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ウェイトレス ~おいしい人生のつくりかた (2006)

WAITRESS

監督
エイドリアン・シェリー
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3.52 / 評価:239件

解説

サンダンス映画祭など各国の映画祭で大絶賛され、アメリカで公開されるやいなや予想を上回る大ヒットを記録したハートフル・ストーリー。田舎のダイナーで働くウェイトレスが、突然の妊娠をきっかけに自分自身に目覚めていく姿を描く。監督は2006年に他界した女性監督エイドリアン・シェリー。ヒロインのウェイトレスを「フェリシティの青春」のケリー・ラッセルが演じる。ほろ苦くもおかしい独特の語り口と、登場するおいしそうなパイの数々がポイント。

シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ

南部の田舎町にあるダイナーで働くジェンナ(ケリー・ラッセル)はパイ作りにかけては天才的な腕前を持つウェイトレス。ある日、彼女は嫉妬(しっと)深い夫アール(ジェレミー・シスト)の子どもを妊娠。予想外の妊娠に困惑するジェンナはアールから逃げる計画を立てる一方、産婦人科医のポマター(ネイサン・フィリオン)と不倫関係に陥る。

シネマトゥデイ (外部リンク)

映画レポート

(C) 2007 TCFFC. All Rights Reserved.
(C) 2007 TCFFC. All Rights Reserved.

「ウェイトレス/おいしい人生のつくりかた」人生をそれなりに謳歌している人々の強さ

 一芸に秀でるものは全てに秀でているはずなのに、人生がうまくいかないパイ作り名人のウェイトレス。予定外の妊娠や産婦人科医との不倫などなど、迷走する人生を夫のせいにしているヒロインは、まさに優柔不断。だが、平面的な構図や脱力系のトーンや会話はそんな彼女の悩みを描くのにピッタリ。しかも、そうして描かれるユルい笑いのなかに、決して勝ち組とはいえない人生をそれなりに謳歌している人々の強さが浮かびあがる。

 とはいえ、そこは自身も母親である女性監督シェリー。ほんの少しの勇気を出せずに生きてきたヒロインの背中を後押しするのが“母性”というのはストレートすぎる気もするが、同時にこの作品はものすごいお伽話でもあったりするわけで。結局、女にはリアルな強さもファンタジーも必要だという真実がそのへんにチラリ?

 ヒロインのオリジナルパイも、女心をくすぐる代物。次々と映しだされるパイを見ながら、パイ生地はもう少し艶があったほうが美味しそうなのになどと考えながらも、帰りはどこでお茶するかを考えずにいられないのも事実。でも、この作品のいちばんの魅力は、ヒロインを温かく見守るダイナーの老オーナー。充実した人生には、粋な先輩が必要なのよね。(杉谷伸子)

映画.com(外部リンク)

2007年11月15日 更新

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