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KAMATAKI -窯焚-
2008年2月23日公開

KAMATAKI -窯焚-

KAMATAKI

- 2008年2月23日公開

wel********

2.0

期待して観にいっただけに…

後味の悪い映画だった。 ガニオンという監督が言いたかったのは結局、青年の懊悩は性的行動を抑制する未成熟な潔癖性がもたらす心の病で、この抑圧からの解放が大人になるための道なのだ、ということか。 理屈つけてないで、たとえ誰とでもしたいと思ったときにできるようにならなきゃ大人になれないよ、というメッセージしか、私には伝わらなかった。 信楽焼の窯元が舞台に選ばれたのは、単にガニオンの日本趣味か、観客のエキゾチズムに訴える小道具か。「窯焚き」に打ち込んでいく姿も成長への要素として描かれているようにも見えるが、本質ではない。 バーの女への接し方をめぐっての意味不明な説教やホテルでのセックスシーンもとってつけたようで浮いている。「刈谷先生」もよくわからない。人間いくつになっても…ということなんだろうが別のテーマのような気もする。 この映画が言ってることがおかしいとは思わないが、私の感じた後味の悪さは、ただそれだけのテーマがもったいぶった舞台装置や人物設定で描かれていることに対する違和感なのだろう。

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