2008年1月19日公開

ヒトラーの贋札

DIE FALSCHER/THE COUNTERFEITER

962008年1月19日公開
ヒトラーの贋札
4.0

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作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(220件)


  • tos********

    3.0

    優遇されていた

    戦前、ドイツで一流の贋札作りだったサリーが、ヘルツォーク捜査官に逮捕される。戦中、ユダヤ人だったため強制収容所に入れられたサリーは、ナチスドイツのベルンハルト作戦のために、外国の贋札作りを強要される。  隔離され生きるために贋札作りを行うユダヤ人たちは、それがナチスに加担することになるという葛藤に苦しむ。しかし解放された瞬間、隔離外のユダヤ人たちの悲惨な姿に、優遇されていた自分たちとの差に衝撃をうけ、それはまた彼らを苦しめたことが容易に想像できます。解放された喜びの方が多く、優遇されていて申し訳なさそうなところを、もっと描いても良かったと思いました。

  • oir********

    3.0

    ネタバレ申し分のない力作だが感心と感興が沈黙

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • jir********

    5.0

    【朗報】ヒトラー系映画ほとんど面白い

    映画はやはりほとんどの人が非日常を求めてみるもので、ヒトラーをテーマにした映画はその非日常がリアリティとともに描けることから、ほとんどのヒトラー関連の映画が面白い 今回のヒトラーの贋札も相当面白かった まず主人公のキャラクターがいい 気骨のある感じと演じる役者の雰囲気が人間性をわざわざ語らずとも伝わってくるものがビシビシあった そして肝心の偽札作りに対しても脚本を書いた人が何でこんなに詳しく知っているんだろうというほどリアリティがありおみそれした こういうのって一体どうやって調べているのだろうと疑問に思う ただヒトラー物でもドラゴンが出てきたり空想 SF ものがあるのでそれらはつまらないけど今回のは事実に即したとても素晴らしい物語であった

  • sou********

    5.0

    卓球台もホント。特殊な強制収容所の実話…

    映画になった戦慄の実話100という本で、実際に贋札制作に関わったユダヤ人達の写真が見れる。キャスティングは、かなり実在の人物を意識して行われたのがわかる。似た雰囲気、容姿の俳優たちだ。 本には、脚色部分など書いてあるが、エピソードの多くは実際の出来事がかなり反映されているらしい。 登場人物の、アドルフ・ブルガーの回想録が基になっているらしいので、いつか読んでみたいものだ。 そもそもが、強制収容所という、現代人には理解し難い過酷な環境において、極めて特殊な扱いを受けていた囚人たち。この複雑な状態を観て、簡単な感想など述べる事など、僕にはほとんど不可能だ。 例えば、卓球台のエピソードは実話らしいのだ。教科書で知る強制収容所と、全く異なる環境にも感じるし、同時に常に死が側にある環境でもある。この複雑さが、他の強制収容所を描いた映画とは一線を画す。 いろんな映画で、いろんな人生が描かれてきたが、僕はそれらを観て、良いと思われる生き方を考える教科書としてきた部分もある。 正直、この映画の環境で、誰のように振る舞う事が出来るのか…。判断に迷う。大義、正義は理解出来る。だが、目の前に居る仲間を裏切れるのか…。答えなど見つける事は出来ずに、ただ生き残る事だけに専念しそうな気がする。 この映画にある感情を、一度は観ておいて良かった思う。 今後も、時折考えてみたいテーマだ。 ストーリーの奥深さと同様に、映像も素晴らしい。カメラワークはかなり気に入った。オープニングから、好みのカメラワークと一瞬で理解出来た。僕は、かなり好きなカメラだ。 音楽は、ほとんど気にならない存在だったが、エンドロールの曲は良い。ジャンル的に詳しくないが、メロディアスで好きだ。

  • kyo********

    4.0

    あの「悪夢」から受け継ぐもの

    ナチ占領下でのユダヤ人収容所における残酷物語です。同じような映画を見るたび身につまされます。ドイツ映画であるところにより現実感があります。 贋札作りのマニアックな解説を期待してはだめです。ポンド紙幣にボロ布の繊維が混入されているのを発見して偽造に成功するといった話くらいでしょう。 ガス室殺人はないが人権皆無の飼い殺し状態が描写されています。 贋札を米英にばらまき経済混乱をたくらんだ実話があったらしい。収用所で偽札作りをさせられることで「優遇」され生き延びたユダヤ人の話です。 主人公は戦後も闇社会で幅をきかせている。ふとして過去の記憶が思い起こされ、今の人生と戦中戦後をへて世界の無常と恒常を諦観する…というお話。 ナチによる「ホロコースト」は600万人のユダヤ人虐殺という空前の事実を有無もいわせず人々の脳裏に焼きこみます。 戦争がもたらした残酷は枢軸国側によるものだけではありません。連合国側による無差別爆撃さらに原爆、戦後のドイツ人収容所や終戦間際の民間人への迫害、大陸での日本人陵辱殺人や抑留など枚挙に暇ありません。それらに対しても圧倒的なイメージで「ホロコースト」は覆いかぶさってきます。 「ホロコースト」のディテールや規模に関する批判には「歴史修正主義」という悪のレッテルが貼られます。 ドイツ人にとってもこういう映画を作り続けることは重要なのでしょう。 単純に見てしまうとこれは教化もしくはプロパガンダの映画の一つかもしれません。 日本に置き換えて見ます。 ホロコーストはナチの政治犯罪であり「戦争犯罪とは区別されるべきものだ」と主張するとそこでも「歴史修正主義」と非難されるようです。 つまり日本の行為をドイツの行為と同列に扱い「ホロコースト」と重ね合わせることで「戦後体制」のくびきを解かない政治目的がそこにはあります。 歴史は今を生きる人間にとって都合よく解釈され利用されます。 歴史の事象の中で生きているという意味ではこの映画の登場人物たちもおそらくそうでしょう。 戦争犯罪者は裁かれ刑に処せられました。また戦争犯罪に加担させられた人々のうち刑を免れた人は戦後を生き延びました。 あの数年間の地獄はたんなる「悪夢」だったのか。 主人公(ユダヤ人)は今の(戦後の)自分を否定して次の人生へとスタートしようと決意したのでしょう。「悪夢」の中から受け継ぐものをみつけて。 他方ドイツ人たちどんな戦後の人生を送ったのでしょうか。 戦後を生きるとはドイツ人ドイツ社会も日本人日本社会も似たような妥協と諦観だったのかもしれません。

  • つとみ

    4.0

    贋札はあまり関係なかったね

    アカデミー外国語映画賞の受賞作であるが、クオリティは2000年代の作品とは思えない程度に低く内容もそれほどインパクトのあるものでもないし、少々残念な作品だ。 しかし本作は、強制収容所に入れられた個人の物語ではなく、贋札作りに携わった集団を中心に描くことで人それぞれに想いの違いがあるのだと教えてくれた。 生活の質が向上して喜ぶ者、そうではない者、自分の保身だけを考える者、命知らずな者、集団の保身を考える者、ユダヤ人全体を考える者。それぞれに魂のこもった人間らしいキャラクターたちであった。 逆にいえばそれぞれの思惑が若干見えにくく作品の焦点がブレてズレて曖昧。主人公ソロモンの感情も分かりにくい。彼の心は空っぽの空洞で虚無感も感じ取れるが、そうではない一面を突如として発揮したり本当に分かりにくい。それはまあ、人間らしいともいえるわけだが。

  • kan********

    5.0

    ネタバレ哀しいけど

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • dkf********

    3.0

    自分には合わなかった・・・

    この映画でベルンハルト作戦というものを初めて知った。「贋札による英国経済の混乱」とはナチスも凄いことを考えたものだ。それを作ったユダヤ人技師の物語という、その素材の面白さだけでそれなりの作品になるであろうことは保証されたようなもの。 ただ、あまりに演出が平坦で、史実の表面をなぞっただけというか、ドラマとしての厚みに欠ける印象だ。本作の主役はソロヴィッチのように描かれるが、もともとはブルガーの実録小説をベースにした話であり、映画のストーリーも前半はソロヴィッチ、後半がブルガー中心に描かれるようになり、どうも焦点がぼやけている気がする。娯楽性もあまりないし、盛り上がるところもない。出来として悪い内容ではないが、アカデミー賞を獲るほどのものか?というのが正直な感想。アカデミー賞受賞作は自分にとってそういう作品がけっこう多いのだが・・・ というわけで、残念ながら自分には合わなかった。★3つが精一杯。

  • hor********

    2.0

    順応

    特殊な状況で人間は順応するという話かな。 支配する側もされる側も。 映画として、見所のある映画というわけではない。 観て特をしたかというと、そうでもない。 時間の無駄だったかというと、まあそうだ。

  • bar********

    5.0

    ベルンハルト作戦

    ヒトラーの贋札(にせさつ)。いけない、どうしても「にせふだ」と読んでしまう……(笑) ナチスのユダヤ人を使った経済攻撃作戦の内幕を披露する物語。これ実話らしいです。あらすじを読むと、正義か生存かの極限の葛藤を描いているように思われがちの映画ですが、実はそこまででもありません。 ユダヤ人の強制収容所における悲惨な姿を軸に、ある種競技的な贋造作業と、ナチスの恐怖のもとで悪事に手を染めることのやるせなさを対比して描いていて、どうにもならない葛藤は描かれていない、というか、サボタージュをして贋造を止めようとするブルガーと、恐怖のために贋造に励むその他のひとびと、そして両者を繋ぎ合わせる役目をもった贋造プロ・ソロヴィッツがそれぞれ競合する概念を体現している、といったほうが正確で、そこにどうにもならないほどの葛藤を表現しようという意図は見当たらない。 ソロヴィッツと、ブルガーと、その他のひとびとが存在していることで、反発作用がだいぶ緩和されているからだ。これが個人の頭の中での出来事だったなら、それはもう恐ろしい葛藤となっただろう…… この映画はユダヤ人収容所の中でも特別な囚人たち、柔らかいベッドときちんとした身なりを与えられた作業員たちが、その代償に悪事と生存の葛藤の中へ放り込まれていくすがたを、その真実を描写しようとしたものである。 われわれはその葛藤をほとんど知ることがない。われわれはそれを外から見ているからである。だからだいぶマイルドな映画になっていると言っていいだろう。 演出面では大変よい。テンポがいいし、演技もいい。音楽もいい。悲惨さを緩和し、ドキュメンタリーチックな柔らかさがある。強烈さがないぶん、評価を下げる人もいるかもしれないが、ぼくは下げない。見やすくっていい映画だからだ。 白・青・黒、といった色調もいい。こういう目立たないところも気に入った。

  • bus********

    3.0

    ネタバレ変な緊迫感

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • bel********

    4.0

    うまくできた物語のような実話

    事実は小説より奇なり、という言葉があるが、この映画はまさにそれだと思う。 敵国を混乱させるために贋札を作るなんて、あまりにも奇天烈だと思った。 これは、主人公の小説をもとにした映画なので、私には主人公があまりにも出来すぎているように思えるのは事実だ。 ドイツが敗退していく中でのナチスは、おそらくこの映画のように無残で情けないものだったのだろう。 結局は信念よりは、自分の実益の確保が一番大事に違いない。

  • med********

    3.0

    緊張感満載。

    重厚な作品で緊張感がハンパない。 一気に見れました。 強制収容所の恐怖感、そしてユダヤ人の疎外感が描かれており、歴史の裏側を認識できて良かったです。

  • bfi********

    5.0

    観る価値有り!

    タイトルが安易で期待できなさそうですが、内容は素晴らしいです。 これは実際にあった話で登場人物もノンフィクションです。 2007年制作のドイツ・オーストリア共同作品。約100分。 贋造に長けていたユダヤ人・ブルガーは偽札を作って羽振りが良かった。 しかしナチスに捕まってしまい、地獄の強制収容所へ… ユダヤ人に対する理不尽な暴行や殺害が起きる中で、自分の技術の高さをアピールして、地獄から這い上がろうとする。 結果的に贋造セクションに入れられ、ナチスのため、自分の命のためにそこで偽札作りに精を出す。 しかし、周りのユダヤ人はナチスに手を貸すを拒ばみ、サボタージュが始まる。 私利私欲が強くてクールに生きていたブルガーだったが、仲間を見捨てることができない。 しかし、贋札を故意に失敗させてることが解ったら、サボタージュしてる人間だけじゃなく、全員の命が危ない。 仲間のプライドを尊重するか、命を尊重するか…時間がない。 その狭間で葛藤して出した結果は… と、いうあらすじです。 ナチス・ドイツ映画好きなら、観ないと損ですが、そうでない方も是非みてほしい1作です。

  • yah********

    5.0

    主役の演技が良かった

    痩せたジェイソンステイサムみたいな主役の人の演技がなかなか良かった。 子供を殺すシーンは観たくないが、この時代のドイツ人は平気でユダヤ人の赤ちゃんだろうと子供だろうと年寄りだろうと遊びのように殺していったので、歴史を知るためには目を背けず観ないといけない…。

  • tom********

    5.0

    ネタバレ名作!!

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • noh********

    5.0

    国や組織が人間を人間でなくしてしまう怖さ

    第二次世界大戦。 ドイツのザクセンハウゼン強制収容所に技術を持ったユダヤ人が集められてきます。 彼らを集めて紙幣やパスポートの偽物を作らせて戦争目的に使用していた・・・・。 それは「ベルンハイト作戦」と呼ばれていた。実際にあった話です。 (ポンド紙幣やドル紙幣の贋札を持ち込み経済を破壊する作戦)。 ナチスが収容所で贋札を作っていたという事は知りませんでした。 けど、あってもおかしくはないなと思っています。 (太平洋戦争の旧日本軍でも贋札作りは存在してました。現代では近くの某国でも話を聞きますから・・・・) この作品、とても興味深く鑑賞しました。 集められてきたユダヤ人達の究極の選択。 贋札を作れなければ・・・・殺される。 贋札作りが失敗すれば・・・殺される。 贋札作りが成功して量産されるようになれば・・・彼らは不要になりやはり殺される。 重苦しい雰囲気のまま話が続いていきます。 強制収容所といえば、私は残酷なシーンを思い出すのですが、そのようなシーンはほとんどありませんでした。 贋札作りの彼らはある意味厚遇されています。 贋札作りの彼らと他の捕虜との格差。 壁の向こうで起きている出来事が贋札作りの自分達が厚遇されているということを思い知ります。 (シャワー室の場面と収容所の他の人達と対面する場面がとても印象的です。) 印象的だったシーン。 贋札作りのメンバーであるサリーがナチス親衛隊将校の家に招待されます。 (招待された理由は作品を見てくださいね)。 そこには彼(将校)は妻と3人の子供を持つ「良き夫」であり「良き父」が映し出されています。 けど、彼はナチス親衛隊将校としての辣腕をふるう立場。 このシーンを見た時、私は国や組織が人間を人間でなくしてしまう怖さをとても感じました。

  • 一人旅

    4.0

    道具にされたユダヤ人

    第80回アカデミー賞外国語映画賞受賞作。二次大戦時、ユダヤ人技師が英ポンドと米ドルの贋札造りを強制された“ベルンハルト作戦”。その目的は両国の経済を崩壊させるためにあった。ユダヤ人はホロコーストだけじゃなく、戦争を有利に進めるためにとことん利用されていたことを今回初めて知った。贋札を造れなかったら殺されるし、たとえ成功したとしても口封じのために殺されるかもしれない。贋札造りが一時上手くいった時にはベルリンから一台の卓球台がプレゼントされる。そんなのいいから、『命を保証してくれ!』と思わざるを得なかった。

  • gettoughbetough

    2.0

    ネタバレ主人公のキャラに統一性が無い

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • ass********

    3.0

    ナチスに協力したユダヤ人.

    生きる為にナチスの贋札作りに協力するしかなかったユダヤ人とその葛藤。 強制収容所とはまた違った悲惨さで、小さな抵抗しかできなかった苦しさが…

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