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28週後... (2007)

28 WEEKS LATER

監督
フアン・カルロス・フレスナディージョ
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3.16 / 評価:1040件

解説

人間を凶暴化させるウイルスと人間との決死のサバイバル描き、大ヒットを記録したダニー・ボイル監督作『28日後...』の続編。ウイルスがまん延してから28週後、復興の兆しが見えた世界で、恐るべき事態が再びイギリスを襲う。監督は『10億分の1の男』のファン・カルロス・フレスナディージョ。出演は『フル・モンティ』のロバート・カーライルら。前作以上にパワフルでドラマチックな作品世界は必見。

シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ

人間を凶暴化させる“RAGEウイルス”の猛威が収まり、復興計画が始まったイギリス。スペイン旅行中でウイルスの難を逃れたタミー(イモジェン・プーツ)とアンディ(マッキントッシュ・マグルトン)の姉弟は、父親のドン(ロバート・カーライル)と再会を果たす。しかし、感染を逃れたドンには子どもたちに言えない秘密があった。

シネマトゥデイ (外部リンク)

映画レポート

(C)2007 TWENTIETH CENTURY FOX
(C)2007 TWENTIETH CENTURY FOX

「28週後...」極限状況における人間や非常時での国家の論理を描破

 ダニー・ボイル監督の「28日後...」は、ゾンビを凶暴化したウィルス感染者に置き換え、終末世界での恐怖のサバイバルをスリリングに描いて大ヒットした。その続編「28週後...」は、前作の設定や世界観、テイストを受け継ぎながら、極限状況における人間や国家の有り様により深く踏み込み、救いのないドラマが息苦しいまでの緊迫感で展開する。生存者たちが家族のような絆を育んだ前作から一転、親子4人の普通の一家が辿る悲劇に人類の運命を象徴させ、ウィルス殲滅の難しさと非常時での国家の論理をも見事に描いている。

 ウィルス再発の発端は、一家の夫(ロバート・カーライルが久しぶりに熱演)が、見捨てた妻に許しを請うため、彼女が保菌者とは知らずに接触すること。以後、人間や家族の“情”が、ことごとく裏目に出て感情を揺さぶられる。しかも、海外から帰国した英国人たちを保護する任務に従事していた米軍が、対応の甘さからウィルスの拡散を許し、市民を感染者もろとも全員虐殺する非情な策に出て、ロンドンは地獄の戦場と化す。目を覆う生々しさで描かれる米軍の掃討作戦とその空しさは、現実のテロとの戦いと重なって、痛烈な皮肉に感じるだろう。だが、本来国家や軍はそういうものであることを最後に思い出させ、強烈な余韻を残す。ただ、軸となるのが幼い姉弟で、生き残った英国人たちの、母国が消滅することへの葛藤が描かれなかったのは残念だ。(山口直樹)

映画.com(外部リンク)

2008年1月17日 更新

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