2007年11月3日公開

鳳凰 わが愛

1212007年11月3日公開
鳳凰 わが愛
2.9

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作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(15件)


  • nak********

    2.0

    ストーリーに矛盾ありすぎる

    あの中国、当時はなんでも死刑にされてるイメージだが 昔の中国の刑務所は部活のようなあんな楽しい暮らしだったの?

  • xi_********

    2.0

    中井貴一の熱意も空しく

    何平(フー・ピン)の『ヘブン・アンド・アース/天地英雄』で中国映画初出演を果たした中井貴一。本作は、その彼が製作にも名を連ねた日中合作映画です。 監督の金琛(ジン・チェン)は99年に『罔絡時代的愛情』で監督デビューした第六世代の監督。昨年(11年)には初の超大作『戦国』(孫紅蕾、フランシス・ン、中井貴一、景甜、キム・ヒソン共演の歴史ドラマ)を手掛けましたが、今のところ、日本公開の話は聞きません(ちょっとお粗末な映画でしたからねぇ)。毎年コンスタントに作品を発表してるんですが、今のところ、本作が唯一の日本公開作と言うことになります。 中井貴一については今さら私が言う必要もないでしょう。最近、中国映画への出演機会が増えている彼ですが、『ヘブン・アンド・アース』では姜文(チアン・ウェン)と王学圻(ワン・シュエチー)、本作では苗圃(ミャオ・プゥ)、『戦国』では孫紅蕾(スン・ホンレイ)とフランシス・ンなど、それぞれの作品でかなりの大物と共演しているものの、同じく中華圏での活躍が増えている香川照之(『鬼が来た!』、『John Rabe(ラーベの日記)』)や、安藤政信(『花の生涯~梅蘭芳~』、『刀見笑』)と比べ、出演作の評判が芳しくないのが気になります。 映画は、金琛が新聞で見た記事を基に、1911年の民国成立から、31年の満州事変、45年の日中戦争終結、その後の国共内戦、49年の中華人民共和国成立までの、およそ40年に及ぶ囚人同士の愛のドラマを描きます。 民国成立直後の東北地方。人でごった返す映画館で恋人にちょっかいを出された劉浪(中井貴一)は、叩きのめした男に重症を負わせ15年の服役を言い渡される。収監された刑務所には、暴力夫を毒殺し死刑囚となった女囚の周紅(苗圃)や、冤罪で服役している占いが得意な老良頭(郭濤)がいた。後日、面会に来た母親から、例の男に恋人が強姦され自殺したことを告げられた劉浪は、復讐のために脱走を試みるが失敗。同じ日、妊娠のために死刑を免れた周紅は投身自殺を図る。ふたりは男女共同の懲罰作業に従事することとなり、やがて、その交流を通じて互いに惹かれ合うようになる・・・。 この映画の致命的なところは、「40年に及ぶ愛の物語」を描くのに、その端緒となる心情が描けていないことでしょう。 粗暴な夫のために罪を犯した周紅が、寡黙な劉浪に惹かれるのは(説明不足は否めないにせよ)まだ理解出来ます。問題は、劉浪の心情変化です。冒頭の彼はとても寡黙で(中国語が喋れない中井貴一への配慮でしょう)、しかも、相当な恋人想いの男として描かれます。それが、数日豚小屋掃除を共にしただけの周紅へ愛が燃え上がると言うのは(私は)理解に苦しむ。その後の40年間、ふたりはこの愛を支えに生きるわけですが、そこまで心を分かち合える「何か」が全く描かずに、それを「鳳(雌)は凰(雄)を求める」と言う台詞だけで片付けるのは、少々無理があります。 これは脚本の欠陥ですが(構成が場当たり的)、金琛の演出も「ブツ切りのエピソード」描きに終始するため、その説得力不足を助長してるだけ。 結果、中井貴一、苗圃、郭濤(グォ・タォ)の演技を徒労に終わらせた点は反省すべきでしょう(一部吹替ながら、中井貴一の中国語発音はなかなかのもの)。 但し、映画としては平板な印象の本作ですが、興味深い点もありました。 まず、激動の中国近現代史を塀の内にいる囚人視点で描くと言う試みは面白かった。正直、単なる愛の叙事詩にするより、こちらを力を入れればさらに興味深い映画になったと思います。 次に、同じ刑務所映画である『ショーシャンクの空に』の影響。 郭濤演じる老良頭と言うキャラは、あの映画のレッド(モーガン・フリーマン)を意識してのものでしょうし、彼と劉浪の関係は、まんまアンディ(ティム・ロビンス)とレッドを思わせます。また、老良頭が国情変化の度に収監の顛末を語るプロットも、そのまま『ショーシャンクの空に』と同じ。94年の米国映画が中国第六世代に影響を与えていると言う事実が、私には少し面白かった(笑) こうした点を考慮すれば、この映画を、売り文句通りの「実話」と思い込むのは避けた方がいい。この物語で事実の範疇と言えるのは、せいぜいが「刑務所内で愛を育んだ男女がいた」程度で(劇中にこの物語の証人となれる人物は存在しない)、その他は全て映画的脚色だと思った方が無難でしょう。 しかし、これが実話であれ何であれ、今回、製作に名を連ねてまで中国人(出自は日本人)の囚人を演じた中井貴一の熱意には、本当に頭が下がります。 それだけに、『鳳凰 わが愛』が、その熱意も空しく平板としか言いようのないドラマに終始したことは残念ですが、個人的には、その挑戦を止めないで欲しいと願うばかりです。

  • jne********

    4.0

    ネタバレなかなかいい作品

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • まお

    3.0

    切ない

    罪の深さに関係ないような刑期の長さ どんだけの時間をすごすんだろう 罪を犯しところの気の短さが どんどん変化していく様子は静かながら見入ってしました しかし切ない物語です 占いの人良かったな 電信柱は笑った 寒い部屋で見るとたまらない作品なので温かくしてみたほうがよい でも、より味わいたい!!って人は寒いくらいの部屋で見たら良いかもしれない 中井貴一さん上手いな~~とつくづく感心します

  • taj********

    4.0

    純正統派「音のない漢詩」

     非常に静かな映画でありながら、悠久の中国大陸そのままに壮大な、ふたりの愛の叙情詩です。今週は大規模作が目白押しですが、ときには、本作のようなモノトーンの2時間に身を委ねるのも乙なことでしょう。  辛亥革命(1911年)直後の活気あふれる映画館に始まり、1945年の日中戦争終結、さらに国共内戦期にまで物語はひろがります。激動の中国大陸にあって、主人公リュウ・ラン(劉浪=中井貴一さん)とホン(周紅=ミャオ・プゥさん)の周囲だけはひたすら静かでした。なぜなら、ふたりは30年以上も東北部の刑務所にいたから。意地悪な言いかたをすれば、極限まで欲を削がれた場所だからこそ、芽生えた愛が純粋だったのでしょうか。本作は、刑務所―雪の谷底―そして終幕の「ある場所」に到るまで、苛酷な環境に、ひと続きの倒錯した愛のサンクチュアリが舞台となります。ところでこの状況、僕にはまったく実感がわかないのですが、事実は小説より奇なりの謂どおり、実話をもとにした映画だそうです。  舞台が充分に倒錯的なだけに、物語は非常に静かな雰囲気でした。東北部の深雪、明るい色が一切省かれた刑務所のすべて。モノトーンの画面と相まって、漢詩のような壮大なスケールを感じます。台詞も非常に少ないのですが、そのぶん、ふたりの視線の交錯や身の振りをカメラは丹念に写しこんでいて、いっそう静寂感が際立っていました。テンポの良い映画に慣れた人は、眠気すらくるかもしれません。  ところで、ご存じのように、東北部は1932年から「満洲国」の領土になります。本作でも満人の元貴族が成立直後釈放され、「光復」後は一転、売国奴として銃殺される挿話がありました。軍閥支配から民国、「満洲国」、さらに中共へと激変する大陸の動きが刑務所の変化にも(ときにコミカルに)反映されていて興味深く観られました。時代背景を知っているに越したことはありません。しかし、刑務所最長老のリアン(老良頭=グォ・タォさん)が言うように、「蛇が龍になって、また蛇になった」―所詮人の世は儚いものだ、それくらいの構えで観るのが「サンクチュアリ」にはいいのかもしれません。  このように、まったく奇を衒わない「純正統派」の映画でした。プロデューサーも務めた中井貴一さんの姿に重なるところがあります。  中井貴一さんといえば正統派俳優最右翼、シンプルイズザベスト型の役者さんという印象です。中国で撮るにあたって「日本からのゲスト扱いでは映画に深く関われない」、そんな理由でプロデュースを担ったとあります。それだけに、彼の実直な姿勢がそのまま表れたような映画であり、リュウだと思いました。  ただし、このような正統派で良心的、セオリーどおりの映画が広く受け容れられる時代ではないだけに、やはり「地味な映画」という批判は免れない気もします。「地味」を安定感ととるか退屈ととるかは各人の経験と好みによるところなので、その意味では好き嫌いの激しく出る映画かもしれません。僕の観た回、かなり上の年代の方で占められていました(それでも15人程ですが)。同時間帯、近くの某シネコンで“派手な”続・三丁目の夕日と恋空が満員の観客を集めていたと思うと、演出の流れは過剰化・過サービス化なのかな、と。  「オリヲン座からの招待状」のレビューでも少し書いたのですが、僕ら全体がポップな映画・映画館や演出を望んでいるからこそのこのザマだ、というあきらめと同時に、「地味」で正統派の映画文化を失ってはいけない、とも思っているわけで、なかなか僕の中では答えが出ません。とりあえず独りの抵抗ということで、ミニシアターに細々とお金を落としたり、本作のような単館系作品にこつこつレビュー書いたりしているところです。酔狂な男ですね。  書きそびれました。役者陣は非常に味わい深い演技を魅せています。30年を経たリュウ・ホン・リアンの枯れ具合、見事の一言です。S.E.N.S.による音楽も主張しすぎず、しかし心情の起伏を的確に表現していて文句なし。ラスト3分間が(「mag01223」さんもおっしゃるように)「驚愕」なのが玉に瑕でしょうか(☆1にされたのも、あながち否定できないほどでした…)。  それでも全体的には、作品と物語、人物の誠実さがゆっくりと感動を運んでくれる、上質の抒情詩です。121分という長丁場も、ふたりの30年を眺めているうちにあっという間。個人的にはおススメです。

  • ats********

    3.0

    愛とは、人生とは・・・その「過程」

     ストーリー中の数多くの出来事にもかかわらず、物語は「静か」に進んでいきます。物語の中の喜びも、そしてそれよりもずっとずっと多い苦しみや悲しみも、主演男女優は見事に演じきっていると思います。それなのに、この「静かさ」は・・・?レビューワーたちの評価を見ると、「退屈」から「抒情詩」まで見事に分かれています。  愛も人生も、その価値は結果ではなく過程にあるのかも知れません。ストーリー中の数多くの出来事は、それぞれそれ自体は意味のある結果をもたらしていないようです。しかしそれぞれの出来事が二人の愛、そして特に中井貴一演ずる主人公の人生の「過程」として大きな意味を持っていたのではないでしょうか。  そもそも無理な脱獄をそれも一度ならず試みて捕まる部分、「恩人」をその故郷につれかえる部分、婚約者の墓地を訪れ、そして復讐を果たそうとする部分・・・いづれもその出来事自体はたしかに「退屈」と表現もできそうです。が、主人公の人生にとっては、その「過程」として大きな意味を持つ出来事だったのだ、と私は思います。    たしかに「叙事詩」ではなく「抒情詩」なのです。ですから、その「情」を感じ取れた観客はこの映画を見て満足したし、そうでない場合には「退屈」したでしょう。  話題の、ラストの部分。直前まで辛抱して「抒情詩」を詠ってきたのに・・・「愛とは、人生とは、その結果ではなく過程である」、あえてそれを強調しようとして勇み足を踏んだのでしょうか。    

  • chi********

    4.0

    シワの深さと愛情の強さに涙

     これは、日中友好35周年を記念して作られた中国映画。主役の中井貴一は、「ヘブン・アンド・アース」で中国映画に初主演しましたが、その経験を活かしての再主演作品でした。  ストーリーは、清朝後期から中華人民共和国に至るまでの時代背景で、刑務所にも時代の流れが反映されていますが、テーマは強い純愛路線ですね。テレビドラマを見ている感覚ですが、やはり涙してしまいますね。  キーポイントは、最初と最後の白黒フィルム、氷作りの鳳凰、氷が割れる川やベッドに刻まれた蛇の絵。中井貴一の演技には魅了されますが、相手役の苗圃も、鶏と蛇の絵を見つけて声を押し殺して嗚咽する姿には、心に迫るものを感じました。すれ違いの恋は、涙を誘うものですが、二人の年老いたシワの深さに、愛の強さを感じざる得ない映画です。

  • kaz********

    2.0

    正直、期待外れ

    中井貴一プロデュース、という売り文句に期待をかけすぎたのかもしれない。 終盤がグダグダで、結局何が言いたかったのかがよく分からない作品になってしまっている。お勧めできる要素は乏しい

  • ty1********

    1.0

    ネタバレかったるいメロドラマ

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • sui********

    5.0

    期待せずに観たら、かなりの秀作!!

    『日中友好35周年記念』というコピーに、かなり重いイメージを抱き、獄中ラブ・ストーリーという事で、物語の起伏も期待していませんでしたが、幸せ・笑い・友情・戦争を含めた苦難など、かなり盛り沢山な起伏を、美しくまとめて表現されていたので、中だるみ無く、大満足で椅子を立ちました。役者の方々の演技が演技を越えてすごくリアルだったのも書き足しておきます。 ただ、ラストはかなり切ないので、涙腺が弱い方はご注意下さい。

  • mag********

    1.0

    ラストにはある意味、「驚愕」する。

    一言でいえば、1911年の辛亥革命から1946年の国共内戦まで、激動の歴史を経た中国を舞台に、一組の男と女の出会いと愛を描いたもの。 地味といえばそうだが、シーンシーンの構図がとてもきれい。 カメラワークや場面展開のつなぎも的確で、非常に高い技術が感じられる。 そして役者の演技。 オーバーな芝居ではなく、緊張感のある自然さというか、さすがベテラン陣というか。老け役もほとんど違和感なく、これもかなりのレベルである。 なのに、見終わってからのこの落胆感は何だろう。 圧倒的にシナリオ&ストーリーがイマイチを通り越して、変だ。特にラストが。実話を基にしたとはいえこれはねぇ…。 結論としては、映画技術を勉強する人以外には、あまり鑑賞する意義のない作品になっちまった。貴一っちゃんの初プロデュース作品なのにね。合掌。

  • fuu********

    2.0

    う~ん 微妙

    映像はそこそこ美しいし雰囲気もあるけど いかんせんストーリーが退屈 途中、何回時間を確認したことか・・・ もらった招待券で見たからよかったけどお金払っていたら後悔したかも・・・

  • hxp********

    4.0

    事実に基づくなんて凄いなー

    事実に基づくと知って見に行った。よく死なずに人生を全う出来たなと感心した。 希望が有ったから、辛くても生きてられるんだな・・・。人間って凄い生命力! 一生懸命な愛情って本当に素敵だ。 中井サンの中国語セリフもっと入れて欲しかった。結構発音上手かった。 最後の場面は少しぐっと来ます。

  • shi********

    3.0

    まあそこそこ良かったですよ

    あまり期待せずに見に行ったのですがなかなかよかったですよ。中井貴一の中国語はかなり努力さて勉強されたのだろうと関心しました。統制化、激動の中国、あんなんだったんだろうな~て思いました。大きな時代とは裏腹の単純な恋愛ものが少し物足りない気もしないではありませんが2時間を長くはおもいませんでした。人を想う気持ち、その気持ちでつらい時期をも生き抜ける力をもらえる、それってどんな時代でもどんな場所でもありだと私はおもいますから。

  • str********

    3.0

    演技が安定していました

    演技は安定していて上手だし、 シーンごとにフェードアウトしていく映像の繋ぎも分かりやすかったし 映像も綺麗だし、中井貴一の流暢な中国語も新鮮でした。 CGを使わない、まさにごまかしの出来ない映画で、 スタッフの一生懸命さが伝わりました。 私的な感想で恐縮ですが、 飽きることもなく見れたのですが、 心に残るシーンも少なく感動することもなく、 淡々としていたような・・・。 ホンがなぜ旦那を殺したのか、とか それでなぜリュウ・ランを好きになったのか?など 恋愛に落ちる動機も、もうすこし欲しかったなぁ。 脚本にすこし物足りない気持ちになったのも事実です。

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