2007年12月15日公開

バレエ・リュス 踊る歓び、生きる歓び

BALLETS RUSSES

1182007年12月15日公開
バレエ・リュス 踊る歓び、生きる歓び
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作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

1929年、天才興行師セルジュ・ディアギレフ率いるバレエ団バレエ・リュスが、彼の死とともに解散。しかし、1931年、ロシア人のド・バジル大佐とフランス人でモンテカルロ劇場の監督だったルネ・ブリュムがバレエ・リュスの再建を宣言し、ディアギレフの最後の振付師ジョージ・バランシンを芸術監督に、新しい才能の発掘を始める。

シネマトゥデイ(外部リンク)

作品レビュー(9件)

楽しい21.4%かっこいい14.3%ゴージャス10.7%泣ける7.1%笑える7.1%

  • bakeneko

    5.0

    How rich we were!

    “ニジンスキー”を輩出し、「赤い靴」のバレエ団のボスのモデルとなった“天才興行師ディアギレフ”でも有名な、「ロシア・バレエ団」の軌跡を追った貴重な映像のオンパレードのドキュメンタリーです。 この伝説のバレエ団とそのメンバーが、分裂と、再起、そして変容を繰り返しつつ世界中のバレエ文化の礎と成っていった経過が、奇跡的な美しさを見せるバレエシーンと共に綴られていきます。 更に、バレリーナの人々がロシア革命の没落貴族令嬢だったりすることも分かってきて、歴史ドキュメントとしても一級の面白さです。 そして、現代に時代が移って再会した人々のシーンの“人生の豊潤さ”を感じさせる素晴らしさは凡庸なドラマを遥かに凌駕しています。 それにしても、なんと美しいバレエなのでしょう! そして、なんと美しい人達なのでしょう! (蛇足) 姿勢をしっかりすることが、何時までも若く見えるコツだということも良く分かりますよ!

  • bha********

    4.0

    ロシアン・バレエの底力

    「ブエナビスタ・ソシアル・クラブ」(キューバのミュージシャン)のバレエ・ダンサー版といった感じでかつて栄光を浴びたダンサーたちの40年振りの同窓会から始まるドキュメンタリーとなっています。やや単調なトーンで語られていますが、次第にダンサー達の生き方に魅せられていきました。 母国ロシアで一度も踊ることのなかったロシア人のダンサー達の姿が描かれています。ロシア革命で全てを失い、フランスへ渡り生活を建て直そうとしたロシア人たちは子供達にバレエを習わせ夢を托そうとしていたんですね。ロシアからフランスへ亡命したディアグルフは1909年から没するまでの20年もの間、全ヨーロッパで唯一有名なバレエ・リュス(ロシア・バレエ団)を築いてきました。 以降のバレエ・リュスはロシア人とフランス人の二人のトップが対立しあいながら展開していくのですが、音楽・踊り・美術が一体となった芸術としてのバレエへと発展し、そこにはニジンスキー、ストラヴィンスキー、マティス、ピカソ、ラヴェルなどの参加も加わっていきます。1939年9月のパリでは第二次世界大戦への戦線布告からアメリカへ船で大急ぎで渡ろうとするバレエ・リュス達のエピソードも語られています。 アメリカで成功するには無名でもアメリカ人の振付師につく必要があったこと。バレエ・リュス達に言わせると、“寝たきり老人以外なら誰でも踊れるような”スクエア・ダンスも取り入れなければならなかったこと。ハリウッドの映画でバレエ・リュスとしての踊りを披露したこと。NYシティ・バレエのモダンなスタイル発祥へのつながりも垣間見れてとても参考になりました。 若かりし頃の貴重な映像と共に、当時の苦労や歓びが語られていきます。何と言ってもどのダンサーも高齢なのに生き生きして軽やかな足取りなのにはびっくりさせられます。いくらかつてのスターだったとは言っても、それだけではないような気がします。今でも何らかの形でバレエに関わっていたいという気持ちがある事も大きいのではないでしょうか。実際殆どのメンバーは世界各地でバレエ団を設立したり、大学等で教えています。後継者の育成に使命を感じてすらいます。 メンバーの何人かが語っています。当時バレエを習ったときは選択の余地は無くただ必死だった。でもそこに楽しさを見出すことが出来、そこからは夢中だった。 やりたい事が見つからない。何に情熱を注いでいいのかわからない。 案外、今目の前にある事を必死にやってみると見つかるものなのかも知れませんね。 報酬なんて生活できるだけもらえればいい、ただそれをすることが幸せだから。 そんな風に思えるようになれたら最高ですね。

  • mim********

    3.0

    情熱は人を生かす

    ディアギレフのバレエ・リュスはニジンスキー、ピカソ、マティス、ミロ、コクトー、ストラヴィンスキー、ドビュッシー…などなど20世紀前半の舞踊・美術・音楽分野で頭角をあらわす人々が集結した、なんとも贅沢な総合芸術の一大ムーヴメント。この動乱の時代~後生の芸術活動に大きな影響を与えたとされる。 キーマンのディアギレフ急死によって、一時代を築いたバレエ・リュスは解散し伝説となった…と思っていた。しかし、その後残されたダンサーや意志を継いだ人々によって継承・再建され、戦乱や貧困、内部の確執にまみれながらたくましく生き延びていったということだ。これは案外知られていないのでは。 この映画では、受け継がれたバレエ・リュスが1962年についにその幕を降ろすまでの波乱に満ちた活動を、当時の映像や元団員のインタビューなどで紐解いていく。 同窓会に参加するために、世界各地に散らばっていた元団員たちが集まってきて…というのが話の発端。いやぁ、画面に登場する80歳、90歳のおじいちゃんおばあちゃんダンサーのまぁ元気なこと! 下手に近づくと生気を吸い取られそうな勢いである(笑)。 当時を振り返る彼らはとても明るく陽気で、誇りに満ちていた。彼らが育ったバレエ・リュスは輝かしい日々もあったわけだけど、戦争という悲しい時代に翻弄され亡命を余儀なくされたり、貧困に苦しんだり、連日の地方公演のハードなスケジュールなど、状況としてはむしろキツイことのほうが多かったという事実も淡々と綴られる。そしてあきれるほど個性的な人々の集まり(過度に純粋な人々…)、ということで問題も絶えなかっただろうことは想像に難くない。 それでも彼らが踊り続けたのは、踊ることが本当に好きだったから。歓びだったから。生きることそのものだったから。 この情熱はいったいどこからくるのだろう? 何にしたって、情熱なくしては新しいものをつくりあげたり、逆境を乗り越えたりできないのだなぁと納得させられた。 彼らは年老いた現在もバレエとつながり、踊り続け、目をキラキラさせて歓びを伝え続ける。この人たちは死ぬその瞬間まで、いや死んでからもきっとバレエとともにあるんだな、それはとても素敵なことだと思えた。

  • kik********

    4.0

    バレエリュス

    古典バレエからコンテンポラリーのような作品が出てきた過程が良くわかる映画。出演者(バレエリュスのメンバー)の言葉に重みがある。高齢にも関わらず今も精力的にバレエを教えていたり姿勢が良かったり。現役ダンサーやバレエファンには是非見てほしい映画。元気になります!こうしてバレエは廃れずに全世界に広まったことがよくわかるしうまくまとめられている。よくぞこんな映像が残っていたと思うと同時によくぞ公開をしてたと感謝したい。

  • タダラフィル

    4.0

    ネタバレ観る歓び、聞く歓び

    このレビューにはネタバレが含まれています。

スタッフ・キャスト

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基本情報


タイトル
バレエ・リュス 踊る歓び、生きる歓び

原題
BALLETS RUSSES

上映時間

製作国
アメリカ

製作年度

公開日