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ぐるりのこと。 (2008)

監督
橋口亮輔
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3.97 / 評価:1058件

『ハッシュ!』に並ぶ秀逸な脚本。

  • エル・オレンス さん
  • 2018年9月21日 21時44分
  • 閲覧数 2082
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

前回観た同監督作『ハッシュ!』(2001)がかなり面白かったので、本作は期待値上げて観たんですが、それ以上の面白さでした。

デキ婚した夫婦が、新生児を亡くし、仕事や病に苦しみながらも寄り添い、乗り越えていく10年ほどのスパンをじっくり描いている本作ですが、台詞回しや小道具の使い方、そして行動一つ一つの取るタイミングなど全てが秀逸で、2時間半の尺があっという間でした。

また、『ハッシュ!』同様、橋口監督特有の長回し密室会話劇の数々も、素晴らしいです。

配役もこれ以上にないキャスティング陣で、特に本作で主演女優賞を手にした翔子役の木村多江の鬱に苦しむ演技は、経験した方にはあまりにも生々しく映り、自分のことのように思えて泣けてしまうかもしれません。監督も鬱経験者であるだけに、翔子の台詞や行動が凄くリアルでした。

完璧になんでもこなそうと無理しがちな人ほど、常に鬱病と隣り合わせなんですよね。本当に。

あと、劇中で出てくる公判の数々は、90年代を知ってる世代なら、被告人の供述をちょっと聞いただけでピンと来るものばかり。かなりストレートな描写もありますが、色々大丈夫か?とヒヤヒヤしたり。

それはともかく、映画ファンのみならず、最近の邦画を軽く見ている人にも、是非観て欲しい秀作。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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