ここから本文です

アメリカン・ギャングスター (2007)

AMERICAN GANGSTER

監督
リドリー・スコット
  • みたいムービー 881
  • みたログ 4,150

3.86 / 評価:1386件

解説

1970年代のニューヨークを舞台に実在した伝説のギャング、フランク・ルーカスの半生を描く犯罪サスペンス。『グラディエーター』の名匠、リドリー・スコット監督がメガホンを取り、しがない運転手から麻薬王にまで上りつめた男の一代記を骨太に描く。主演はオスカー俳優のデンゼル・ワシントン。彼を追う刑事を同じくオスカー俳優のラッセル・クロウが演じる。型破りなギャングスターの知られざる実像、多くの有名アーティストによるゲスト出演などに注目。

シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ

1970年代の初頭のニューヨークで、ハーレムを牛耳っているギャングのボスの運転手をしていたフランク・ルーカス(デンゼル・ワシントン)は、ボスの亡き後、東南アジアの麻薬を密輸する計画を決行する。時に横暴ともいえる強引なやり方で財力をつけたフランクは、マフィアにも一目置かれる麻薬王として街に君臨する。

シネマトゥデイ (外部リンク)

映画レポート

(C)2007 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.
(C)2007 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.

「アメリカン・ギャングスター」リドリー・スコットの大人の演出というしかない大作

 デンゼル・ワシントンが、1960年代から70年代にハーレム・ギャングとして頭角をあらわした伝説の悪党=フランク・ルーカスを演じる。マルコムXという過激な黒人人権運動家を演じたこともあるデンゼルが同時代のギャングを演じるわけだ。思想家とギャング。ルーカスは当時アメリカが泥沼状態に陥っていたベトナム戦争を巧みに利用、驚くべき行動力をみせて、ゴールデン・トライアングルから産地直送で純度の高いヘロインを戦死した兵士の棺にしのばせて持ち込み、人気ブランド<ブルー・マジック>として売りさばく。それまでのイタリアン・マフィアの下請けから、黒人の、黒人による、黒人(破壊)のためのシステムを構築したのがルーカスだった。誉められた業種ではないが、デンゼルが演じるとどことなく優美な起業家となる。

 彼を追いつめていくのが、「フレンチ・コネクション」のポパイ(ジーン・ハックマン)2代目といっていいラッセル・クロウだ。当時はギャングと警官の境目がないほど警官も腐敗していたが、その中の異端児がクロウなのである。目立たず行動がモットーでなかなか捜査網に浮かんでこなかったデンゼルがクロウの目に止まったのは女房が贈ってくれた派手なオーバーコートが原因という優しさはデンゼルあってこそ生きる。リドリー・スコットの大人の演出というしかない大作。(滝本誠)

映画.com(外部リンク)

2008年1月24日 更新

本文はここま>
でです このページの先頭へ