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ペルセポリス
2007年12月22日公開

ペルセポリス

PERSEPOLIS

952007年12月22日公開

cot********

3.0

主人公はなんで北朝鮮に行かないの

ユーモアたっぷりに描いているせいか、はたまた主人公の強烈なキャラクターのせいか。ウィーンで「イラン人」として何かと冷遇される主人公だけど、東洋人の自分には彼女自身が「タチの悪いヨーロッパ女」にしか見えなかった。 あとお婆ちゃんが誰かさんのタバコと健康問題を、国家問題をブチ込みながら「関係ない」と言ってたような気がするが、そうまでしてタバコ吸い続けたいのかな・・・と思った。 一方でイラン人を取り巻く諸問題を提起したのは評価したい。離婚すると居場所がなくなるんですねえ。スカーフちゃんと被らないだけで、見知らぬオッサンからセクハラ・パワハラ受けちゃうんですね。それから異様に毒づくが、温かみも感じるお婆ちゃんも良かったと思う。 ただイランを脱出した主人公が、オーストリアだの、おフランスだの。資本主義国にばかり向かってるのがなんだかよく分からない。あれだけマルクスだなんだ言ってるんだから、キューバや北朝鮮にでも向かったら、話の流れとして筋は通ってると思うけど。やっぱり資本主義国でエンジョイしたいのかな? 重要な問題提起が数々ある作品なのですけど、主人公が強烈すぎて、私にはそちらが入ってきにくかった・・・・・。

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