作品レビュー(19件)
- sal********
5.0点
ネタバレ闇社会で生き抜くために
このレビューにはネタバレが含まれています。 - doo********
4.0点
「あるいは、、、」と同じでフランス映画の中途半端なやくざ映画と思ったら結構面白いじゃん。役者も皆よかった。つまらない映画ばかりで最近退屈していたがこれは星4つだよ。これが下らないって?あんたの見る目が腐っているだけだよ。やくざ社会では女なんてセックスの対象だけだよ、現実は。アマちゃんの女子大生が六本木のクラブに今いっぱいいるが、そのうちやくざにシャブでも打たれて愛人にされちゃうよ。日本人のヤクザじゃなくて中国マフィアにね。
- le_********
3.0点
ネタバレノワールらしさ、描写しきれず
このレビューにはネタバレが含まれています。 - buc********
4.0点
結構楽しめた 映画とは完成された物で有るべき。と思われる方からは批判されると思うけど お門違い だって最下層の人間達のやることだよ? やることに一々意味無いよ、実際ギャングの生態なんてあんなもんだろ 家族愛有り、義理人情の狭間で揺れる…なんて話はそれこそ作りすぎ
- hit********
4.0点
「あるいは裏切り~」の映画監督が俳優として参加している為に、似たような邦題が付けられてしまっていますが、原題は「やくざ」です。映画の内容をわかりやすく伝える為には「フランスの犯罪者」とか「実録・フランス犯罪シンジゲート」とか付けた方が良かったかもしれません。 シェンデルフェール監督は「少女首狩事件」や「スパイバウンド」など一貫して実際にあった犯罪に想を得て作品を作っているようで、前作・前々作も映画的な盛り上がりやお約束を一切排した作風になっています。ラストは盛り上がるとか、何らかのカタルシスが得られる事は期待できません。 この映画はかなり実験的に作られており、最初の殺人のシーンでも被害者を誰が撃ったのかを意図的にわかりにくく撮ったりしています。DVDで確認するとスロー再生で1~2コマだけそれを確認できるカットがありましたが、もはやサブリミナルのレベルです。最後の最後で殺される被害者も顔をハッキリ写しませんし 要は何が起きているのかをわかりにくく撮っている上、登場人物の誰にも感情移入出来ないような人物造形を多分意図的に行っていると思われます。 監督にはギャングやマフィアに対する映画的なロマンみたいな物は一切無く、犯罪者を犯罪者として断片的に切り取って見せつけるような映画になっています。 ギャング映画やマフィア映画をたくさん観てきたので、たいていの映画なら何となく予想がつく「誰と誰が生き残るか」や「最後に誰と誰の見せ場があるか」を全て裏切る展開に驚愕しましたね。 女性への理不尽な暴力や、女性の人身売買、アラブ系ギャングの台頭など、当事者であるフランス人はこの映画を観て頭を抱えたのではないでしょうか。
- ito********
4.0点
マジメル太ったなー、と思ったら、役柄のために太ったらしい。 デ・ニーロ化?と言う人も多いとか。分かるかも。 映画は、マジメルの、裏社会での一匹狼っぷり、いい感じだった。 アメリカ映画だったら、もっと掘り下げて描くであろう人物像。 でもこれはフランス映画。俺流に描いてる。つまり、人物の心情が分かりづらい。。。 でも、全体を通して見ると、とてもカッコいいので、それでいい。フランス映画だから。 「あるいは裏切りという名の犬」の脚本に携わった元警官も俳優として参加(その人、実は、一番すっごい演技してるかも)。。ストーリーも裏社会だし、どうしても比較してしまう。 「あるいは裏切りという名の犬」のほうが分かりやすいかも。男の復讐ものだから。 「裏切りの闇で眠れ」は、マジメルとギャングのボス、お互いに一匹狼気質の男が、どう生き抜くか、、これもスリルがあって、おもしろい。 フランス映画は、やっぱりおもしろいな。 若い監督も、タイプがいろいろ出てきておもしろくなってきた。 アメリカ映画に触発されるタイプと、フランス気質を残すタイプ、それぞれおもしろい。 アレクサンドル・アジャとかスプラッター系もいるしw。 次の映画も見たくなる監督、たくさん出てきてうれしい。
- bos********
1.0点
マフィアモノかと思い借りてみたのです。 そしたら苦手なフランス映画でして、 意味のない裸やら、暴力的なシーンやら、シャブ中で、 最後も、ドタバタでおいおいって感じで。 男気も勇気も友情も恋愛も特にないような、 で、人生はそんな感じって言うようなフランス映画のいつもの終わり方で。
- njg********
2.0点
30分くらい見たのですが、つまらなさに耐えきれなくて、その後は2倍速で見ました。 Vシネのようだというレビューがありましたが、見事に的を射てますね。不自然に棒立ちした登場人物、殺しが行われているのにぽわーんと空気が軽い部屋。 というわけで星ふたつ。 邦題も狙いすぎててくさいですしね。
- 山下晴代
1.0点
よく似た題名のフレンチ・ノワール作品に、『あるいは裏切りという名の犬』があり、本作の「邦題」も、それにあやかろうとつけられたのだろうか? たしかに題名も、描かれている世界も似ているフランス映画ではあるが、本作は、『あるいは……』に、はるかに及ばない。第一、「ノワール」になってない。ただのグロテスクなだけの映画である。 多くの伏線と思われる場面がまったく伏線になっておらず、裏社会の暴力はいいが、美学も倫理もなにもない。それはそれで、フランスお得意の「デカダンス」なのかもしれないが、主人公の殺し屋役、ブノワ・マジメルファンの私も辟易するほど、グロだけに終わっている作品である。 しかも、登場する女性すべて、セックスの道具としてしか扱われておらず、薄汚いオヤジはやりたい放題……。参加している俳優たちは、こんな映画のどこがよくて出演しているのだろう? と疑問に思う。かつては、輝かしいフランス映画であったが、本作を持って、フランス映画の終焉といってもいい。 星もつけたくないくらいであるが、やはりマジメルファンである。次は、もう少しマシな映画に出て……と密かな願いを込めて……。
- ミッキー
1.0点
ネタバレ裏切りの嵐
このレビューにはネタバレが含まれています。 - tak********
2.0点
やたらめったら撃って裏切って殺して腰を振ってる映画です。 ドンパチもエロいのも好きなんですけど、この作品にはイマイチ乗り切れず。 最初は良い雰囲気で始まるんだけど途中からありゅありゃ! 誰が誰やら味方なんだか敵なんだか! ○○○写ってますけど良いんですか? 18禁だからOKなんですかね。 女性にはお勧めできない作品です。 ストレス発散にどうぞ。 でも逆にストレス溜まっちゃうかも…
- cow********
1.0点
「あるいは裏切りという名の犬」で久々にフレンチノワールの幻影を見ました。 「裏切りの闇で眠れ」この名前からもフレンチノワールを感じさせられますが、 フレンチノワールではなかった。 ノワール映画ではあるかもしれないけれど、 それに入れることはできない。 いや、入れるべきではありません。 それは、過去の偉人監督に対しての敬意として。 フレデリック・シェンデルフェルの意図は、よくわかります。 リアリズムに徹したギャング映画。 だれも真似したくない非情な世界。 新しい映画としてのジャンルを切り開こうとしていました。 しかし、これははっきり言って映画としては失敗です。 もしかしたら、いつか再評価がされる日が来るかもしれませんが、 そんな時代であれば、私は失望します。 女性をモノとしてしか描かれない、 男としての本音かもしれませんが、ナンセンスです。 ギャングん非情さを表現した拷問シーン。 映画を台無しにしてしまいました。 この映画を見た一部の人はあの拷問でひいてしまったのではないでしょうか・・・? そもそも残虐シーンは「サイコ」の様に間接的なシーンこそ美であって、 直接見せられると、シラけてしまいます。 時代の影響かもしれませんが。 堂々とされると、何でもいいような気がします。 ラストの「羊たちの沈黙」を彷彿とさせるシーンは、 爽快感ではなく、ほとんど呆れてしまいます。 ある意味やっと終わったのかという喜びはありましたが・・・。 それぞれシークエンスには、入念なリサーチがあるのですが、 すべて断片的で、繋がりというのがイマイチ浅い。 個人的には、文句だらけでしたが、 この映画は評価が分かれる作品ではないでしょうか。 好きな人は好き、嫌いな人は嫌い。 と、意見が分かれる気がします。
- kko********
2.0点
一昨年の「あるいは裏切りという名の犬」以来のフランスの男臭いアクション映画。 前評判も良かったので、観てきましたが、ま、タイトル通りに裏切りの連続で、 とにかく裏切りの為の殺しのシーンが連続。アメリカンギャングスターもこれ位は あれば、主人公のマフィアのボスのイメージが伝わったかな。 しかし、お話というと、これが意外に裏切りによる裏切りで、人間関係が複雑すぎて、 誰と誰が仲間で、対立関係なんだみたいなに、頭の中で整理するのが大変。 もう少し単純なマフィアの抗争でまとめてくれると簡単だったんだけどね。 一匹狼の殺し屋、ブノワ・マジメルのお話なのか、マフィアの大ボス、ベアトリス・ダル の話なのか、分かりません。しかし、ベアトリス・ダルの演技は良かったな、アメリカのジャックニコルソンみたいだった。アクションシーンや殺しのシーンが力が入り過ぎて感じのお話がね・・・・ テンポも若干悪いかな・・・・余計なシーンを入れ過ぎているのかな。 しかし、あの手の世界の人の人生感覚はしっかり出ていて、観ていて、ある種恐怖を覚えました。 もう少しなんとかならないのかな。ていう感じの作品でした。
- ins********
3.0点
裏社会ものとしては 様々な名作が製作されています ですが 今作品は それらの名作と比べたり 論ずるような 作品ではないと思いました 個人的には 三池崇史が描く 裏社会作品に近いと感じました やりすぎな残酷描写に エロチックな描写などは R-18指定されるほどだし Vシネっぽいとことかも そう感じました まったくスッキリとした 終わり方ではありませんが 悪くはなかったです どちらかと言えば 好きな作品で 監督の過去の2作品も 今気になっています あと劇場では 女性の方が何人か見受けられたが 今 気になっている人は 観ない方がいいと思います 物や道具の1つのように 酷く扱われていますから 注意して下さい ラストカット アフリカ系の人種が多い どこかの街の大通 人や車が 沢山ゆっくりと 行き交う その映像が 磨りガラスというか モザイクのように ぼやけている映像
- chi********
4.0点
そんなに期待していなかったのだが、実際の裏社会をえぐった様な、鮮烈な作品だった。 出だしからかなり残酷なシーンが続いたので、-普通は目を覆うくらいですが、これはほんとに 拷問の厳しい描写が入ったので、久し振りに途中みれなくなった- 観ている方としてもどうなることかとハラハラした。 けれど、ブノワ・マジメルの演技も味があり、役に入っているし、ベアトリス・ダルもドラキュラの様な歯で、 彼女らしい大胆な姿を見せてくれる。 脇の俳優達も、それぞれ個性的で本物っぽい。 中盤から、フランスの裏社会を仕切るボスたちと、一匹狼のマジメルとの信頼と裏切り、 そこに生きる悪人とその女たちの姿がはっきりと物語を語り始める。 悪人ゆえにさらに敵を恐れ、悩み、時に完璧にはめを外す。 まさにフランス映画、フィルムノワールの世界を引き継いだ映画だ。 淡々と流れる映像、殆どが夜のパリ。 暗い映像に水槽の青やネオンのオレンジと黄色、夜の店の赤い装飾物が入り、 映像の質がきれいにストーリーを役者を引き立たせる。彼らを浮かび上がらせる。 情婦たちはあくまで静かに男たちの脇を彷徨う。 後半は物語がスピードを増し、男たちは容赦なく裏切りあい、殺し合い、沈黙する。 残るのは誰なのか? そんな恐怖の中でマジメルの孤独が周りの人間を引き裂き、ラストまで目の離せない 早い流れが続く。 あの、あごが真ん中で割れた彼の顔は好きではなかったが、この映画ではいい成長振りを みせている。 細い顔にぼってりとしたお腹が、闇の世界で生きる男の図太さと繊細さを上手く表現していると感じた。 ベアトリスが鏡の前で涙を拭う時、ほんとうの女の悲しみが男とちと対照的に生きる美しさを出していて、きれいだった。 そして最後の地へ。 だんだんとこの映画の暗いムードに惹き込まれ、観ている方も巻き込まれていくような、 傍観者としてただ立ち尽くすような感覚に陥る。 殺し合いだけの残酷な世界が、悪魔たちが、あまりに強烈だった。 残酷であまりにひどい世界だった。それがリアルだった。 悪魔のような男を愛する女の悲しみが色を添えていた。 あまりにも淡々と描かれたが故に、なにか記憶に残るものがある。 そんなフランス映画らしい、いい作品だと思う。 観に来ている方は圧倒的に男の人が多かったように、女の人にはオススメできるとは言い難いが、 それでもフランスの俳優や映画が好きな方はこの映画を観る価値があると思う。 少なくとも、裏社会の現実を垣間見ることの出来る、数少ない映画だろう。
- maj********
2.0点
登場人物の誰に感情移入すれば良いのかわからないままの2時間でした。 拷問シーンのエグい描写や殺しのシーンの残酷さ、それらが生きてこないのは、 誰か一人でも登場人物に感情移入さしてもらえないとドキドキ、ハラハラはしません。 ただ淡々と事が起こるのがフレンチノワールの魅力かもしれませんが、『あるいは裏切りというなのいう名の犬』はバシバシ感情移入できました。 この違いはやはり、人物の描き方の問題なのでしょうか。 役者が良かっただけに残念です。
- i_t********
2.0点
話は・・少し複雑。。それもそのはず、仲間なのか敵なのか・・曖昧な状態なのです。それで、油断していると罠にかかったり命を狙われる、 という展開が続きます。もう、滅茶苦茶な展開・・この滅茶苦茶が好きな人は、雰囲気も良いので楽しめると思います。個人的には、「裏切って人間不信になる」ことより「人をできるだけ信じたい」タイプですので、非常に強い違和感を覚えました。 よって、映画館で雰囲気を楽しむためだけの映画に思えますので、ストーリーが気になる人はダメかもしれません。「今日、見てたら一人もパンフレットを買わない」・・これ、納得かも。
- ary********
2.0点
ネタバレ主役のファンは観よう
このレビューにはネタバレが含まれています。 - por********
4.0点
多国間での通商のために裏切られる確率が高いわけですが 裏切られて権力が低下したボスが狂いだします で殺し屋とその仲間に見切られて 服役中に策をはられ 出所と同時に殺害。その利権を殺し屋にかすみ取られ 殺し屋は海外へ逃亡 暴力のテンションの増大とそのビジネスの手広さ、そしてその交渉相手の多さなど そういったカオスな世界を古典的殺し屋の目線で1つの作品にまとめあげたという感じです 現代社会では免許制や高学歴化などあのようなシェイクスピア的狂王はいないようですが そこは映画的な縦の歴史的踏襲といったところでしょうか?