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ぜんぶ、フィデルのせい
2008年1月19日公開

ぜんぶ、フィデルのせい

LA FAUTE A FIDEL!

992008年1月19日公開

skm********

5.0

アンナの疑問は俺の疑問でもあった!凄いよ

これはこれは・・・とんでもない映画でした。 このヤフーの画像のように、小さな少女の・・・どちらかというと娯楽作品なのかと思っていた。 とんでもない。 幼い少女の目線で綴られた社会派映画であり、内容もかなり難しい。 すっかりなめてかかっていた俺が・・・アホでした。 はっきり言って、先日鑑賞したゲバラの2作品は彼の革命そのものを淡々と綴っただけのものであり、深く考えるようなものではなかった。 この今作は、70年代のフランスと南米チリやスペインの時代考証知識がないと話がチンプンカンプン。 この俺でも、ゲバラを知ろうとして少し調べたキューバ革命の内容が頭の中にあって助かった。 題名の「フィデル」は、あの人のことだとはね。。。 そんなわけで、9歳の少女アンナの両親が共産主義に目覚めたことから、この家族の生活が一変する。 9歳にしては、かなりおませさんのアンナ。 色々な大人の事情に多くの疑問が沸き出る。 ヤフー画像の仏頂面は、常に「何故なんだろう!どうしてこんなことになるんだ!」という怒りを含んだ表情。 作品の中でも、頻繁にアンナが考え込んでいる描写が登場する。 いわゆる、裕福な生活を送っていたアンナ。 「何故?どうして?元の生活に戻りたい!」 大人の事情など理解できずに苦しむアンナ。 9歳にして、これほど物事に対する好奇心というか、どうして大人たちは変わってしまたのかを一生懸命理解しようとする。 次第に色々な事情がほんの少しづつ見えてくる。 作品の前半には、デモに参加する両親に連れられて一緒に歩くのだが・・・。 これは・・・ちょっと無理があると思ったのは俺だけか。 子供が犠牲になるのはどうなのか? 最初はちょっと怒りにも似た感情が沸いた。 でも・・・家族だからこそ、勉強させる意味では必要不可欠か? ウーン (Θ_Θ;) 難しい・・・。 革命がどうの、反体制がどうの・・・ちょっと俺には難しすぎて多くは語れない。 しかし、これだけは俺には判る。 9歳にしては生意気なアンナではあるけれど。 アンナはパパやママや弟、おじいちゃんやおばあちゃん。 家族が大好きなのだ。 そりゃそうだ・・・作品の中でも、無邪気に遊ぶ姿は9歳の幼い女の子だ。 この笑顔がまたとびきりに素敵だ。 演技についてもかなり飛びぬけている。 作品の中でも、かなり無言のままのカットが数多い。 それでも、アンナが何を考えているのか・・・大きな瞳の奥に潜む資質に感嘆する。 将来が楽しみな逸材であり、大人になった女性の姿を早く見たいと思ったのは俺だけではあるまい・・・美人になるよ♪ そのアンナが・・・。 校庭で遊ぶ沢山の子供たちの輪に自然と加わっていく姿に・・・ホッとする。 沢山の大人の事情を見て聞いて・・・彼女の心の中が・・・少し変わったのだ。 まるで・・・。 ゲバラが南米をバイクで旅をしたときのように・・・。 素敵なラストシーンに惚れる。  ★ 5個 心して鑑賞しましょう!難しい内容だけれど、アンナの笑顔が一番好きだ。

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