inv********
1.0点
全く飛行特性の違う機種同士で仲良く並んでシンクロナイズドフライトするクライマックスは、航空力学的にあり得ず、もう笑うしかない。マジでギャグたろ? ストールターンは曲芸で戦法じゃないしプッシャーでそれをやろうとしてもストールせず垂直上昇してしまうし。もう目もあてられない航空考証ミス(というか考証無視?)の連続だった。 大型エンジンを搭載したレーサーに機銃を付けただけの即席戦闘機とか、飛行機を舐めている。運動性が犠牲になるだけだ。永遠に歳をとらない子供が売春宿に入り浸ったり。煙草吸ったり。押井監督の子供の基準がさっぱりわからん。飛行機を溶接で修理してたが、ジュラルミンは普通のアルミと違い溶接は効かない。子供の目を手で塞いで火花を「見るな」という演出がやたら虚しい。リバースピッチで飛行機がバックしてたが、あれはc-130クラスの大型プロペラ機が制動距離を縮めるために使う。単座戦闘機には必要ない。スカイアクションと思わず異世界SFと割り切って見るしかない。それでも見るに耐えないが。
- tca********
5.0点
基本的に押井作品はわかりずらいって意見が多いけど 決してわかりずらくなんかない 原作未読で構えてみたけど普通にストーリーもはっきりしてたし何を言いたいのかも理解しやすかった 東急無国籍少女もそうだったしパトレイバー2も非常に分かりやすかった この程度をわからないなんていってたらタルコフスキーなんて全然理解できないだろ?? ボードリヤールの湾岸戦争は起きなかったって論文やループ系をしってれば 押井流の解釈を堪能できる 非常に希望的で良かった
- ass********
5.0点
説明出来ないけど直しようがない完成度に星5つ、世間に見せられる作品かといえばいえないので星1つ、えこひいきで結局星5つ。 アニメには外せない形式があります。 女性キャラの萌え声、ガンダム式文章、物理法則を超えた髪型、etc...... アニオタという大きな顧客を取り入れるために必要な様式です。 似たような物で宝塚の固有様式もありますね、他に、歌舞伎とか。 スカイクロラは割と演技が「普通」です。キャラはファンをつけるものでなく「記号」です。こういうの好きです。 飛行機をレシプロにしたのはすばらしい、エンジン音が耳に響いて機械っぽくて良いです。 物語とキャラクターが冷めてるので、たまに躍動すると凄い目立つ。 ガラスに穴があくシーンは鳥肌ものです。