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中国の植物学者の娘たち
2007年12月15日公開

中国の植物学者の娘たち

LES FILLES DU BOTANISTE/THE CHINESE BOTANIST'S DAUGHTERS/植物学家的中国女孩

PG12982007年12月15日公開

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4.0

美しい映画、という見方が妥当か。

現代中国の愛の物語を描いたものでしょうか。 随分とせつない物語です。 レズビアンからついには父を殺して仕舞うことになる二人の女性。 以前見た映画(題名は忘れてしまった)も中国の女性蔑視を描いていたが、本作でも抑圧された中国の女性が描かれています。 監督は『中国の小さなお針子』を撮った人。 たぶん、女性問題に関心があるんだろうと思います。 中国出身だけど、フランス在住。 彼の映画は中国映画というよりもフランス映画なんでしょうね。 見ようによっては、中国の人権感覚の低さを告発するような映画にもとらえられるんだけど、よくもまあ中国国内で撮影ができたもんだと思うのです。 でも、この作品、美しい中国の風景抜きには描けない作品だと思いますけど。 それにしても、中国の同性愛に対する理解の低さには驚きます。 上にも書いたように、監督のダイ・シージエは中華人民共和国の官費留学生としてフランスに渡り、そのままフランスに居ついてしまった人。 こういう人っていっぱいいるんだろうな。 外部から中国の人権問題に対して大いに語ってほしい。 日本政府も、もっと、中国の人権問題について語ってほしいのである。 領土のことばっかりでなく。 もっとも、日本だって人権感覚についてはかなり低いほうだろうから、偉そうなことは言えんのだろうなぁ。

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