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恋する彼女、西へ。 (2007)

監督
酒井信行
  • みたいムービー 30
  • みたログ 40

3.10 / 評価:10件

応援したくなるよね、いろんな意味で

  • dotolsutaba さん
  • 2010年8月19日 19時19分
  • 閲覧数 525
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

ご当地映画というのでしょうか、広島の方々がロマンス映画を作りたいと力を注いだ作品らしいです。
考えてみれば、広島という名前は日本人にはあまりに大きな意味を持ち、忘れてはいけないという気持ちとは別に、冗談のひとつにも出来ないくらい神聖化している部分もあるような気がします。

それが悪いというのではなく、あまりに一元化している部分への地元の方々の危惧なのでしょうか。
主旨はわかりませんが、地元経済を含めた様々な多様な発展への望みを込めたのかと、解釈いたしました。

さてこの作品、よくありがちな感じではありますが、タイムスリップと時空を超えた恋愛ものという設定を原爆投下や人間魚雷回転、など戦争のキーワードをちりばめながらも、娯楽作として作り上げようという思いがあちこちに見受けられて、とても見やすいです。
戦争を知らない世代への警鐘は最低限に押さえ、未来に向けての希望のようなものを強く感じました。

それが全体のストーリーからよく出ていたと思います。
ネタバレになるのであまり書きませんが、(まあすぐにわかってしまうとは思いますが)そんな設定や物語も後から思えば、未来志向の表れだったのかと感じています。

細かい点での不満は多々ありますが、そういったものは、単なる好みの問題と割り切ってしまいましょう。
広島と原爆というテーマを用いながらも、それをギリギリ軽んじることなく恋愛ものとして作り上げたその心意気こそが一番の意義だと思うのです。
もちろん、単純に一映画作品としての感想を述べ、甲乙つけるのが正しいのですが、私にはどうもそうした見方が出来ません。
きっと広島の方も、「あの」、という先入観を翻したいのだと私は思ったのですが、そんな気持ちなのかなと思ってみたこの映画はやはりそんな気持ち抜きには語りづらく、ある意味それも偏見と言えるのですが、仕方ないです。それが今の私と言うフィルターの限界でもあるのですから。
そんな私の感想は、この映画の面白かった部分を応援するという形になってしまうのです。

この映画も数ある反戦映画の一つとして今回衛星放送系での鑑賞だったのですが、なかなか見られない作品としても貴重だったし、十分面白かったです。
何せ、タイムスリップものだし(笑)。
ながらで見始めて、思わず最後まで見入ってしまうくらいですから、人を引きつける要素はたくさんありますよ。
特に恋愛ものとしてもいい感じです。
消化不良気味な部分はどうしても戦争というテーマの重さゆえでしょう。これは仕方ないと思います。
限られた時間の中で、精一杯頑張ったと思います。
ああ、もうこんな表現すると同情票みたいでダメですね。

いろんな意味で見所はたくさんありますよ。
決して薄っぺらな感じはありません。見る価値はあります。いろんな意味をそこから感じることが出来ると思います。例えそれが否定的なものだとしても。

そうですね、恋愛としてはある意味究極の形が見れるかもしれません。
自分に置き換えたとき、果たして同じようになるかどうか、というのも考えさせられるでしょう。

機会があれば一度手に取ってみて下さい。

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