レビュー一覧に戻る
「サクゴエ」
2007年10月20日公開

「サクゴエ」

982007年10月20日公開

she********

3.0

ネタバレ地味だけど面白い

DVDで観ました。 さて、多くのレビュアーの皆さんとは逆に、私は弓削智久という俳優を知っていたからこそこの作品を観ました。(ついでに言うと、ヤクザ:滝沢を演じた萩野崇さんも。特撮ファンには2人ともお馴染み。) 脚本も担当したとのことなのでどのようなものかと興味を抱いたことも観ようと思った理由の一つ。 正直、話はありきたりというか、観ている人の予想通りに話が展開します。そういう意味ではべたべたです。 男同士の友情、都会の片隅での誰に知られることもない物語。 失ったもの、取り戻すべきもの、そして取り戻したもの、やっぱり失ったもの。 ラストの展開も予想通りです。 しかし、観ていて切なくなります。 きっとこの「切なさ」を見せたかった、感じ取ってほしかったんだろうな、という作品です。 キャストは世間的には無名に近い人たち。 派手な展開もアクションもなく、大々的な宣伝をされたわけでもないこの作品は、はっきり言って地味です。 でも、約1時間半という上映時間の中、俳優さん達がキャラクターを咀嚼した演技に感情移入でき、観終わった後はある種の気持ちよさが残ります。(決してハートウォーミングな話ではありませんが。) 弓削さんにまた脚本を書く機会が訪れるかどうかはわかりませんが、次作もぜひ観たいと思います。 最後に、いまさら言っても仕方がないことですし、上映当時ですら田舎住まいの私には無理だったんですが、ミニシアターでいいからスクリーンで観たかったです。

閲覧数568