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ヴォイス・オブ・ヘドウィグ
2007年9月22日公開

ヴォイス・オブ・ヘドウィグ

FOLLOW MY VOICE: WITH THE MUSIC OF HEDWIG

1012007年9月22日公開

BVLGARI BVLGARI

3.0

「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」

「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」のトリビュートアルバム「ウィッグ・イン・ア・ボックス」のレコーディング風景と、ニューヨークにあるLGBTQの学校「ハーヴェイ・ミルク・ハイスクール」に通う若者達のドキュメンタリー。 アルバムの売り上げは学校へ贈るというものだ。 LGBTQの意味はイントロダクションにもあるが、 レズビアン(Lesbian):女性の同性愛者 ゲイ(Gay):特に男性の同性愛者 バイセクシャル(Bisexual):両性愛者 トランスセクシャル(Transsexual):性同一性障害者の中で、特に強く自己の性に対して不快感を覚え、外科的手術による解消の欲求が強い人。 クィア(Queer):同性愛者などを含むセクシュアルマイノリティーの総称。 の頭文字。 この作品の魅力は、やはりLGBTQのハーヴェイ・ミルク・ハイスクールの学生達です。 エンジェルは小さい頃から自分の性に違和感を持ち、女性として生活しながらも親の理解を得られない。 ラファエルは両親から長男として期待をされているが、普通高校でゲイであることからいじめを受けた。 レズビアンのテナジャは、同性愛は異常で不健康とされる宗教の中で育ち、まったく理解が得られない。そんな環境から抜け出して自立している。 一方でレズビアンのメイは16才で家族にカミングアウト。家族に理解されて、モデルとしてスカウトされ活躍している。 メガネをして素朴なイメージがあったメイがモデルという仕事をこなしていくとどんどん綺麗になっていくのがわかります。 主にこの4人に焦点を当てる構成で、レコーディング風景と交互に映し出されます。 メイは比較的恵まれた環境にいるものの、他の3人はいちばん愛されるべき存在の両親に理解を得ていません。 その事に対し、学校や監督のカメラの前では気丈に明るく振舞うのですが、ビデオ日記の中ではとても素直に悲しみを表していますね。 学校名ですが、1977年にアメリカで初めて自らがゲイであることを明らかにして選挙で選ばれたサンフランシスコ市の議員「ハーヴェイ・ミルク」から取ったもの。 議員は就任して1年足らずに、同市庁舎内で同僚の議員に市長とともに射殺された。 この事件の裁判で、撃った元議員はわずか7年8か月の禁固刑を宣告される。 評決は不服と激怒した同性愛者らがサンフランシスコで広範囲にわたる暴動を起こした。「ホワイト・ナイトの暴動」である。 ドキュメンタリー映画にもなったのでこちらにも興味がわくところです。 ところでオノ・ヨーコって歌上手いの?

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