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はじらい
2007年12月22日公開

はじらい

LES ANGES EXTERMINATEURS

R18+1002007年12月22日公開

mii********

5.0

私たちは天使でも魔女でもない。

息づかい・・・・・ 女優の眉間に皺がより、眉毛尻が下がる・・・・・ しだいに、荒々しくなる、息づかい・・・・・ 流れるように隆起した膨らみに息づくのは、互いの悦び。 そう、そこにはタブー視された女の深みが映し出されている。 溜め息がもれてしまう程の真実の女をみせつけられる。 どうしてこれ程までに造形が異なるのか、男と女。 女性であることを強調するかの如く流線美をなげかける。 これ程までも・・・・・ 他人の秘めた営みこそに興味を示すところ。 ましてや、自慰シーンを堂々と演じる女優たち。 果たして、演じているものなのか、そうではないのか。 この素敵な女性らの領域に男を交わらせなくて正解である。 いくら、引き締まったボディであっても・・・要らない。 この作品、この映像美においては男なんて必要ないものである。 この「はじらい」は、監督が前作「ひめごと」の製作過程でセクハラを訴えられ、 真実はこうであると弁明するために作られたエゴともとれる作品と解説されていますが、 しかし、 監督のどうしても我慢ならなかった嫌らしい気持ちとは裏腹に、美しく妖しく抑えた演出には共感がもてるところ。 その証拠には、 『 私たちは天使でも魔女でもない。 そう、私たちは決して命令を拒めない堕天使 』 というエスコート役を用意して、 可愛い堕天使ふたりが美しく輝く女たちの官能なる絶頂までを優しく見せてくれているのですから。 この監督がどのような気持ちで本作を世に送り出したのかは計り知れないものではあるが、映像には何らかの邪念すら感じられない。映像に罪はない。 映像の美しさ、女性の美しさに拍手を贈りたい。 優しく、そっと見届けてあげたい作品です。

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