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ぜんぶ、フィデルのせい
2008年1月19日公開

ぜんぶ、フィデルのせい

LA FAUTE A FIDEL!

992008年1月19日公開

cha********

5.0

ネタバレ疑問のかたまり

年明けて3枚DVDをレンタルして観た映画の中では ダントツに気に入りました。 1970年頃、主人公アンナちゃん(9歳)はブルジョア で何不自由の無い豊かな生活をしていました。 ある日、パパとママはスイッチが入ったように グローバルな共産主義に目覚めます。 「皆、団結しなくちゃ!するのよ!」みたいになってしまった ご両親は生活レベルもかなり下げてゆき、お手伝いさんも 代わってしまいます。それまでのかなり豊かな生活が ガラリと変わり、欲求不満なアンナちゃん。。。 っとまあこんな感じではじまるのですが、最初は 「うわぁーアンナ可哀想じゃないかあ~」 っと呑気に観ていたのですが (なんせ勉強不足でフランスの五月革命云々とか  知らなかったので最初は半分他人事な目で  観ちゃっていたかもしれません。) 段々いじましいというか、彼女の「なぜ?どうして?」 という思いがあるからこそ話は進んでいき、 話が進むにつれ、孤独感が目立つのですが 「もう、団結は嫌だ~!」 っとママにうったえてはみるものの、ママに 「団結しようとしたのはえらいわ。」 っと撫でられて、一瞬ニコっとしてしまうアンナ。 そう、この年頃だと親に好かれたい、親が喜んでくれるならと 親に合わせて行動してしまったりするんです。 だから彼女の自分の感じる疑問に加えてパパママに 好かれたいと思う本能を考えたら子供の時に感じたりする 不安感の大きさを思い出してこれはアンナにとっては 本当にめちゃくちゃ大変な事なんだと共感しました。 彼女目線で話を観だすと段々同じように 「私も彼女の持つ疑問の答えを聞いてみたい。」という感じになり でも帰ってくる答えはどこからか拾ってきたような難しい答えとか 彼女にイライラして上から怒っている答えとか多いんですよね (第3者的な人がお話をしてくれたりもするので  それをヒントに彼女の中で答えをだそうとしてたりもします) そんな中、パパに 「なぜ今は間違ってないって言えるの?」 って問います。 何気なく言いましたけど結構ドキっとしました。 彼女の持っていた疑問のかたまりを投げたのに、 もう質問慣れしちゃっているパパにはいつもの質問 ぐらいにしかとってくれなくて 私はアンナの代わりじゃないですけど 同じようなふくれっつらをしてため息をついちゃいました。 私は妊娠、出産経験がないのでパパママより アンナ(9歳)の気持ちの方に同調してしまうのかもしれませんが・・・ その後、パパとママも団結(署名)の事でケンカをしたりします。 この映画って 「グローバルにものごと(外側)を考えて行動するのは  とても大切だとは思うけど、灯台下暗しみたいに  自分の手のとどく大切な人達の事もちゃんと深く  考えないと内側から壊れていっちゃうよ。  ・・・かといって、足元ばかり見つめていても  自分だけの世界に入っちゃうよ。」 っと教えられている感じもしました。 映画の中ではカトリックとか共産主義とか色々出てきますが 身近な他の問題にかえても共通する何かがあるような気がします。 ・・・っとそう偉そうに書いてて自分の親をじゃけんにして あまりかまっていない私には耳の痛い言葉ですが。 あはは(笑ってごまかす) 今、2009年。 もしアンナが実在している人なら50歳前なのかな? どんな女性になっているんでしょうね。。。

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