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5.0点
久々にジョニー・トー作品を見たせいか、ノワールな雰囲気に男たちの友情など盛りだくさんな内容に震えた。 敵味方でいきなり銃撃戦が始まったかと思えば、その後敵対関係を忘れて和やかな会食に突入。 「ブレイキング・ニュース」でもあったが、極度の緊張から解き放たれるかのような和みを感じさせる。 この唐突な展開は下手な監督が撮れば目も当てられないものになるが、ジョニー・トーはそれすらも許せる。 アンソニー・ウォンのモヒカン姿に驚きつつ、フランシス・ンやラム・シューなど常連メンバーが脇を固める。 友情を男の美学に昇華させる物語は一本道とはいえ、銃撃戦の鮮やかさに舌を巻く。 まさか空き缶が男の美学を際立たせるとは思いもしなかった。
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