2008年1月26日公開

音符と昆布

752008年1月26日公開
音符と昆布
3.9

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作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

それまで一人っ子だと信じてきたもも(市川由衣)の前に、突然姉と名乗る女性かりん(池脇千鶴)が現れる。海外出張中の作曲家の父(宇崎竜童)に問い合わせたところ、確かに彼女は自分の実の姉だという。かりんは自閉症の1つのタイプである“アスペルガー症候群”で、姉妹は意思の疎通ができないまま共同生活を始める。

シネマトゥデイ(外部リンク)

作品レビュー(90件)

切ない19.4%かわいい18.4%泣ける10.4%不思議9.0%コミカル8.0%

  • kevinchan

    5.0

    物語の温かさ

    井上春生監督が「500頁の夢の束」のパンフレットに寄稿されていて、この映画を知りました。アマゾンでレンタル落ちを購入。500はこの映画に影響されたと言っていいほど似ていましたが、両方、心にしみ入る映画です。姉妹の将来はどうなるのだろうか。神のみぞ知る。しかしうまくやっていけるという希望を持たせてくれます。

  • tos********

    5.0

    ぎゅうっとね。

    生きていくのが、なんだか辛いときがある。 この世界で生きているのが面倒になるときがある。 なにもかも投げ出してしまえば楽になるのにね。 投げ出さない姉妹。「かりん」(池脇千鶴)と「もも」(市川由衣) 必死の努力でフードコーディネーターという職に就いている嗅覚がない妹と アスペルガー症候群で何でも拘るくせに人の気持ちはてんでわからない姉 生きていくのが大変な二人。 「もも」は、どうして生きていくのが辛いのかわかっていない。 自分のことも、金魚のことも。 そして「かりん」のことも。 だから、どうすることもできないでいる。 「かりん」は、どうして生きていくのが辛いのかわかっている。 自分のことも、金魚のことも。 そして「もも」のことも。 だけど、どうすることもできないでいる。 わからなくてできない妹。 わかっていてもできない姉。 どっちが辛いんだろうな。 ある朝、知るはずもないし、知ろうともしなかった姉の想いを知る妹。 その想いは、深くて、清らかで、とても温かい自分への想いだった。 その想いに心がグラグラと揺さぶられて初めて気がつく。 生きるのが辛くなる原因は自分の気持ちの中にあるのだと。 辛さと我慢の中で生活していると思っていた自分より、 実は姉の方がずっと辛い思いを抱えて生きてきたんだと。 「かりん」の想いと「もも」の気持ちに涙が溢れる。 だから、姉のために。 そして、自分のために。 その想いを奇跡という名の「想いやり」に変えよう。   完璧な人間なんていないんだよ。   だから笑っていようよ。   完璧な人生なんてないんだよ。   それでも誰かを愛そうよ。   いいんだよ。 人とちがっていたって。   いいんだよ。 ちょっと変わっていたって。   それが個性。 それが君。   生きづらい世の中だよね。   それでも笑顔で生きていこうよ。   笑いながらゆっくりと歩いていこうよ。   明日はきっといいことがあるから。   辛くなったら抱きしめてあげるから。   ぎゅうっと。 ねっ。 といわれているような、誰かにいいたくなるような温かいシネマだった。

  • sak********

    4.0

    ネタバレふむふむ。

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • 2.0

    池脇映画、それ以上のなにものもない

    63点 ざっくり書くと嗅覚がきかない妹のもとにある日突然アスペルガー症候群の姉が転がりこんできて、ケンカしたり仲直りしたりして、「やっぱ人と人の絆って大切だよね♪」みたいな話。 井上春生の映画は『東京の嘘』以来二本目。『東京の嘘』に比べたらかなりちゃんと映画にはなっていた。 が、あいかわらずのタイトル詐欺でお湯だけで作ったお茶漬けのような映画。 意味ありげな記号がいくつか出てくるがたいした意義に実を結ばず、映画中のオシャレ小物同様、姉を演じる池脇千鶴を彩る飾りにすぎない。 『音符と昆布』とゆうセンスありげなタイトルに身を隠したただの池脇映画。 だから、池脇そのものに対する評価でこの映画に対する評価は決まると思う。 池脇をかわいいと感じるならかわいい映画。池脇をステキと感じるならステキな映画。池脇をあざとくてしょーもないと感じるならあざとくてしょーもない映画。 改めて池脇千鶴はすごい。柴咲コウ同様、彼女らは演じるキャラクターすべてをあざとくさせる。 風景が音楽になるとゆう発想じたいは面白く映像表現ならではのものが作れそうな気もするのに、映画は母が姉が妹がとしょーもない物語に比重をおいてるんで、やっぱりしょーもない映画。

  • hsq********

    4.0

    どこか欠けているからどこか愛しい

    雰囲気的には結構好きな作品でした。 前作の「cherry pie」も何てことはない話だったけど好きだったので この監督の作品とは肌が合うのかもしれません。 タイトルからして結構好きです、こういうネーミング。 この作品に関しては池脇千鶴の演技を置いては語れないでしょう。 「役を演じてる」という範疇を軽く超えていました。 アスペルガー症候群の役でしたが、 障害をもたない人ともつ人の境界線をゆらゆらと漂うがごとく、 コミカルでシリアス、絶妙なバランスをもってかりんを描いていたと思います。 登場シーンの必死な立ち方といい、写真を眺めるときの表情といい、 心のバランスを崩したときの立ち居振る舞いといい、 彼女から目が離せなかったです。 嗅覚がないという別の、だけど見えない障害をもっているももとのぎこちない姉妹関係も これまたおもしろかったです。 そもそもフードコーディネーターなのに嗅覚がないとは、なんてシュールな^^;; 一見ドライで、でも確実に何かが欠けている雰囲気をかもし出してる市川さんも 池脇さんの演技を良い意味で際立たせる名アシストぶりだったと思います。 かえって市川さんの役どころのほうが難しいかもしれません。 あとはかりんの言動と過去の出来事とのリンク。 音符に見立てた街灯の写真。 さらっとしてて耳に爽やかに通っていく音楽。 すべてが心地よく目に耳に入ってきて、だけど何かを残していくような余韻でした。 ラストは欠けている姉妹が欠けている音符を探しにいくんですが、 妹ももの感情があふれてしまうシーンはいいなあ。 父親でもなく、彼氏でもない、ももの欠けているものを埋めてくれるもの。 あのだだっ広い景色のなかで、 見つけた最後の音符と何かを補い合った姉妹を写したシーンは すてきな絵はがきを見るようでした。 よく井上監督を語るときに「音楽や映像との融合」なんて話が出てきますが 確かにプロモーションビデオのようなさりげない印象が残る作品なんですよね。 (実際プロモーションビデオとしての性格もあるんですけど) まさに昆布茶漬けのように、 さらさらっとするするっと感覚的に入ってくる作品でした。

スタッフ・キャスト

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基本情報


タイトル
音符と昆布

上映時間

製作国
日本

製作年度

公開日

ジャンル