2008年3月1日公開

明日への遺言

1102008年3月1日公開
明日への遺言
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作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

第二次世界大戦終了後、戦争末期に名古屋を空爆した米軍捕虜を処刑した責任を問われ、B級戦犯として裁判にかけられた岡田資中将(藤田まこと)。裁判で彼は「一般民衆への無差別爆撃の責任は誰が負うのか、命令により実行した部下の責任は誰が負うべきなのか」と堂々と信念を主張し、戦勝国アメリカによる法廷を戦い抜く。

シネマトゥデイ(外部リンク)

本編配信

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作品レビュー(244件)

勇敢18.7%切ない18.5%泣ける16.9%知的15.6%悲しい14.3%

  • たーちゃん

    2.0

    ネタバレ報復ではありません。処罰であります。

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • Multiverse

    5.0

    文部科学省特別選定

    現実は、ほとんどが、潔くない人である。 悲しくても、生き抜くしかないね。

  • cur********

    4.0

    日本人が知らなくてはならない戦争犯罪裁判

    東京裁判では、平和に対する罪、あるいは人道に対する罪を犯した者(A級戦犯)が裁かれた。BC級戦犯に対する裁判では、戦時下で発生した様々な犯罪行為(非戦闘員に対する残虐行為など)に関わった者(BC級戦犯)らが裁かれた。前者の裁判については、一般の日本人でも一度は聞いたことがある人も多いだろうが、後者のBC級戦犯裁判について知っている、あるいは記憶を留めている一般の人たちはほとんどいないだろう。BC級戦犯裁判は、この映画で描かれている横浜の他、アジア各地の旧日本占領地域(中国、マラヤ、シンガポール、インドネシア、フィリピンなど)で開かれており、数多くの日本人被告たちが様々な罪に問われて処刑されている。こうした裁判の是非はともかく、この裁判にかけられたアジア太平洋戦争の歴史についてもっと多くの日本人が、そこで何が裁かれたのかを知ってほしいものである。

  • baw********

    4.0

    あっぱれ!

    昔の軍人の潔さはカッコ良いです。

  • cyborg_she_loves

    4.0

    「感動作」ではありません

     私はあんまり「感動」はしませんでした。  いや、胸が締め付けられるような感覚は何度も受けましたが、それは、藤田まことさん、田中好子さんという、私の大好きな二大名優いずれもの、事実上の遺作だと知った上で見ていたからです。2人とも、自分の余命はもう長くないだろうとわかった上で、「命」の尊さを描き出すこの作品に、文字通り命がけで打ち込んでおられるのが、ひしひしと伝わってきたからです。  燃え上がる母子寮の中で焼け死んでゆく子供たちを、なすすべもなく傍観しているしかなかった様子を証言する水谷愛子氏の役を、この時のスーちゃんはどんな気持ちで演じていただろう。  絞首台への階段を、にっこり微笑んで、「なぁに、隣に行くような気持ちですよ」と言い残して上がってゆく岡田中将の役を、この時の藤田まことさんはどんな気持ちで演じていただろう。  そう思ったら、胸が苦しくなりました。まだまだ活躍していただきたかったお2人ですけれど、でも素晴らしい作品もたくさん残してくれて、ありがとう、という気持ちで一杯になりました。  しかし、それは映画としての本筋とは関係のない噺です。  映画の本筋の部分に関しては、私は、こういう史実があったことはあくまで厳粛に受け止めた上で、しかしそれに単純に「感動」して終わりにするのではなく、いろいろなことを考える素材をここから得るきっかけにするようでありたいな、と思いながら見ていました。  何十万人の一般市民に地獄の苦しみを与えて虐殺した無差別爆撃をやったことは棚に上げて、数人の捕虜を斬首した行為だけを切り取って、その非道性・違法性を糾弾する裁判が、どんなに醜い偽善にすぎないかは、言うまでもありません。  しかし同時に、戦犯裁判の偽善性に腹を立てるあまり、その当の戦犯たちの犯した行為が実際に悪逆非道な違法行為であったということまで帳消しにしてしまっては、ならないとも思います。  一撃では絶命しない捕虜の首にむかって、何度も、何度も刀を振り下ろす。苦痛に引きつった顔で、それでも必死で命乞いする捕虜の首に、くりかえし、くりかえし刀を振り下ろす。そういう行為を、「無差別爆撃をやったやつに、そのぐらいのことしても当然だろ」と平然と言い放つような人間には、私はなりたくないと思います。米軍兵士の中にも、もちろん無差別爆撃を面白がっていた人たちもいたでしょうが、「こんなことやってもいいのか」と疑問に思いながら、でも上官の命令だからやむをえずやっていた人たちだって、いたんじゃないのか。もしもこの斬首された兵士が私自身の息子だったとしたら、私はどう感じただろうか。  こういう政治的な含意を持つ映画や小説に出会うと私は、「片方だけに加担しちゃ駄目だぞ」と自分に言い聞かせながら見る(読む)癖がついちゃってるもんですから、この映画を見た時も私は、岡田中将の良心の尊さはもちろん十分に評価に値するとはいえ、彼を無条件のヒーローに仕立て上げるような空気には染まりたくないな、と思いながら見ていました。  要するに、あの戦争について考える時に、誰か個人を絶対の犯罪者と見なしたり、誰か個人を絶対の英雄と見なしたりするのは、総じて間違っていると思うんです。  日本人も、アメリカ人も、全員が間違っていたんだと思います。そもそも「戦争」という行為をおこなうこと自体が、狂っているんです。そのことに、私たちは気づかなければいけないと、私はこの映画を見ていてつくづく思いました。  岡田中将ひとりを死刑にして、いったい何の意味があるのか。  そういうことを、じっくり考えさせてくれる映画でした。

スタッフ・キャスト

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ロバート・レッサーフェザーストン主任弁護人
フレッド・マックィーンバーネット主任検察官
リチャード・ニール[俳優]ラップ裁判委員長
西村雅彦町田秀実
蒼井優守部和子
近衛はな小原純子
加藤隆之岡田陽
田中好子水谷愛子
富司純子岡田温子

基本情報


タイトル
明日への遺言

上映時間

製作国
日本

製作年度

公開日

ジャンル