女子競泳反乱軍
1.0点
邦画のホラーコーナーで、ふと足が止まる。 視線を感じる。。。 誰だ、誰が僕を見ているんだ。。。 周りを見渡しても、誰も居ない。。。 気のせいかと、ため息ひとつ。 胸を撫で下ろし、視線を落とした瞬間、 ゾッとした。 居た・・・こっちを睨んでいる。。。 目が合った。。。 瞬間、妖気アンテナがビンビンに反応する。。。 「父さん、久しぶりに、強い妖気を感じます!!!」 競泳水着を着た女の子がこっちを睨みながら 4・5人並んで立ってます。 中央の女の子の手には・・・ チェーンソー!!! やばい、これは、かなりヤバイ! 水着と制服の違いはあるが、 まさしくこのパッケージのデザインは、 『女子高生チェーンソー』と同じ! 模倣して客を騙くらかすべき名作が沢山ある中で、 よりにもよってこの作品をチョイスとは・・・ お前さん、大物だな? 斥候こそは兵站の基本。 何はともあれ、手に取って情報収集。 「隊長!、見るからにオバカであります!」 「うむ、ご苦労。安心しろ、いつまでもこのようなオ馬鹿の相手をする宿西では無い。」 「隊長!、主演の二人はどうやら、AV女優出身であります!!」 「うむ、ご苦労。安心しろ、そのような餌に条件反射的に食いつく宿西では無い。。。」 「隊長!、見事な“お胸”であります!!!」 「何をモタモタしておるか!ただちに戦闘準備だ!」 と、いうことで借りてきたんだが・・・ やはり、脱力甚だしい、どうしようもない作品だ。。。 全編に渡って突っ込み所は豊富にあるが、褒める所は数える程しか無い。 その一。競泳水着着用の女子、ポチッと立ってます。(何所かは自主規制) その二。主演の二人の乳繰り合うシーンが、結構エロエロです。 その三。棒読み台詞、お遊戯並みの演技だが、あえぎ声やエロ演技は上手な彼女達。 その四。あの楽器欲しい・・・(あまりにオバカ・エロ下品なので自主規制) 以上です。 つまり全部エロ♪ 本当、どうしようもないなこりゃ(苦笑) あらすじが無いので、紹介しながら弄ってみます。。。 とある女子高に主演のサキ(範田)が転入してきます。 早速競泳部員のサヤカ(日高)と知り合いになります。 知り合って5分と経っていないのに、一緒にシャワーを浴びるという裸の付き合いです。 極力、無駄を削ってすぐさま肝心のエロエロシーンへ突入する潔さに脱帽です。 と言うか、調ミニスカートの彼女達を常にローアングルで撮るカメラマンの、 粋でイナセな仕事ぶりにも好感を覚えます。 二人がシャワー室を出た直後、競泳部の顧問がナイフで滅多刺しでぶっ殺されます。 それを発見した女子、一応悲鳴を上げるも、すぐさま部室で「大会に出れないかもしれない」等の会話を交わして残念がってます。。。 なんとそこに、血まみれで倒れていた筈の顧問が現れて・・・ でも女子たち、さして驚きもせず、普通に彼と会話を・・・ じゃあ、あの死体はいったい誰?とか、何故生き返ったの?とか・・・一切無し! 通報しろよ!警察に(笑) この日は学校でインフルエンザの予防接種。 しかし、それが原因で教師、生徒がゾンビになります♪ このゾンビたちがまた素晴らしい。 制服を着た女子高生ゾンビ♪ 競泳水着を着た女子高生ゾンビ♪♪ 何故か服を脱いで男性を挑発する女英語教師ゾンビ♪♪♪ 教師用の大きい定規を3本も持ってジャグリングしながら殺してまわる大道芸人系ゾンビ(頭痛) これら愉快なゾンビ達と、ある理由で感染を免れた女子競泳部員たちとの戦いを描いた、 学園ホラー。。。っぽい荒唐無稽B級エロ・グロ・オバカ作品です。 そして、この学校がこんな風になったのも自分の責任だと落ち込むサキ。。。 果たして彼女の正体は?! そしてまさかの・・・驚きのどんでん返し! 『女子高生チェーンソー』と同じく、チェーンソーは意味なし。 そして同じく、超脱力の展開が待ってます。 しかしどんでん返しの所ではなく、主人公サキの取って置きの必殺技です。 開いた口が塞がらないとは、このことです。あまりにバカすぎます。。。 えぇ、まだまだ弄る所は沢山ありますよ。。。 何故競泳部員達は授業中の筈の時間でも水着を着てるんだ?とか、 サキが衰弱しているからとスープを口移しで飲ませるサヤカ。 そのくせ、何故その直後に激しく乳繰り合う元気はあるんだ?とか、 そもそも、教師や一般生徒達がゾンビとなって暴れまわっているこの非常時に、 仲良くレズってる場合じゃ無いだろっ! しかも競泳部員に勧誘し、「私、入部する♪」と快諾したりとか、 何暢気な事をやっとるんだ!とか。。。 そろそろ、字数制限でしょうか・・・ 久しぶりの大物でしたよ。全力でオススメしません。