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眠り姫
2007年11月17日公開

眠り姫

802007年11月17日公開

パン子

2.0

記録として

記録として書かせていただきます。 黒澤監督、実験映画と商業映画の中間の存在と定義していたが、私はどっちかというと、実験映画に近い存在であると思った。 七里監督いわく、この映画はもともとのんきな姉さんの公開イベントとして立ち上げ、その話が大きくなり、ひとつの映画としてすえるようになったらしい。しかし豪華なキャストを使っておきながら、彼らの姿を出さないという思い切り、もったいないなぁ、と思ってしまう。つぐみさんと西島さんをつかったら、恋愛映画一本取れるのに。 また、黒澤監督が七里監督をゴダールのような作品と高く評価していた。 確かに、実験的な手法で、今までにない類の映画であった。ゴーダールのように多くの人に好まれる作品か、というとそうではないのだろう。なかなか、受け入れにくい人が大半なのではないか。学生映画ライクな映画だった。どうなっていくんだろうという期待を持って先の読めないとい。最後まで、期待をもっていたけど、最後に何かがあるわけでもないし、そんな大きいことが起こりそうな映画でもないから、まあ想像どうりではあった。新しいタイプの映画で、多くのこだわりを持った監督でいらしゃるんだなぁという感想。例えば、映像の中の女の「存在」ひとつにも、何人もの異なった女性を登場させ、「女」をひとりに特定させない曖昧さをわざと生み出したり。監督に言われないときづかないっていう細部までこだわっている映画を愛する方だった。映像の光の加減がとてもきれいだった。これからの作品に期待したい。

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