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グミ・チョコレート・パイン (2007)

監督
ケラリーノ・サンドロヴィッチ
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4.06 / 評価:209件

気恥かしさが青春

  • aru******** さん
  • 2012年7月6日 1時14分
  • 閲覧数 1485
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

30代後半に無職となり地元に帰った男が主人公。
実家に届いていた手紙の中に、高校時代に好きだった同級生からのものがあったが、そこに書いてあったのは『あなたのせいなのだから』だけだった。
そして旧友から、彼女が自殺したことを聞き、当時のことを思い返し・・

高校時代の主人公は(も?)冴えません。
元気な楽しい人たちのグループに入れませんが、そんな人たちを見下し、バカな奴らと違うんだと自分に言い聞かせます。

でも、そんなグループにいるかわいい女の子に恋をします。
同じクラスに居ながら、自分の名前を覚えてもらえてもいないのに。

マイナーな映画を見て、マイナーな音楽を聞いて、バンドを始めて、オナニーして。
そして好きな子のことを想って。
ポップで清々しい青春映画とは違います。
でもこの鬱屈とした感じの方が僕には共感できる部分が多いですね。

本作を見て感じるはかなさは何でしょう、切なさは何でしょう。
彼女が死んでいるという前提が、そう感じさせる一因ではあると思います。
でもそれだけじゃありません。

青春の酸っぱさが、から回るエネルギーが、上手くいかない気恥かしさが、理屈ではなく僕の胸に響きます。
もどかしい恋もいいです。

本作の中で好きな子が『人生はグミ・チョコレート・パイン』と言います。
じゃんけんをしてグーで勝ったらグミ(2歩)、チョキで勝ったらチョコレート(6歩)といった感じで、同じように見えてもどんどん先へ行ってしまう人と、なかなか前へ進めない人がいるということです。

僕も昔は周りの人と自分を比べて、自分のダメさにガッカリしたこともありました。
でも今は、人と比べるのはいいかなと思っています。
グーでも積み重ねていければいいです。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

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