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チャーリー・シーンの ミスター・グッド・アドバイス

りーりー

4.0

ライトコメディ+熟女好きにはたまりません

アメリカンな傑作コメディ。 安易に教条的でないところがいい。 ひょんなことから人気コラムニストになるというストーリーだから、 説教臭いかとも思ったが、「最後はやっぱりカネがものをいう」というアメリカ的思考が、 じっとりした日本コメディとちがってすがすがしい。 人情あふれるコラムよりも、カネまみれのエピソードで埋め尽くされており、 登場人物も、トレーダー・メディア王・整形外科医・セレブを夢見るビッチ、と現代アメリカの経済的成功者たちだ。弁護士が登場しないのはご愛敬か。 一番感心したのは、一見追求心あふれていると見える女性テレビレポーターがメイクに化粧させているシーン。 ああやっぱりどんな取材も成功の元手に過ぎないのか、と納得させられる。 彼ら「勝ち組」たちは、繰り返し「負け犬」に侮蔑的発言をするが、 それをドアマンやホームレスたちが飄々と交わしていくさまは、さすが言論の自由・アメリカ。 日本だとあためごかしなマスコミと人権団体から総バッシングだから、こんな洒脱な映画は不可能だ。 限られた登場人物をくっきりとキャラ立ちさせ、かつほぼ無駄にせず活用している脚本はみごと。伏線を完全収容し、洒落たオチもある。見習いたいくらいだ。 相変わらず無表情なチャーリー・シーンは、見ているだけで本当に笑えてくる。 盛り上がりやロマンスの作り込みに掛けている気もしないでもないが、 代わりに、マスコミものにありがちな胡散臭いアジテーションがないので好感度が非常に高い。 カップルで気軽にご覧下さい。

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