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銀色のシーズン
2008年1月12日公開

銀色のシーズン

1082008年1月12日公開

yut********

4.0

ネタバレ古い心の氷が解けたような....

冒頭から広がる大パノラマの絶景・銀世界。 急斜面をスキーで滑走する近景・遠景のスピード感は、 まるで、自分が滑っているような緊張感です。 そこは、とあるスキー場(+温泉☆)。 すっかり、ひきこまれていました。   ケガは治ったのに、漫然と過ごしている、元モーグル選手・銀。 3日後に、この町の“雪の教会”(←とても素敵☆)で、挙式予定の花嫁・七海。 スキー初心者の七海に、教えることになった銀。 花嫁が、挙式後、花婿と2人で、雪のスロープを滑れるために。   スキー場での出逢い☆ それだけで、トキメキそうですが、 ここでは、ゲレンデの雪が解けそうなほどの熱いロマンスではなく、 それぞれが、古い心の氷を解かして、新たな自分に出逢うキッカケを、メインにして見せているようでした。   「下ばかり見てちゃダメだ!」 転ばずに、スロープを滑れた七海が、発した言葉が、 教えていた銀の心にも、そのまま響いた言葉となったシーン。 その、滑り出す直前に、七海は、天を仰ぎましたが、 何を想っていたでしょう……? (うまく滑れますように、だけではないと思って....。) 以下ネタバレ的   ▼▼▼▼▼   雪の教会での挙式を前に、事故死していた、七海の彼。 七海は、彼の代わりはいないと想っていました。 一人でやってきた雪の教会で、 二人ですべるはずだったスロープを前に、 転んでばかりだった彼女が、顔を上げて、天を見上げて想ったこと。 それは、きっと、彼への別れだったのではないか、と…….。 (私は、あなたに寄りかかって滑ることは、もう出来ないから、 どうか、これからは、一人で滑れるように、私の背中を押してね……。) そして、滑れたあとで発した「下ばかり見てちゃダメだ!」 七海が、ただ、スキーが滑れただけのシーンではないことを感じさせてくれた、いいシーンでした。   そして、銀。 5年ぶりに出たモーグルの大会。 5年前と同じように、パフォーマンスして、同じように、高くジャンプし、 同じように転倒しました…。 しかし、違っていたのは、ゴールしたこと☆ 5年かかってやっと着いたゴールは、 彼の新しいスタートなのだ、と想うと、胸が熱くなりました。     ▼▼▼▼▼     暖冬のためか、雪を運んでのセットの中、 オープニングも、劇中の賭けスキーも、ドキドキしながら見たスキーシーン。 挫折・悲しみ…それぞれの再生(+ニアミスなロマンス☆) そして、 ラストは、コブクロの♪WHITE DAYS……。   エンターテイメント作品として、スケールの大きさも、心情の細やかさも(二人が、下手にベタ過ぎないところも) 私には、良かったです。

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