あらすじ・解説
観光用プロモーション撮影のため、たった1人で韓国の釜山に派遣された新米監督クリハラ(柄本佑)。 ガイドとも出会えず、言葉も分からぬ異国の地をさまよい歩くうちに、開催中の釜山国際映画祭に紛れ込んでしまう。そんなとき、風変わりな日本人女性ヨーコ(江口のりこ)と出会い、意気投合した2人は一緒に釜山観光をすることになり……。
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作品レビュー(1件)
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3.0点
柄本佑が等身大の20歳を好演している。浜辺を歩く後ろ姿などはお父さんにそっくりだ。何とも言えないひょうひょうとした味わいのある役者である。 そのクリハラの相手、ヨーコ役・江口のりこの演技も良かったし、端役ではあるがガイドのマツオカ役・川村亜紀の自然な演技も好感が持てた。 ストーリーはいたってシンプル。観光ビデオ撮影の仕事で一人訪れた釜山。クリハラは偶然出会った女性と束の間のデートを楽しむ。半強制的に嫌々訪れた街だったが、次第に釜山という街に魅了されてゆく。折しもカメラは開催期間中であったPIFF(釜山国際映画祭)会場の様子などを捉え、活気に満ちた街のパワーを伝えてくれる(釜山のPR映画ととれなくもないが)。 映画そのものは平凡なストーリーであったが、役者達のみずみずしい演技に幾分救われている。 また、オープニングとエンディングにただよう独特のテイストに、この新人監督の秘められたポテンシャルを感じるのは僕だけだろうか。
スタッフ・キャスト
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