2008年3月1日公開

4ヶ月、3週と2日

4 LUNI, 3 SAPTAMANI SI 2 ZILE/4 MONTHS, 3 WEEKS AND 2 DAYS/4 MOIS, 3 SEMAINES, 2 JOURS

PG121132008年3月1日公開
4ヶ月、3週と2日
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作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

チャウシェスク独裁政権末期のルーマニア、大学生のオティリア(アナマリア・マリンカ)とガビツァ(ローラ・ヴァシリウ)は寮のルームメート同士。実はガビツァは妊娠していたが、中絶は法律で禁じられていた。中絶手術の当日、予想外の事態が重なり手術の機会を逃しそうになるが、オティリアは親友のためにある決断を下す。

シネマトゥデイ(外部リンク)

作品レビュー(152件)

絶望的17.7%切ない15.5%悲しい15.1%不気味10.4%恐怖9.8%

  • カエル

    5.0

    ネタバレゴムしろよ

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • dkf********

    3.0

    衝撃的内容ではあるが意外と深みはない

    パルムドールを受賞したルーマニア映画。もうそれだけで目の濃い映画ファンなら鑑賞意欲をそそられてしまうはずだ。確かに衝撃的で興味深い内容には違いない。 チャウシェスク政権下に違法とされていた堕児施術にまつわるある物語の顛末を当時のある一日の出来事として描いた発想と構成はなかなかに斬新だし、手持ちカメラを延々と回すワンカット主体の撮影技法などの高度な技術も監督のただならぬ才気を感じさせるもの。いろんな意味でこれほどの作品は簡単に撮れるものではなく、完成度の高さは一見して納得するところだ。 ただ、この手の映画には重要なエッセンスとなる体制に対しての批判的なスタンスやシニカルな視線といったメッセージ部分が不足しているし、ストーリーの深みという点では物足りなさが残る。これほどのものを撮れる監督なら、そういう要素も加味してもう少し踏み込んで欲しかったと思う。 ルーマニア映画という括りではチャウシェスク時代の暗い時代を素材にした作品が今後も出てきそうだ。そのテーマ性を掘り下げていろいろ料理すれば、そのうち大傑作が生み出されそうな予感がしているのは自分だけだろうか。

  • 柚子

    5.0

    オティリアの長い1日…

    1987年、ルーマニア 中絶禁止の国にあって、女子大生のガビツアが妊娠してしまい、中絶の手伝いをする友人オティリアの、長い1日を描いている 自己中すぎるガビツアにイライラし、ゲスな産科医が、その百倍の醜さ、悪どさで、更に憤慨する オティリアの取る行動は、まっとうなれど、なぜにそこまで? 男尊女卑蔓延るルーマニアにあって、女が生きていくのは、本当に大変だ

  • なつ

    4.0

    DVD

    避妊、中絶禁止か、、、 中絶禁止は、パッと聞いただけじゃ、まぁまぁ納得だけど、そうかこんなことになるのか。。。 しかし友達想いの主人公。素敵。 友達イラつく、、、 闇医者もイラつく、、、

  • 一人旅

    5.0

    独裁を背景にした自由の希求

    第60回カンヌ国際映画祭パルム・ドール。 クリスティアン・ムンジウ監督作。 独裁政権末期のルーマニアを舞台に、妊娠したルームメイトの堕胎を手助けするため奔走する女子大生の姿を描いたドラマ。 なかなか鑑賞する機会の少ないルーマニア映画。1987年、チャウシェスクによる独裁政権末期のルーマニアが舞台の重厚な人間ドラマ。当時のルーマニアでは人口増加を図るため堕胎や離婚が法律で禁止されていた。そうした国内状況において、望まぬ妊娠をしたルームメイト・ガビツァの堕胎を危険を覚悟に手助けする女子大生オティリアの姿を、緊迫性に満ちた演出で静謐に綴った傑作。 ここでは堕胎の是非を巡る物語が展開されるわけではない。あくまで焦点は、堕胎が法的に禁止された中、秘密裏にそれを成し遂げようと奔走する主人公の姿を描いており、抑圧的な独裁政治の中で堕胎という名の“自由”の重みに圧倒される。自由の希求。そうしたテーマが根底には存在する。 音楽を排し、緊迫性・臨場性を極限まで追求した演出は圧巻。オティリア、ガビツァ、違法堕胎医ベベの3人がホテルの一室で顔を合わせる場面の凄味。堕胎医による堕胎手術の概要説明、金銭の交渉、そして不足した金額を埋め合わせするための肉体的交渉。スリリングで、残酷で、目を背けたくなる密会。それでも堕胎医の要求に応えざるをえない2人の女子大生の無力さが胸に迫る。 そして、違和感として浮かび上がるのが、主人公オティリアとガビツァの対比。妊娠したのはあくまでガビツァで、オティリアは彼女の堕胎を善意で手助けする立場。それにも関わらず、ガビツァは他力本願・自分本位で度々オティリアを失望させる。ガビツァは堕胎医が用意するよう指示したビニールシートを忘れ、妊娠週数に関する大きな嘘をつき、体調を心配したオティリアがかけた電話にも出ない。妊娠した当の本人はベッドの上でじっと胎児が出てくるのを待つのみで、友人のオティリアだけがガビツァのためにせわしなく動き回る。自分の事なのにどこか他人事のように振る舞うガビツァの姿が印象的で腹立たしい。自分で考え自分で動くオティリアとは対照的に、大きく思慮に欠けるガビツァは、考えることを国民に否定させたルーマニアの独裁政治が意図的に生み出した存在とも言えるのでしょう。

スタッフ・キャスト

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受賞歴

カンヌ国際映画祭第60回

パルム・ドール

LA批評家協会賞第33回

外国映画賞助演男優賞

NY批評家協会賞第74回

外国映画賞

基本情報


タイトル
4ヶ月、3週と2日

原題
4 LUNI, 3 SAPTAMANI SI 2 ZILE/4 MONTHS, 3 WEEKS AND 2 DAYS/4 MOIS, 3 SEMAINES, 2 JOURS

上映時間

製作国
ルーマニア

製作年度

公開日