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JUNO/ジュノ (2007)

JUNO

監督
ジェイソン・ライトマン
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3.66 / 評価:1098件

解説

16歳の少女が予想外の妊娠を経験し、現実を受け止めながら成長していくさまを描いたヒューマンコメディー。『サンキュー・スモーキング』のジェイソン・ライトマン監督が、『ハード キャンディ』で衝撃を与えた成長著しいエレン・ペイジの魅力をいかんなく引き出した。共演にはカナダの子役出身マイケル・セラ、『キングダム/見えざる敵』のジェニファー・ガーナー。周りを振り回すほど自意識過剰な少女を取り囲む家族や女友だちや、ボーイフレンドの視線がほほ笑ましい。

シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ

パンクとホラーが好きなクールな女子高生ジュノ(エレン・ペイジ)は、親友ブリーカー(マイケル・セラ)との興味本位にセックスをして妊娠してしまう。中絶を思いとどまったジュノは友だちのリア(オリヴィア・サールビー)に協力してもらい、養子を希望している夫婦を探すことに。理想的な夫婦を見つけ、会いに行ったジュノだったが……。

シネマトゥデイ (外部リンク)

映画レポート

TM and (C) 2007 Twentieth Century Fox. All rights reserved.
TM and (C) 2007 Twentieth Century Fox. All rights reserved.

「JUNO/ジュノ」期待を上回る幸福な余韻に浸らせてくれる

 「ハードキャンディ」で14歳の現代の赤頭巾ちゃんを演じたエレン・ペイジが、今度は16歳の妊婦に挑戦。ジュノのシニカルさを早口な喋りで端的に表現してみせる彼女は、さすが未来のオスカー女優。ドライに見えても、恋や大人の世界への傷つきやすさを秘めた少女の成長をリアルに演じて、期待を上回る幸福な余韻に浸らせてくれる。その幸福の原動力は、もちろんディアブロ・コーディの脚本。最初は産む気すらなかったジュノが里親を選択する展開に溢れるアメリカらしいリアルも、その現実をそれぞれの立場で受け入れる登場人物たちの台詞も、胸に響っきぱなし。それもこれも、鋭いセンスに注目が集まりがちなコーディが、実はいつの時代も変わらない人の心の痛みや優しさを掴んでいるからこそだ。

 そして、これは家族の物語でもある。さりげなくジュノを支える愛すべき人々には、気持ちがほっこりあったかくなる。なかでも、彼女を侮辱する人間に啖呵を切る義母のかっこいいこと! ジュノと里親の心を結ぶパンクロックやB級映画というオタクネタをちりばめながら、ポップなビジュアルに10代の気分を表す一方で、物語には大人の深み。ジェイソン・ライトマンの才能からも目が離せない。(杉谷伸子)

映画.com(外部リンク)

2008年6月12日 更新

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