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JUNO/ジュノ (2007)

JUNO

監督
ジェイソン・ライトマン
  • みたいムービー 637
  • みたログ 3,736

3.67 / 評価:1183件

そこには愛があふれてた

  • nicomart さん
  • 2008年7月3日 12時43分
  • 閲覧数 1070
  • 役立ち度 85
    • 総合評価
    • ★★★★★

なんだなんだ、すっごいいい映画だ。

賛否両論ある、この作品。観にいかないでおこうかとも思ったけれど、
たくさんのレビューを読んでいるうちに、自分はどう感じるのか気になってたまらなくなった。

子供がほしいって思ってもうしばらくになるから、そんな立場の私には
腹が立ったり悲しくなったりする部分も少しはあるのかなとちょっと覚悟もしてた。
でも、なんだ、躊躇する必要なんてなかったなぁ。


ジュノは勝手にもっと赤ちゃんの存在を軽くみてるのかと思ってた。
でも全然そんなことない。
彼女は彼女の中で物凄いしっかりちゃんと物事を考えて判断してたと思う。
重要なことを見失わなければ、過程なんてどうだっていいじゃない。
一番大事なのは、赤ちゃんに愛情を持っているかということ。

産むって決めたのだって、短絡的なようで、でもそれだけじゃないって感じた。
細かくは描かれないその向こう側に、すっごく愛情を感じる映画。

私には、出てくる人すべてが愛すべき存在だった。
ジュノの彼も、あの年代の男の子のある面ってきっとあんな感じだろうなって思う。
養父母になりたいヴァネッサと旦那さんも、ジュノのお父さんもお継母さんも。
みーんな愛しく思えた。
人間なんて不完全だからいい。
でもみんなちゃんと愛を知っている。
不思議とみんなに感情移入できた。だからすごくせつなくもなった。

16で意思なく妊娠しちゃうこと、無責任だといわれれば、確かにそうだと思う。
赤ちゃんを育てる気持ちがないうちは、絶対に避妊をすべきだと思う。

でも実際に妊娠してしまったのだから、先を見なくちゃ行けない。
彼女が葛藤しなかったとは思わなかった。
表面的には描かれていないもっと深い思いも、ちゃんと伝わってきた。

ただシリアスな部分、苦しい部分を持ち上げて描けば、それでいい映画になるのかっていうとそれだけじゃないと思う。
明るく前向きな姿ばかりが描かれているから、いい加減なんてこともないと思う。


みんなそれぞれにいろいろつらいことも苦しいことも、内側に持ってるよ。
でもそれでも、笑顔で生きていく。
だから、人は愛すべき存在なんだー。
・・・なーんて心の中で叫びたくなった。。


臆せず前だけを見ているジュノ。考えをすぐ行動に移すジュノ。
ハンバーガ電話を使うジュノ。
イギーとパティ・スミスが好きなジュノ。

16歳だもん。16歳かぁ。
あの頃の年齢にしか持ち得ないエネルギーの真っ直ぐさに憧れる。

そして赤ちゃんがこの世に生まれてくるっていう、その事実にあらためて感動した。


観にいってよかったなぁ。


               (投稿者:30代/女/既婚/子供無)

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